潮岬観光タワー【潮岬の絶景展望台】

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「串本観光タワー」は本州最南端、潮岬に建つ高さ37mの展望タワー。展望台からすぐ目の前にある本州最南端の海との海抜差は100mにもなり、大海原と潮岬の風景を一望することが出来ます。タワーができたのは60年以上も前の1960年のこと。かなり老朽化が進んでおり展望台のみの営業となっていますが、目の前に広がる黒潮が流れる青い太平洋と一面の緑の望楼の芝が織りなす風景を見下ろせる潮岬随一の絶景スポットです。

本州最南端・潮岬にそびえるランドマーク

潮岬観光タワー

潮岬のシンボルとも言える「潮岬観光タワー」。何も無い場所に建つ7階建てのタワーは存在感抜群。タワーの隣には土産店とレストランが併設されています。

30年近くに南紀に数年住んだことがあり、このタワーには何度か訪れたことがあります。今回は実に20年ぶりの訪問。かつてはいくつかテナントが入っていてプリクラなどもあり、最上階からは歩いて下りられるようになっていたと記憶していますが、今はテナントはすべて退去しており、展望塔としてのみ営業しています。まもなく築70年を迎える建物で、台風や海風にさらされ続けるタワーのメンテナンスはかなり大変な様子。かなり寂れた感じが払拭できず、近い将来にはおそらく閉鎖されるのでは・・・

エルトゥールル号

タワーの1階には潮岬の東側にある大島で明治23年に遭難したトルコの軍艦、エルトゥールル号の模型が展示されています。海に投げ出された乗員を住民が必死に救助を行ったことから、今日の日本とトルコの深い友好関係となっています。また2015年に日本・トルコ友好150周年を記念してつくられた映画「海難1890」の紹介もされています。

展望ベランダから眺める本州最南端・潮岬

潮岬観光タワー展望テラス

エレベーターを下りると展望室になっています。室内からは外が見えにくいですが、ベランダに出れば潮岬の絶景を眺望できます。ベランダはタワーを1周しており、360°の大パノラマが楽しめます。

潮岬観光タワーからの潮岬灯台

潮岬観光タワーから見える白亜の灯台は「潮岬灯台」。日本最古の洋式灯台のひとつで登頂まで登れる観光灯台で、潮岬の観光スポットの一つになっています。ぜひこの後に訪れたい場所です。なお、写真の中央にある建物は本州最南端の宿「みさきロッジ ニシダ」です。古くからある民宿ですが近年リフォームされた全室オーシャンビューの客室。地元の漁師から直接仕入れた新鮮な海鮮料理が人気の最果ての宿です。

本州最南端

望楼の芝生には本州最南端の碑があります。その奥にある岩の塊はクレ崎と名付けらています。実はこの岩場の先端が真の本州最南端。望楼の芝生から海岸に下りる道がありますが、岩の上を行くのはかなり危険なのでここで満足しておきましょう。

本州最南端の海

黒潮が直接流れ込む潮岬。透明で青い海が白波を立てる荒々しくも美しい光景です。海面から展望台までの標高差は100m。高いところから見下ろす海はその青さがさらに際立ち美しく見えます。

潮岬観光タワー屋上展望台への階段

ベランダからは屋上へ続く階段があります。バリアフリーではありませんがさらに絶景を展望することが出来ます。

屋上展望台からは遮るものなく広がる潮岬の絶景

潮岬観光タワー屋上展望台

潮岬観光灯台の屋上。双眼鏡と本州最南端潮岬の碑があり、最上階ベランダより展望が良いのはもちろん、開放感がありフォトスポットにももってこいです。

潮岬観光タワーからの潮岬

屋上からは海だけでなく南国情緒漂う潮岬の街並みも展望することが出来ます。大阪などがある同じ紀伊半島にあるとは思えない、まるで沖縄のような南の島を感じる開放的な景色が広がります。

潮岬観光タワーからの潮岬灯台

屋上から望む潮岬灯台。30mの断崖絶壁の上に建ち、海と空の青、森の緑と白亜の灯台のコントラストがとても見事です。明治6年の初点灯し、今の姿になったのは明治11年。100余年もの間この地で海上交通の要所として沖行く船を照らし続けています。高さ約20mの灯台の上には登ることができ、足元に広がる潮岬の青く澄んだ海を眺められる少しスリリングな絶景スポットです。

潮岬観光タワーからの望楼の芝

潮岬観光タワーの前に広がる望楼の芝。約10万㎡の広大な芝生広場の先端には本州最南端の碑と海を見ながらくつろげる「潮風の休憩所」があります。観光タワーを降りたら忘れずに立ち寄りたいスポットです。とても手入れが行き届いた芝生の鮮やかな緑色は、タワーから見下ろすと南の海の青さと見事なコントラストをでとても美しく見えます。

望楼の芝駐車場

繁忙期を除いて望楼の芝では無料でキャンプをすることができます。その際は望楼の芝の東側に無料駐車場を利用します。

本州最南端潮岬

タワーから望む望楼の芝と太平洋が一体となった絶景。この先には何もなく地球の丸さを感じられます。この本州最南端の風景をダイナミックに一望できるのはやはり串本観光タワーの魅力のひとつ。潮岬に来たならぜひ立ち寄りたいスポットです。

潮岬観光タワー

住所: 東牟婁郡串本町潮岬2706-26
電話: 0735-62-0810
営業時間: 9:00~17:00
休業日: なし
料金: 大人300円、小・中学生100円
交通: JR串本駅より車で約15分
駐車場: 100台(無料)

【投稿時最終訪問 2023年8月】

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