伊香保湯の花饅頭【田中屋と清芳亭】

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群馬県の人気温泉地である伊香保温泉。急傾斜地に作られた石段の両側に、温泉旅館や店舗が並び、湯煙が立ち上がる情緒ある温泉街です。そんな温泉街の名物で、石段を歩きながら食べられる伊香保の名物が湯の花饅頭です。全国の温泉地でよく見かける温泉まんじゅうですが、実は、伊香保温泉が温泉まんじゅうの発祥の地なのです。

石段街で食べ歩きの田中屋

伊香保田中屋

湯の花饅頭の一番人気はやはり石段街の上部にあり、温泉まんじゅうの発祥の店とされる勝月堂ですが、ここは人がとにかく並んでいます。今回は石段街のちょうど中ほどに位置する田中屋に訪れました。田中屋ではできたてを食べ歩き用に単品で販売しています。こちらのお店も繁盛していますが、並ぶ時間は少なめでしたので、散策途中に立ち寄ります。

田中屋の湯の花まんじゅう

田中屋のできたてホクホクアツアツの湯の花まんじゅう。できたてなので相当に熱いです。指で持つと、ふわっとした弾力を感じます。
食べ歩くほどではないので、石段の片隅でぱくりといただきます。田中屋の湯の花饅頭はやや小ぶり。皮はしっとりしながらもとても薄く、中には甘さ控えめでのあんこがぎっしり詰まっています。食感も柔らかくてモチモチ。出来立てならではのおいしさを温泉情緒の中でいただけました。なお値段は1個100円。賞味期限2日となっています。

持ち帰り土産は車で立ち寄れる「清芳亭」

清芳亭湯の花饅頭

お土産には、湯の花饅頭の有名店「清芳亭」で箱入りのものを購入しました。清芳亭は石段街のお店ではありませんが、駐車場を構える県道33号線沿いのお店。伊香保のメインストリートにあるので、伊香保温泉を離れる前に、車でお土産を求めて立ち寄るにはもってこいの場所です。湯の花饅頭以外にも様々なお土産屋や和菓子があります。

清芳亭湯の花饅頭

清芳亭の湯の花饅頭6個入り(700円)
出来立てではありませんが、脱酸素剤と大袋に包まれた上で小分けになっています。きちんと包装されているので、賞味期限は1週間ほどと多少長めになっています。自宅へ持帰りや職場のおみやげなら、店頭で出来立てを買うより、箱入りでしっかり密封されたものにする方がベストです。

清芳亭湯の花饅頭断面図

自宅で伊香保の旅を思い出しながら、清芳亭の湯の花饅頭をいただきます。
さとうきびから不純物を取り除いてつくった赤砂糖が使用された饅頭の皮は、伊香保の湯を思わせる深い赤茶色でツヤのある美しい見た目。それでいて半分にわるとはがれてしまうほどの薄さです。しかも口の中で残ったり貼りついたりしない絶品。北海道産のあずきを煮込んでつくられたあんこは濃厚な甘さですが、後味さっぱりでくちどけもなめらか。アツアツの時のようなフワフワモチモチさはありませんが、それでもとても上品で落ち着いた味わいです。

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