南紀熊野ジオパークセンター【潮岬・無料の人気ビジターセンター】
「南紀熊野ジオパークセンター」は、本州最南端・潮岬にあるビジターセンター。南紀熊野ジオパークの情報発信や調査研究の拠点として2019年にオープンしました。最新の技術を使った展示は大人も子どもも楽しめ、地形好きなガイドの解説も面白く、ブラタモリ好きなら絶対に外せないスポット。入場料も無料なので、潮岬に訪れたなら是非立ち寄りたい観光施設です。
最新設備と学芸員の面白い解説が魅了のビジターセンター
潮岬タワーに隣接し、望楼の芝を正面に眺める場所に南紀熊野ジオパークセンターはあります。入場料は無料なので、是非潮岬観光には立ち寄りたいスポットです。
明るくウッディなエントランス。ガイドの方が常駐しており、詳しく説明をしてくれます。その説明はとても面白く、NHKの人気番組だったブラタモリを彷彿とさせる楽しみを感じられます。
エントランスの足元には紀伊半島の航空写真がプリントされています。まるで宇宙から見たかのようなリアルな南紀の姿。今はどこにいて、どのルートでここまで旅をしたか。熊野大社はどこにあるかなど、足元の地形に見入ってしまいます。
エントランスの次のブースは暗くなっており、プロジェクションマッピングを使った最新の映像展示があります。
紀伊半島の立体地形模型にプロジェクションマッピングが投影され、美しく迫力の映像が目の前で展開されます。
プロジェクションマッピングでは紀伊半島の成り立ちが投影されます。最新の技術を使っているだけあって、迫力がすごいです。
プロジェクションマッピングの隣には様々な展示があります。ここでも地形好きのガイドの方が色々と丁寧に解説してくれます。
最新技術で楽しく体験できる数々の展示
先に進むとここにもプロジェクションマッピング。足元に紀伊半島の川がデジタルで再現されています。
時々、川の主といえる大物がゆっくりと泳いできます。葉が流れ、カニが歩いてくる様はリアルながらも川の滅多にない表情を凝集して見せてくれます。
すごいのは、川の上を歩くと、それに合わせて水が乱れて魚が驚いて逃げていきます。ちょっとしたバーチャルな川遊びができます。
プロジクションマッピングの脇には無地のうちわが置いています。せせらぎに足を浸して涼を取る体験ができるのかと思いきや、ガイドの方から、このように「魚すくい」ができますと教えていただく。泳ぐ魚をうちわの中から逃げ出さないように追いかける、デジタルとアナログが合わさった楽しい夏の楽しみです。
化石発掘ゲーム。刷毛を使い画面を刷くと、砂の下から化石が出てきます。
地球プレートパズル。地球を構成するプレートを形と世界地図をヒントに素早く組み上げてタイムを競います。スタートボタンを押すと、地球を覆うプレートが剥がれ落ちます。
2階展示コーナー。熊野大社に関連する祭りや周辺の地形が展示されています。
2階の映像室。約1400万年前に紀伊半島で起こった火山活動をテーマにした約10分の映像を上映しています
本州最南端の海を眺める楽しい実験コーナー
再び1階に戻り先に進むと、自由スペースがあります。本州最南端の潮岬と太平洋を広い窓から眺めながられる開放的で明るいスペースになっています。
自由スペースは様々な実験や観察ができるウッディなラボとして展示されています。
川ができる様子を再現した実験コーナー。ブラタモリでもよくやっていた実験で、かなり大規模なものです。とても見ごたえがあります。
電子顕微鏡で鉱石の表面をモニターに映して観察することができます。
小さいこどもに大人気のクイズコーナー。
ジョイスティックでドローン操作するシュミレーター。潮岬付近の飛行を疑似体験できます。
南紀熊野ジオジオサイトに登録されている地形を紹介するコーナー。その場所の名前が記されたキューブを置くと、その映像を見られる仕組みになっています。
南紀熊野ジオパークセンター
場所: 和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2838-3
電話: 0735-67-7100
営業時間: 9:00~17:00
休館日: 年末年始
料金: 無料
駐車場: 普通車20台
アクセス: JR串本駅より車で約15分
【投稿時最終訪問 2023年8月】