道後温泉無料足湯めぐり

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愛媛で一番有名であろう観光地の「道後温泉」。それは「道後温泉本館」とその周辺の立派な温泉宿が人気だ。しかし、ほとんどお金をかけず道後温泉を楽しむ方法として「足湯」がある。近年、無料の足湯を開放する宿が多くなってきたので、「足湯のはしご」を楽しみに道後温泉に出かけた。道後温泉本館などの日帰り湯に入る時間や準備がない時にちょっとした散歩にももってこいのコースだ。
「足湯めぐり」のスタート地点は「伊予鉄道・道後温泉駅」。大正や明治を思わせるレトロな雰囲気の駅舎に早速1つ目の足湯がある。

放生園 【6:00~23:00】

放生園

駅を降りてすぐ目の前の時計台が目印。「放生園」と名付けられた広場には大きな足湯がある。道後温泉本館で使用されていた湯釜から並々と流れ出す湯に足を浸すのはとても気持ちがいい。
道後温泉の玄関口にあるだけに、湯量、湯質、そして足湯の広さはこれからめぐる足湯の中でもトップクラス。この足湯には、女性がストッキングを脱げるよう簡単な脱衣所(無料)がある。ここで身だしなみを整えてから足湯めぐりに出発できる。
また、足湯の横にある「坊ちゃんカラクリ時計」は1時間に1度、カラクリが稼働する。松山が発祥の「野球拳」の音楽をモチーフにした軽快な音楽とともに時計台がせり上がる。そして、小説「坊っちゃん」に登場したキャラクターの人形が楽しく踊り始める。時間をうまく合わせると、足湯につかりながら、束の間のショーを楽しめる。

椿の湯
椿の湯

道後温泉どんぐりの森
ジブリショップ

さて、放生園の足湯を楽しんだら道後温泉の商店街へ。商店街の突き当たりにあるのは「椿の湯」ここは「道後温泉本館」と双璧をなす公衆浴場。
浴室の造りは本館のそれによく似ているが、こちらはどちらかというと地元の人が多い。本館に入ったことがある人は、ぜひこちらの湯も楽しんでもらいたい。

椿の湯を右折して、さらに進むと道後温泉本館がある。しかし、その途中に目を引く場所が。こんな場所になぜか「ジブリショップ」がある。道後温泉本館の建物が、「千と千尋の神隠し」の舞台のモチーフにされたという話は有名だ。そのためにここにジブリショップがあるのかどうかは謎ではあるが・・・
どちらにせよ、ジブリアニメのモチーフにされた場所のすぐそばにジブリショップがある。これはジブリが好きなら必ず立ち寄っておきたいところだ。

道後温泉本館

道後温泉本館

商店街を抜けると、そこは「道後温泉本館」。道後温泉は聖徳太子も入湯したといわれる日本最古の温泉。その道後温泉の現在のシンボルである、『道後温泉本館』は明治27年に建てられた木造三層楼。城大工の手によって建てられ、皇族専用の浴室も備える、非常に珍しく貴重な建物で、平成6年には国の重要文化財に指定されている
中に入るとまるで別の世界に迷い込んだような不思議な空間が広がる。ここでの入浴は格別。個室を使わなければ入浴料もさほど高くないので、まだ入浴したことがなく、時間に余裕があれば是非この湯には浸かっておきたい。

ホテル葛城 【12:00~19:00】

ホテル葛城足湯

道後温泉本館からはホテルの軒先に設けられた無料の足湯をめぐる。まず「ホテル葛城」のエントランス横にある足湯に。檜風呂を思わせる足湯には腰かけがあり、風情も満点。

大和屋本店 【6:00~23:00】

大和屋本店足湯

ここの足湯は井桁のように枠が組まれており、広さもかなりあり、ゆっくりとくつろげる。訪れた足湯の中では唯一、飲み物が注文できる。インターホンでソフトドリンクや地ビールを注文すると運んできてくれる。飲み物をオーダーすれば、足を拭うタオルを無料で貸してくれる。湯量もたっぷりで、とても気持ちの良い足湯だった。

道後山の手ホテル 【7:00~22:00】

道後山の手ホテル足湯

和風旅館が立ち並ぶ中、このホテルはオールド・イングランドのイメージでひときわ目を引く。ロビーではシルクハットをかぶったホテルマンが迎えてくれる。そのため、足湯も洋風のイメージ。ウッドチェアーがとても気持ちがいいが残念ながら定員はたったの2人。それでもここに座って足を湯に浸していると、ちょっと贅沢な気分になれる。足湯の温度はやや低めだった。

宝荘園ホテル 【6:30~22:00】

宝荘園足湯

道後山の手ホテルのすぐ横にあり、その気になれば裸足で移動も・・・(笑)
お湯はやや熱めだが、すぐになれる。体がぽかぽかと温まって、とても気持ちがいい。湯量もたっぷりで、すこぶる気持ちがいい。

ホテル椿館別館 【24時間】

椿館別館足湯

湯量もたっぷりで温度もちょうど良い。個人的に湯が一番気持ちがいいと思ったのはここだった。一番最初に訪れた放生園も勝るとも劣らない湯質だが、ホテルの足湯はまだ知られていないようで訪れる人はとても少ない。足湯は土曜日に訪れたにも関わらす、他の人の順番待ちなどまったく気にすることなく、ゆっくりと楽しめた。
この椿館の足湯で先客が小説を読みながら湯を楽しんでいたが、なるほど、そうしたくなるのがよくわかる気持ちよさだ。

道後館 【6:00~22:00】

道後館足湯

本日最後の足湯になったのは、この道後館。愛媛の特産物である菊間瓦で作った巨大な鬼瓦が湯を吐き出している。湯が流れる水路のそこにはぎっしりと小さな石が敷き詰められている。しかも、わざわざ角を上に向けて。この上を歩くと、温泉と足つぼの効果でとても健康に良いそうだ。
試しに歩いてみたが・・・とっても痛い。どうやら僕も不健康の塊のようだ。

道後温泉足湯巡り地図

さて、今回足湯を7つ巡ったが、まだ足湯(手湯)が5つあるそうだ。時間があれば完全制覇したかったが、また次の機会の楽しみにしたい。
基本的に足湯はすべて無料だが、タオルなどの備え付け原則なし。足湯めぐりをするなら、小さなタオルを1枚は持ってめぐりたい。
また、足湯めぐりをする間にお腹が減ったり、ちょっと休憩したいときでも、おいしいお店がいっぱいあるので困らない。

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