大久展望台 【国道197号線・メロディーライン】

日本一細長い半島の佐田岬半島。四国の西の端、九州に向かって突き出した40kmもの長さを誇る半島だ。
この佐田岬半島のど真ん中、山の上の稜線を縫うように走る国道197号線は「メロディーライン」と名付けられた快適なドライブルート。右と左、両方に青い海を見下ろし、幾つも林立する巨大な風車の間を縫いながら走るルートは、愛媛でも指折りの走り応えのある道だ。途中には気持ちの良い「亀ヶ池温泉」や「伊方ビジターハウス」、道の駅などもあり、立ち寄りどころも多いのも魅力。

そんなドライブの立ち寄りどころのひとつとして、今回紹介するのが「大久展望台」(おおくてんぼうだい)。何度かメロディーラインを走って、その独特の外観にどうしても気になっていた場所。いつもは「何これ?」と言いながら素通りしていたが、今回はここに立ち寄ってみた。

大久展望台

まるでパルテノン神殿のような、重厚なギリシア神殿を思わせる外観。その正体は、無料の展望台兼、休憩所。1階にはトイレがあり、2階は展望台と展望部屋がある。部屋の中には何もなく、一面ガラス張りの窓から宇和海を見下ろせるようになっている。
広い駐車場には自販機もあり、長いドライブの途中に、絶景を見ながら一服するのにはもってこいのスポットだ。

佐田岬半島の風車

展望台の向かい、山の稜線の上には巨大な風車が立ち並ぶ。風に吹かれて、ビルのような大きな風車が間近で回る風景は圧巻。残念ながら、この日の天気は悪く、ドライブ日和ではなかったが、半島には雲がかかり、それはそれでまた、とても幻想的。

佐田岬半島

展望台から見る佐田岬半島の連なりと、宇和海。快晴の日なら、青い海と緑の山が、ずっと向こうまで続いていく絶景が楽しめる。この日は天気が悪かったとはいえ、低くたなびく、まるで生き物のような雲が、水墨画のような幻想的な風景を見せてくれた。

大久展望台

東側に目をやると、佐田岬半島の付け根にある四国本土が見える。四国の山々と海の上には雲が流れ、はるか下の海から、雲が駆け上がってくる。こちらも幻想的な風景だ。
展望台の隣にはレストランがあり、ガラス張りの建物からは、この絶景が一望できそうだ。
途中の道の駅、「伊方きらら館」「瀬戸農業公園」の次にある休憩スポット。素敵な風景を見ながら疲れを癒せる場所なので、道の駅に寄り損ねた時は、この場所を利用したい。

伊方の観光・宿泊情報

八幡浜からのドライブルートとして人気の場所が佐田岬半島を走り抜ける国道197号線(メロディーライン)です。40kmも海に突き出した半島のドライブは両側に海を見下ろす絶景の連続。ドライブの終点、四国最西端の佐田岬からは九州も望める美しい風景です。

佐田岬にある四国最西端の宿「民宿大岩」は、美味しい海鮮がお腹いっぱい食べられると人気の宿。漁師が水揚げしたばかりの新鮮な海の幸を刺身や炉端焼きでこれでもかというほど頂け、しかもリーズナブル。海を見下ろす展望風呂も人気の宿で、ここに泊るためにドライブを楽しむ人も多いのです。

【じゃらん】八幡浜・伊方周辺の宿一覧

大久展望台

住所: 愛媛県西宇和郡伊方町大久
料金: 無料
営業時間: 24時間年中無休
駐車場: 20台(無料)

【投稿時最終訪問 2011年6月】

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