瀬戸大橋【児島・鷲羽山遊覧船】

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四国と本州を結ぶ3本の橋のひとつ、瀬戸大橋。最初に開通した橋で、唯一JRの線路も走っている最も長い連続した橋です。そんな瀬戸大橋の付近には多くの島が点在し、これぞ瀬戸内海といった風景が広がります。そんな瀬戸内海の風景を海の上から楽しめる観光船は、巨大な橋や素朴な島など、その魅力を余すことなく満喫させてくれます。

下津井から眺める瀬戸内海の島々の風景

鷲羽山下電ホテル

プライベートビーチを持つ鷲羽山下電ホテル。かつては下津井に走っていた下津井電鉄のホテルで、 ホテル自体は古くなってきていますがリノベーションされ、グランピング施設などがある海辺のホテルとして人気です。この浜に「はつひ丸」という観光船があったのですが、今は営業していないようです。児島などから遊覧船に乗るときの参考にして頂ければと思います。

瀬戸内海のビーチ

ビーチからは瀬戸内海に浮かぶ島々を一望できます。幾重にも重なるように大小の島々が並ぶ風景はとても美しく、瀬戸内海らしい景観を作り出しています。

瀬戸大橋を望むビーチ

海に浮かぶ小さな桟橋と島々を渡る巨大な瀬戸大橋。どちらも瀬戸内海の重要な交通のインフラで、これらも瀬戸内海の生活と風景に欠かせないものです。

瀬戸内海の島々を巡る遊覧船

瀬戸内海

下津井から観光船は出発しました。島の向こうに見える陸地はもう四国。香川県坂出市の工業地帯の煙突やクレーンなどが四国の目印です。

瀬戸内海松島

下津井から出港して最初に船が近くを通りかかったのは「松島」。東西414m、南北210m、周囲950mの小さな島ですが、約300人の島民が暮らしている島です。ここには小学校と中学校を兼ねた分校があり、まるで映画の舞台のような瀬戸内海らしい暮らしを海の上から垣間見ることができます。

瀬戸内海クルージング

瀬戸内海には島も多いですが、極小の島ともいえる岩礁も多くあります。海の上にポツリと浮かぶ小さな島のような岩礁はさぞ名のある名所かと思いきやそのままスルー。地図で見ても名前もない扱いで、瀬戸内海では珍しくもない風景のようです。

瀬戸内海の無人島

人が住んでいるのか、無人島なのかわからない島がいっぱい浮かぶ瀬戸内海。次々と目に入る手つかずのように思える島を見ていると冒険に来たような気分になります。

瀬戸内海与島

瀬戸大橋の足場となっている5つの島の中でも最大で、中心となる「与島」。瀬戸大橋唯一の休憩施設である与島PAがあり、一般ドライバーが唯一瀬戸大橋から降りることが出来る島です。

真下から見上げる巨大な瀬戸大橋

瀬戸大橋堰石島橋

与島の北側、羽佐島から岩黒島にかかる堰石島橋。瀬戸大橋は岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ10の橋の総称で、自動車専用道路はもちろん、橋の中にはJRの線路も走っています。鉄道道路併用橋としては世界最長のものです。

瀬戸大橋と与島

舟は与島の南端にやってきました。穏やかでバリエーション豊かな瀬戸内海はクルージングにはとても気持ちの良い海です。

鍋島燈台と瀬戸大橋

与島南端の鍋島燈台。堤防で与島と陸続きになった鍋島に設けられています。

瀬戸大橋と坂出

与島から伸びる北備讃瀬戸大橋。向こう岸はもう四国、香川県坂出の工業地帯が忙しく煙を上げています。

北備讃瀬戸大橋

北備讃瀬戸大橋の下は瀬戸内海を航行する船の航路となっています。長さ1611m、海面からの高さは65mの橋は巨大なタンカーも航行できる大きさです。

瀬戸大橋と四国

途中、三つ子島という岩場のような小さな島に橋脚があり、その先は南備讃瀬戸大橋となります。その先はもう香川県。橋の右側には讃岐うどん有名店が山麓に立ち並ぶ讃岐富士も見えてます。

真下から見上げる瀬戸大橋

遊覧船はゆっくりと瀬戸大橋をくぐります。巨大な橋を真下から見上げるのは遊覧船ならではの光景です。

瀬戸大橋

与島の南端を経由して、観光船はゆっくりと折り返します。残念ながら四国までは行きません。

瀬戸大橋と島が織り成す瀬戸内海の絶景

瀬戸大橋と与島パーキングエリア

島の西側にまわると、与島パーキングエリアが見えてきます。瀬戸大橋を渡る多くの車が立ち寄るエリアで巨大な駐車場があります。展望台も備えており、瀬戸内海の島々を一望できることもあり人気の施設。展望台から島の近くを進む船に向かって観光客が手を振ってくれます。

羽佐島と瀬戸大橋

与島を過ぎると、無人島である羽佐島(わさしま)を足場にして、岩黒島へ続く堰石島橋が続きます。斜張橋となっておりその姿はとても美しく見えます。瀬戸大橋は美しい瀬戸内海の風景を損なうことがないように考慮されて設計されており、連続する橋の様々な形を見ているだけでも面白いです。

瀬戸大橋の漁船

島と島の間を小さな漁船が島を行き交います。長閑な雰囲気も瀬戸内海ならではです。

岩黒島と瀬戸大橋

与島の北側には岩黒島があり、次の堰石島に向かって堰石島橋が架かっています。岩黒島は周囲1.6kmの島で人口は90人ほど。写真に見えるスロープは岩黒島に橋から降りるもので、瀬戸大橋で四国や本州とつながっています。ただしこのスロープは島民専用で一般車両は降りることができません。観光で島を訪れる際は高速バスの岩黒島の停留所で下車し、エレベーターで橋に下るという珍しいアプローチをすることになります。

岩黒島と堰石島橋

堰石島橋をくぐり、北西側より岩黒島を振り返ります。橋を何度も縫うようにしてくぐり、本州へと船は戻ります。島の様々な場所や風景を見せてくれる素敵なクルージングです。

下津井

出航した下津井まで戻ってきました。正面の山の上にある施設は鷲羽山ハイランド。瀬戸内海に面した中では最大規模を誇るテーマパークで、展望タワーやジェットコースターなど、瀬戸内海の絶景を眺めながら楽しめるアトラクションが人気です。

下津井の町

岡山県側の最初の橋である下津井瀬戸大橋をくぐります。橋の袂には下津井の町。アニメ映画「ひるね姫」の舞台となった長閑な港町です。

海からの鷲羽山

海の上にそびえる山は「鷲羽山」。標高133mの低い山ですが、山頂からは瀬戸大橋を足元に一望する絶景展望スポットとして人気。車で中腹まで登れ、駐車場すぐのところにも瀬戸大橋を望む展望台があります。観光船を降りたあとに立ち寄って、是非その絶景を眺めて船で巡った島々や海を振り返りましょう。

瀬戸大橋クルージング

観光船の種類にもよりますが、後部にオープンデッキを設けている船も多いかと思います。瀬戸内海は潮の流れは速いですが、とても穏やかな海。特に風がなければ湖のような穏やか。船外で是非ダイレクトに瀬戸内海の島や橋の風景を感じてみましょう。

瀬戸大橋周遊観光船

住所 岡山県倉敷市児島駅前3-23
電話 086-473-6777
時間 9:00~15:00
営業 3月20日~11月30日の毎日、12月1日~3月19日の土日祝、正月の3日間
便数 1日4~5便
料金 大人1550円 子供780円
交通 JR児島駅より徒歩約5分
駐車場 30台(無料)

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