浦神社と麻生の浦大橋【パールロード観光スポット】

三重県を代表する観光地「伊勢志摩」。伊勢神宮をはじめとする神話の世界と、リアス式海岸の美しい風景が印象的な地です。そんな海と神話を深く感じられるパワースポットが、パールロード沿いにある「浦神社」です。

巨石と原始の森に守られた神秘的な浦神社

浦神社

浦神社は鳥羽から志摩へ向かう、リアス式海岸の風景を楽しめる観光道路であるパールロード。その途中、「麻生の浦大橋」の近くにあります。さほど有名でなく案内看板もほとんどない神社ですが、一目でその雰囲気にただならぬ神秘さを感じます。御神体である巨石が鎮座し、深い森に囲まれた、原始の雰囲気が漂う神社。まさに神が住まうような、神秘的な雰囲気が漂います。

浦神社鳥居

深い原始の森の中に続く参道。御神体が巨岩などの神社は概して原始的な雰囲気がありますが、この浦神社もご多分に洩れず、色濃く残る自然への畏怖を感じます。

浦神社参道

深い森の中に参道の階段が続きます。浦神社は昔から「浦の権現さん」と地元の方には親しまれているそうで、原始的な風景にありながらとても手入れがされています。

浦神社石段

照葉樹林の森の中、急な50段ほどの石段を登ります。森の香り、潮の香り、水の香り。心地よい自然の香りがいっぱいに満たされた森の中はとても気持ちよく、足も軽やかに登って行けます。

浦神社滝

参道途中には小さな滝があります。山から流れ落ちる小さな滝ですが、森の中に心地よい水音を響かせています。この水は絶えたことがないと言い伝えられています。地域の方にはとっては、神様より頂く大切な水だったのでしょう。

浦神社

高さ約30mの御神体である巨石の真下にある立派な本殿。伊勢神宮の近くということもあり、神社への深い信仰心を感じます。浦神社は、主祭神に「安曇別之命(あづみわけのみこと)」という神様がまつられています。

お乳と目の病に効くご利益パワースポット

浦神社

原始の森の中には似つかわしくない立派な拝殿が設けられています。飢饉の時など食料不足の折、浦神社にお参りするとお乳の出が良くなったことから、「お乳の神様」として信仰されていたそうです。

浦神社目薬の水

拝殿の左側にには小さな洞窟があり、その中に滴るように水が湧いています。これは「目薬の水」で、飲むと目の病に効くといわれています。なお、拝殿から目薬の水への道は短いが細く急斜面を横切るので足元には気を付けて。

浦神社の前は美しいリアス式海岸の風景

浦神社の海

森に囲まれた浦神社のすぐ横には、深い森の色が溶け出したかのようなのような海があります。

浦神社

海のすぐ横、深い原始の森と御神体である巨石が壁のようにそびえます。深く入組んだ海はまるで静かな池のようで、森の緑色を水面に鮮やかに映しています。
かお、浦神社の鳥居の前に3車を台ほど停められるスペースがあります。

麻生の浦

リアス式海岸が織り成す深い森に囲まれた穏やかな海。美しい海には養殖の筏がいくつも浮かんでおり、たくさんの海の幸に恵まれています。

麻生の浦大橋

リアス式海岸にかかる巨大な「麻生の浦大橋」真っ白で美しい曲線美を描く橋は伊勢志摩の自然に溶け込み、美しい風景を演出しています。なんと、この橋は昭和48年にかけられており、全長は196m。パールロードは麻生の浦大橋を渡り、さらに絶景へと進みます。

パールロードの観光と宿泊情報

パールロードの起点である鳥羽は、リアス式海岸や多くの島に囲まれた海沿いのリゾート地。近畿地方の修学旅行のメッカとあって、海沿いに多くのホテルや旅館があり、美味しい海の幸を楽しめます。伊勢神宮や志摩も近く、観光の拠点としてはもってこいの場所です。

【じゃらん】鳥羽の宿泊情報

浦神社

住所: 三重県鳥羽市浦村町今浦148
電話: 0599-25-1157
料金: 無料
休み: なし
営業時間: なし
交通: 伊勢道・伊勢ICから車で25分
駐車場:3台(無料)

【投稿時最終訪問 2017年9月】

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