室町うどん【老舗の味と子連れ歓迎の駅近讃岐うどん】

うどん県・香川を訪れたなら必ず食べておきたい本場の讃岐うどん。瀬戸大橋が四国に入ってすぐの駅、坂出の駅近くにある「室町うどん」はよくあるチェーン店の形式ながら老舗の製麺所の麺が味わえ、子連れでも大変利用しやすいお店です。

室町うどん

「室町うどん」はJR坂出駅からほど近く、市役所などの市街地ど真ん中にあるのは讃岐うどん巡りにはありがたい立地。
店構えを見てもわかるように、比較的新しい店で、2009年にオープンしたうどん店だ。しかし店としての歴史は浅くても、「製麺」の歴史は古い。
実はこの「室町」、製麺所として半世紀の歴史を持つ製麺所「利匠」が満を持してオープンさせた店。実際に讃岐うどんの人気店の多くは、製麺所の一角に多くの人からの要望に応えて店を構えたことからはじまっている。昭和28年より製麺一筋、職人気質の製麺所がプロデュースするうどん、美味しくないはずがない。さっそくのれんをくぐり中に入る。

室町うどん店内

店内の様子。セルフのシステムは、有名讃岐うどんチェーン店の「丸亀製麺」や「はなまるうどん」と同じ。カウンターでサイドメニューを取り、うどんを注文し、受け取って清算する。
店内はとても広くて清潔。しかも店内禁煙。通路も広く、座敷も4テーブルある。セルフながらもベビーカーに乗せた子供を連れてきても大丈夫なお店だ。
そして、子供に対する配慮や迎える姿勢も万全。子供用の食器やフォークはもちろん備え付けられている。
そして何より、大将や若大将の接客が素晴らしい。店の人みんな子供に対して笑顔で話しかけてくれるし、キャンディまでもらった。
製麺所からオープンした讃岐うどんの店の大将や店員の多くは「職人気質」。黙々とうまいうどんをつくるプロ。最高の一品をつくることに全精力を使うことがプロのもてなしで、接客は苦手お店は多い。
しかしこの店はどうだ。接客態度はとても温かみがあり、居心地がとても良い。この接客態度は全国チェーン店を上回る暖かみを感じた。多分、この付近で仕事をしていたら、毎日でも通い、常連さんになるだろう。讃岐うどんの店で、その接客応対を心地よく思ったのは、多くの店を訪れたが、この店が初めてだ。

室町うどん

製麺所のうどんを食べるのなら、やはり一番のこだわり「麺」そのものをダイレクトに楽しめる「しょう油うどん」が一番だ。しかも室町はしっかりとしょう油うどん用に特製の醤油を用意している。これは醤油うどんを食べないわけにはいかない。

室町うどんしょう油うどん

オーダーしたのは「しょう油うどん」(小)280円自慢の特性醤油をうどんに絡ませ、天かすとネギをトッピング。それではさっそく頂きます。
・・・「んんんっ」僕も妻も、うどんを口に運んだ瞬間、感嘆の声をあげた。驚いたのは、そのうどんの舌触り。
今までに感じた事のないツルツルの食感。そのまま胃袋の中に文字通り滑り落ちて行きそうなくらいの滑らかな歯触り。1本1本、丁寧に磨き上げられたかのような見事なうどんは、まるで宝石だ。
コシもしっかりしていて、甘みとコクが際立つ特性醤油との相性もばっちり。あっという間に1玉、胃袋の中に滑り落ちた。
これはうまい。本当にうまい。久々にもう1玉行きたいうどんに出会った。しかも接客態度も良く、店の設備もきちんとしている。これは家族連れや、県外から知人が来ても自信を持って案内出来る店だ。
麺も店もそして人も、何もが最高レベルにある素晴らしい店だった。坂出駅からもほど近いので、公共交通機関で激戦区の坂出・琴平の讃岐うどんをめぐる人なら、まずこの店はおさえたい。

讃岐うどんめぐりの観光と宿泊情報

讃岐うどんと一緒に温泉を楽しみたいならオススメの宿泊地は「琴平温泉」です。金毘羅山の山麓に多くの温泉宿が軒を連ねており、付近は讃岐うどんの名店が集まる地域。うどんでお腹を膨らませたら、ゆっくり温泉と金刀比羅宮への参拝をするのも良いですね。

【琴平・善通寺の宿一覧】

室町うどん

住所: 香川県坂出市室町2-7-15
電話: 0877-45-2801
営業時間: 10:30~14:30 
休業日: 日曜
席数: 40席(うち座敷席4テーブル)
形式: 前後払い・セルフ
交通: JR坂出駅から徒歩約10分
駐車場: 約10台
喫煙席: 全席禁煙
メニュー: かけ(小)190円 (大)280円
(一例)   ぶっかけ(小)280円 (大)370円
     しょうゆ(小)280円 (大)370円

【投稿時最終訪問 2011年3月】

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