へび道【谷中散策】
「へび道」は徳川慶喜や渋沢栄一などの歴史的な人物が眠る谷中墓地や夏目漱石や森鴎外が生まれ育った下町・寺町の静かな雰囲気を残す谷中を代表する散策路です。地図を見ると直線の道路に区切られた住宅街の中に、その名のとおりへびのようにクネクネとのたうち南北に延びる約300mの細い道で、かつては藍染川という小さな川が流れていました。暗渠として地下河川となったあと、その上に生活道路が設けられましたが、とても趣のある道となっています。閑静な住宅街の生活道路ですが、洒落た雑貨店や飲食店などのお店もいくつか道沿いにあり、散策に訪れる人も多いスポットです。
住宅に挟まれたまがりくねった道
北側からへび道を歩きます。へび道はかつてここに流れていた藍染川に架かっていた枇杷橋跡からはじまります。
道の細さはさほど付近の細道とかわりませんが、右に左に曲がりくねる細い道は先を見通せません。この先に何があるのか、ワクワク感を感じます。
道沿いには一般の住宅が並び、地元の方が通行します。迷惑にならないように散策しましょう。
沿道に点在する洒落たお店も魅力的
ここがへび道の最南端。ここからは細いながらも道路は直線となって見通しがきくようになります。へび道には何軒かのお店があります。つい先日までは有名なカメノコタワシの谷中店がありましたが2020年11月に移転し、違うお店となっています。そのほかにもスイーツや雑貨、衣服などのお店があり、どれも小さいながらも洒落た雰囲気で、ふらりと立ち寄りたくなります。
へび道
場所: 東京都文京区千駄木2丁目~台東区谷中2丁目
交通: 東京メトロ千代田線・千駄木駅より徒歩2分(へび道北側)
駐車場: なし
【投稿時最終訪問 2020年11月】