柏島シュノーケリングと海水浴【人気スポット徹底案内】

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まるで船が宙に浮かんでいるような海の美しさで近年人気の高知県大月町の柏島。高知県のダイビングのメッカであり、美しい海での海水浴やシュノーケリングが人気です。
柏島で遊泳できるビーチは3箇所です。最もメジャーで気軽に美しい海に親しめる「柏島海水浴場」、穴場的で海の色がとても美しい「白浜」、本格シュノーケリングで多くの魚と遊べる「竜ヶ浜」です。今回は「柏島海水浴場」「竜ヶ浜」でのシュノーケリングを紹介します。

柏島海水浴場

柏島ビーチ

言わずと知れた柏島を代表する風景。美しい青い海と気軽に出会える熱帯魚が魅了的なビーチ。家族や子連れでのんびりと柏島の海を楽しむなら、柏島海水浴場がベスト。シュノーケリングはもちろん、足がつく場所での生き物を探すにはもってこいの場所です。

駐車場

柏島駐車場

柏島付近の道路は全て駐車禁止で、シーズンには広い路肩も全て封鎖されます。駐車場は柏島の島の中にある観光駐車場を利用します。約170台駐車可能で充分な広さです。ここが満車になるようならビーチのキャパはとっくにオーバーしているので、他のポイントに向かった方が良いでしょう。駐車料金は1日500円で当日中なら何度も出入り可能です。営業時間は8:00~18:00(7~9月)です。

トイレ

トイレは柏島ビーチへの降り口すぐ前に公衆トイレがあります。

シャワー

トイレに付属していた無料シャワーは閉鎖されています。近隣のダイビングショップなどでシャワーは有料で借りられます。柏島観光情報発信センターの備えられているパンフレットにシャワーが借りられる施設の情報が載っています。
最寄りのシャワーは柏島の中にあるダイビングショップ「シーエアー」で、料金は1回500円。ダイビング施設のシャワーとあって、温水はもちろん、シャンプー、リンス、ボディソープの備え付けがあります。コイン式ではないので、何分か経てばシャワーが止まることもありません。島内徒歩圏内はその1か所のみで、橋を渡った柏島海水浴場の向かいにはダイビングショップ3か所、民宿2か所、渡船など3か所、計8か所でシャワーが借りられます。確実に借りられるシャワーを探すなら、橋を渡って対岸に向かうのが良いでしょう。

売店

食事は「魚ごころ」という海鮮のおいしい食堂が1か所のみ。自販機は対岸集落内に何台かありますが、海の家のような施設はありません。駐車場にある柏島観光情報発信センターでお弁当の販売もありますが、販売数は少ないため、食料は事前に準備しておきましょう。

ビーチ状況

柏島海水浴場
海からのぞむ柏島海水浴場

橋の手前、右側にある防潮堤扉の階段で堤防を乗り越えてビーチへ入ります。ビーチは砂地ですがあまり広くないので、日除けはポップアップテント程度にしておきましょう。
また、ビーチにかかる2本の橋の下は絶好の日陰。奥の大きな橋の下が広くなっています。日陰は大きく動きませんが、海に向かって左へやや移動するため、早めに訪れて朝に日陰の左半分側をキープしたいところです。ただし、橋の下は岩が多くなっており海へのエントリーは難しい場所です。海に入る際は橋よりも右側の砂浜まで戻る方が安全です。

潮の満ち引き

柏島海水浴

柏島と陸に挟まれたビーチは川のようになっているため、背の立たないところは潮の流れが速くなります。自由自在に泳ぐにはフィンが必須です。また浮き輪などで浮いているとあっという間に流されますので、小さな子供からは絶対に目を離さないように。干潮時には背が立つ場所が増え、小さな子供でも安心して海の生き物を観察できる場所が増えます。特に小さな橋の下には古い橋脚跡などが残っており、熱帯魚やヤドカリなどの姿も多く見られます。

遊泳注意

柏島海水浴場

柏島海水浴場はどの方向から風が吹いても波が立つとことはなく、常に潮の満ち引きで海水が循環しており美しい海が保たれています。ブイの向こう、橋脚1本分は航路となっているので、ブイを越えないようにしてください。また橋からは絶対に飛び込まない。きつく禁止されており、過去には怪我人が何人も出ています。私の目の前でも無謀に飛び込んだ若者が救急車で病院に搬送されたことがあります。

シュノーケリング

柏島のトゲチョウチョウウオ

エメラルドグリーンの柏島の海中には多くの熱帯魚を見ることができます。普通に泳いでいるだけでも、目の前を色鮮やかなトゲチョウチョウウオが横切っていきます。

柏島シュノーケリング

小さいほうの橋の橋脚には様々な魚が泳いでいます。満潮時のシュノーケリングには絶好のポイント。橋脚に開いた穴などにオヤビッチャなどが潜んでいます。

柏島シュノーケリング

稚魚が多く泳いでいるのも柏島海水浴場の特徴。稚魚の群れが海面をよく移動しており、小さな子供でも気軽に観察することができます。

柏島シュノーケリング

古い橋脚の跡が小さな橋の下に2か所あり、まるで海底神殿遺跡のようです。浅いほうの橋脚跡の柱の跡は穴になっており、魚が潜んでいることも。なお、干潮時にはこの橋脚跡は海の中から姿を現します。

柏島オヤビッチャ

もう一つ向こうの橋脚に間には、さらに大きな古い橋脚の跡。この橋脚跡の内部にはオヤビッチャやソラスズメダイがいます。満潮時は水深もありかつ流れもあるのでフィンがないと行くことは難しい場所です。干潮時は背が立つ浅さになり、橋脚の中を簡単にのぞけるようになります。

柏島のクマノミ

どのあたりにいるかはお伝え出来ませんが、探せばイソキンチャクを住処にするクマノミもいます。人間が来ても、イソキンチャクから離れないので、ぷかぷかと浮かびながら観察することができます。

柏島シュノーケル

人間が近づくと魚は逃げますが、比較的近づけるのがこのヒトヅラハリセンボン。人間がかなり近くまで寄らないと逃げ出さない上に動きもとても遅いので、陸上生物の人間でもつきまとうことができてしまいます。その名の通り、表情がありそうな愛らしい顔をしています。

柏島のヤドカリ

ヤドカリが多いのも柏島ビーチの特徴。引き潮になると足元の小さな貝をよく見ると、結構なスピードで動いています。ほとんどがヤドカリで中にはとっても大きな個体も生息します。

感想

柏島に15年以上通っていますが、柏島海水浴場の遊泳可能場所にいる魚は少なくなりました。やはり多く人が訪れることが原因かと思います。それでも魚の数は多く、これだけの魚が気軽にみられるビーチは他にはなかなかありません。
また、海の透明度も少し落ちてきています。原因は養殖の生け簀が大量に増えたことだと思います。養殖生け簀からエサが溢れだして海を漂うのです。美しい柏島の海の写真を撮るなら、外海から生け簀のある内海へと潮が流れる(干潮から満潮へ向かう)時間の方が良いでしょう。

竜ヶ浜

柏島竜ヶ浜

シュノーケリングでサンゴや熱帯魚を見るなら、竜ヶ浜がオススメ。ここはダイビングの初級スポットになっており、とにかく魚が多いことで人気。しかも魚たちも人間に慣れていて、近づいてもほとんど逃げません。それどころか人間が泳いだあとに剥がれる藻を狙って、足元に近づいてくるくらいです。

駐車場

竜ヶ浜は「竜ヶ浜キャンプ場」の施設を利用します。日帰り海水浴客も制限内で利用が可能です。
日帰り海水浴の利用時間は9:30~16:00。時間にならないと入場できません。宿泊者以外の駐車場は26台となっており、これ以上は入場できません。駐車場は無料で受付の必要ありません。
(コロナ対策中は、来訪者の記入、検温などが実施されています。)

トイレ

管理棟にあり、自由に使用できます。

シャワー

管理棟にあります。男女別各2箇所。300円で5分間利用できるコイン式で温水も利用できます。シャンプーなどの備え付けはなく、海水浴客は15:30まで利用することができます。なお、炊事場の裏にある水道は日帰り客も使うことができ、機材洗いや足の砂を訪れないことができます。

売店

管理棟に自販機が1台飲みで、その他食料品の販売はありません。シュノーケルセットや水中カメラなどのレンタルがあります。
【竜ヶ浜キャンプ場の施設詳細は下記記事を参照ください】

ビーチ状況

竜が浜

竜ヶ浜のビーチは広いですが、石が転がる浜になっており、使い勝手はあまり良くありません。キャンプチェアを出して座るというのも難しく、ポップアップテント程度の利用が限界かと思います。
柏島海水浴場と違い、背の届く範囲で遊べる場所は限られます。岩場もビーチの左右にありますが、波も打ち付ける尖った岩場です。小さい子にはやや難しい場所ですが、魚の数は多いです。
なお、カヤックやSUPなどのパドルを使用する乗り物は使用できません。

遊泳注意

竜ヶ浜

北向の入りくんだ湾になっているので、南風の多い夏には波は立ちにくい場所です。ただし西風が強い時はやや波が立ち、養殖場からのエサや漂流物が波打ち際に流れてきます。足が立つ波打ち際は顔をつけるには戸惑う状況になりますが、その分エサを狙った魚がやって来るので、ダイビングや本格シュノーケリングをする方には絶好の状況となります。また、ダイビング船やグラスボートが湾内に入ってくるので、ブイより外側には出ないように気をつけてください。船が近づくとエンジン音が海中では良く聞こえるので、浮上して船の進路をしっかり確認しましょう。

潮の満ち引き

竜ヶ浜ダイビング

干潮になると海底のサンゴまでの距離が縮まり、素潜りでも美しい南の海の様子が観察しやすくなります。また、潮の流れが湾内に入り込むこともあり、その場合はフィンが無いと思う所へ泳げなくなります。背の立つところで泳ぐことはほとんどないので、竜ヶ浜で泳ぐならぜひフィンは用意しておきましょう。

シュノーケリング

竜ヶ浜の魚

海に向かって左側には岩場があり、その隙間には多くの魚が居ついています。このあたりの魚はよく人に慣れていて、人がやってくると逃げるどころか人が乗った岩からはがれた藻を狙って足元を悠々と泳いでいます。特に生簀から流れ出したエサが打ち上げられた日にはすごい数の魚を見ることができます。

柏島竜ヶ浜シュノーケリング

竜ヶ浜で泳ぐと、巨大な小魚の群れを何度となく見かけます。人間が泳ぐと、その群れを崩すことなく、ゆっくりと周りを迂回するように泳ぎます。その統一された動きは息が続く限り見ていたくなります。

ツノダシ

まさに熱帯魚ともいえるツノダシも何匹も泳いでいます。

カゴカキダイの群れ

カゴカキダイの群れ。ダイビングなどではおなじみの魚ですが、シュノーケリングでこれだけの群れで見られるのはとても珍しいです。元々好奇心旺盛で人間にも近づいてくる魚ですが、この群れの中で一緒に泳がせてもらいました。このあと1匹とごっつんこしてまったくらいです。

カクレクマノミの群れ

竜ヶ浜はダイビングスポットでもあり、海の中に何人かのダイバーもいました。そのダイバーを運んでくるダイビングボートが停泊する湾の中央やや左側、ダイビングボートの手前にはイソキンクチャクが群生しているポイントがあり、そこにはびっくりするくらいのクマノミが生息しています。魚が多い柏島でもつがいが1~2組見つかればいいほうですが、ここはそんなレベルではありません。もはやクマノミの団地になっいてます。

クマノミの群れ

ダイビングスポットだけあってクマノミをはじめ、ツノダシやソラススメダイ、オトメベラなどの色鮮やかな魚がエメラルドグリーンの海の中を舞っています。

クマノミ

イソキンチャクを住処とするクマノミなので、イソキンチャクがあればかなりの確率でその姿を見ることができます。この付近一帯にイソキンチャクが群生しているので、クマノミの数がすごいことになっています。これだけの数のクマノミを見たのは、日本全国の海をシュノーケリングやダイビングしましたが初めてです。

クマノミ

クマノミは人が近づいても逃げません。それどころか住処であるイソキンチャクや家族を守るために激しく威嚇してきます。こちらをじっと睨み、突然ロケットのようにこちらに向かって突っ込んできます。

ソラスズメダイの群れ

エメラルドリーンの柏島の海に宝石のように輝くソラスズメダイ。普段でもその数は多いですが、生簀のエサが流れ出しているこの日の数はすごいことに。人間におびえることなく、水中を漂うおこぼれを一生懸命に食べています。手を伸ばせば届く距離まで近づいても逃げることはありません。

柏島のサンゴ礁

岸から海に向かい右側には、見事なアオサンゴの群体が広がっています。そこには多くの魚が根付いています。

柏島のサンゴ

アオサンゴ付近はまさに南国の海。ソラスズメダイはもちろん、サンゴの海に住む黄色いスミツキトノサマダイも泳いでいます。

ハナミノカサゴ

サンゴの下には空洞ができている箇所もあり、大きめの魚が身を潜めていることも。見かけたのはハナミノカサゴ。大きなヒレをヒラヒラとさせていますが、これは刺されると猛烈に痛い毒魚。手を出さないように気を付けて。その横にはうっかり触ったり踏んだりするとかなり危険なウニのガンガゼもあります。手足はしっかりとガードしてシュノーケリングをしたい場所です。

感想

柏島のクマノミ

シュノーケリングでこれだけの数の魚を見られる場所は国内でもほとんどありません。しかも、これだけ人間を怖がらないことは驚きで、泳いでいると何度も魚にぶつかるようなレベルです。これは人間は襲わないと知っているばかりか、人間の近くにいれば大きな魚に襲われない、人間の近くにいれば、海底の岩からエサとなる藻を剥がしてくれる。そう思っているような感じがします。

柏島の海

見られる魚の数は、柏島海水浴の少なく見積もっても10倍はいるでしょう。シュノーケリング目的が熱帯魚なら、迷わず竜ヶ浜を選びたいですね。

柏島へ遊びに行くには

アクセス

東京から公共交通機関で来るのに一番時間がかかる市を自虐する土佐清水市に隣接する大月町の柏島。さすがにアクセスは車に限ります。
高知市、松山市どちらからのアクセスも同じくらいの時間で柏島に到着します。神戸より東側からのアクセスなら淡路島・高知経由、それより西ならお住まいの場所にあわせて瀬戸大橋かしまなみ海道を使い、松山経由が便利です。レンタカーを借りるなら、新幹線新を降りた新神戸か岡山や新尾道。もしくは松山か高知からになります。松山、高知へのアクセスは大阪や神戸からの高速バスも安くて本数もあり四国内でJRを使うより早くて便利です。

装備

ウニや岩場、生き物が多いのでラッシュガードは必須。マリンシューズも必須で、できればできれば爪先まで保護された底のしっかりしたものがオススメです。岩に掴まったり転倒することもあるので、マリングローブや軍手も必要です。
その他あると便利なのはクーラーバックや保冷水筒。飲み物など現地調達は限られますので、事前に準備してビーチですぐに飲めるようにしておきましょう。

買い出し

飲み物国道321号線から柏島へ向かう県道43号線へ右折する手前にあるローソンや道の駅大月で弁当や飲み物を調達して柏島に向かいましょう。県道に入ると店舗は皆無です。

ホテル・旅館

柏島海水浴場の付近にはホテルはなく、民宿が9軒あります。ただしダイビング客や釣り客の定宿となっているので、海水浴客向けのキャパは少なく、予約サイトへの掲載も一部の宿のみです。
最寄りのオススメの宿は車で約15分の所にある「ベルリーフ大月」です。8月のハイシーズンは1泊2食付き15000円ほどでおいしい海の幸を満喫できる、各部屋にあるウッドデッキから青い海を見下ろしながら滞在できるリゾートホテルです。しかも7月、9月の平日は少し食事のボリュームを落とせば、半額の約8000円ほどで宿泊できるリーズナブルな宿でもあります。
宿毛市や四万十市のシティホテル、少し離れますが足摺岬の温泉旅館もオススメです。

キャンプ

柏島海水浴場に併設されていたキャンプ場は現在も閉鎖されています。今回紹介した「竜ヶ浜キャンプ場」はもちろん、15分ほど車で戻ったところにある「大月エコロジーキャンプ場」もオススメです。アウトドアメーカーのCAPTAIN STAGと提携した充実した施設で、冷房完備のコテージもあります。また、プライベートビーチではシュノーケリングも楽しめます。(ただし南向きのため波が高い時も多い)
大月エコロジーキャンプ場から5分の所に「樫西キャンプ場」があります。最低限の施設ですが無料で利用でき、目の前にはシュノーケリングに適した樫西海岸があります。無料冷水シャワーとトイレ(ボットン)がビーチにあり、南風があっても西向きの浜からエントリーできるビーチです。波がなければ、弁天洞という貫通した海食洞でのシュノーケリングも見所です。

注意したいこと

柏島はかつて、ゴミを海や砂浜に捨てる観光客のマナーの悪さ、橋から飛び込んで出る怪我人のため、海水浴場を完全閉鎖して観光客を立ち入れなくした経緯があります。
数年ののち、柏島観光情報発信センターやルールなどを整備して再び観光客を迎え入れてくれました。「飛び込むな」「ゴミを捨てるな」「路上駐車するな」という注意書きが多くありますが、これらが守られないと本当に柏島の美しい海は再度閉ざされてしまいます。
美しい柏島の海をいつまでも楽しむため、マナーを守ってシュノーケリングを楽しみましょう。

【投稿時最終訪問 2021年7月】

■柏島近くの穴場シュノーケリングスポット

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