ホテルアジュール汐の丸【しまなみサイクリングにもオススメ温泉宿】

サイクリングが楽しめるしまなみ海道や高級タオルで人気の愛媛県・今治市。今治市内にも温泉がいくつかあるが、しまなみ海道から最も最寄りの温泉宿が「ホテルアジュール汐の丸」だ。以前からあった旅館を新しくリニューアルしたホテルで、瀬戸内海の海の幸をふんだんに盛り込んだ食事が美味しいと評判だ。

熱烈歓迎！楽しい滞在の予感のチェックイン

ホテルのエントランス。駐車場はこのエントランスとは逆の、建物の裏側にある。まずはこの車寄せで人と同乗者を下ろす。アジュールがあるのは「湯ノ浦温泉」平成6年に四国初の国民保養温泉地に指定されている。しまなみ海道やバリィさん人気で賑わう今治市。今治の温泉宿といえば、愛媛では道後以外に唯一温泉街を形成する「鈍川温泉」しかし、この湯浦温泉もアジュール以外にも「湯ノ浦ハイツ」　「ケーオーホテル」の計3軒のホテルが軒を連ねる温泉地だ。

ホテルのエントランス。高い天井に一面のガラス壁。上質さと開放感、広大さを味わえる素敵な空間は、至極の滞在を予感させてくれる。

ゲストが到着すると、スタッフがこのドラを鳴らして熱烈歓迎してくれる。チェックインは宿泊者専用のテーブルで茶を出して、説明なども行ってくれ、スタッフの対応もとても丁寧で親切。接客応対にはとても好感が持てる。当然、女性は好きな柄の浴衣を選ぶサービスも。

湯ノ浦温泉　ホテルアジュール　汐の丸

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愛媛県今治市湯ノ浦30[地図]

しまなみ海道サイクリングにも最適のホテル

今治で人気のしまなみ海道のサイクリング。アジュールはしまなみ海道から少し離れるが、自転車で瀬戸内海を渡って来て、今治で温泉宿に泊まるなら、最寄りの1軒になる。しまなみ海道から自転車で十分到達できる距離だ。それゆえに、アジュールではサイクリストの宿泊者も大歓迎。ロビーには自転車の整備スペースもあり、十分すぎる工具が用意されている。ジャイアントの自転車のレンタルもあり、しまなみ海道のサイクリングの拠点にもなる。さらには、部屋に自転車を持ち込める宿泊プランもあるので、大切な愛車をしっかり管理できる。

室内もベランダも広々と快適な和洋室

今回宿泊したのは和洋室。8畳の和室がついた50㎡の広い部屋だ。和室を予約してたのだが、閑散期ということもありホテルの好意でグレードアップしてくれた。小さな子連れだと、和室の布団がとてもありがたい。ベッドも広く、ソファーの座り心地がとてもよく、ゆっくりとくつろげた。案内係のスタッフの対応も良く、部屋に入ったらすぐに退出。しかし、必要なことは手短にさりげなく伝えてくれるあたり、実に心地よい心遣いだった。

部屋の壁一面の広い窓の外にはベランダ。隣の部屋のベランダが丸見えなのはマイナスだが、宿泊客も少なかったので、外のテーブルでの時間もくつろげた。天気が良ければグラウンドの向こうには瀬戸内海が見える。隣の洋風のホテルは「ケーオーホテル」。

部屋の入口。とても広く、ベビーカーも荷物も楽々おける。部屋には収納がないので、浴衣などはここの台に置かれている。空の冷蔵などもあり。

洗面室。広々としているが、水回りはやや古い施設。それでも必要最低限の快適さは確保されている。

トイレはウォッシュレット完備だが、やや古い。ここだけは以前のままでリフォームはない。

バスルームも古い施設だ。ただ、清潔でバスタブはとても広い。温泉があるので入る事は少ないが、洗濯ロープもあるので、ちょっとした洗い物がある時は便利。

瀬戸内海の幸がたっぷりの充実した夕食

さて、部屋でくつろいだら美味しい食事へ。食事は1階の大きな披露宴が行われるバンケットで頂いた。

前菜

柿餅、ミニ焼き芋など

御造り

鯛、カンパチ、鮪、鰆

アジュール名物の「宝楽焼」鯛の兜焼、サザエの壺焼、海老の塩焼が美味しく頂ける。

洋風鍋。これがかなりおいしかった。

揚げ物は好きなタイミングで注文できる。6種類の中から好みの3種類をチョイスし、オーダーカードを係員に渡す。

鯛釜飯愛媛は鯛めしが名物。今治がある愛媛県北部では、釜飯にしていただく。ちなみに、宇和島などの県南部では、鯛の刺身をアツアツの御飯にのせ、だし汁と生卵をかけていただく。

松茸のお吸い物香りがとても良い

デザート

お子さまランチ

お子様用デザート

夜のイベントや娯楽が盛りだくさん

食後はビンゴ大会が開催があった。宿泊者ならだれでも参加可。あまりビンゴは当たらない僕だが、珍しく5等が当たった。売店で売られている250円の今治タオルのハンドタオルだった。その他、無料で人生ゲームや野球版を借りれる。仲間とワイワイする滞在が楽しめる。

ゆっくりとできる露天ジャグジーの温泉

温泉。単純弱放射能冷鉱泉でラドンを含む良質の湯は名湯百選に選ばれている。1日当たり1200トンの湧出量があるが、3軒の宿と1軒の日帰り湯で分けている都合か循環ろ過方式でかけ流しではない。愛媛県の条例で塩素消毒が行われているので、やや塩素臭があるのは残念。それでも清潔なので、とても気持ちよく入れる。

湯船は3つ。水風呂と内風呂が2つ。2つの内風呂の間には通路があり、露天風呂へと続いている。奥の内風呂にはジェットブローがある。壁と通路に挟まれ、ちょっとした閉塞感があるのが面白い。

露天風呂。露天風呂というよりもジャグジーとウッドデッキ。リニューアルの時に屋上に造られたようで、見上げるとホテルの窓がある。ただ、窓には目隠しがされ見えないようにはなっている。

ジャグシーは2つ。知らない人なら2人、仲間なら3人で定員だ。広い湯船はないが、ウッドデッキのジャグジーはとても新鮮。更衣室は、カギ付のロッカーはなく、小さな貴重品用ロッカーがある。自販機とウォーターサーバーが室内にあるのは便利。。また、洗面台はひとつずつ仕切りで区切られていてイスもある。隣の人に気兼ねせずゆっくりと使える。