東道後温泉そらともり 【赤ちゃん連れに人気の温泉つき客室】

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四国を代表する温泉地である日本最古の温泉「道後温泉」。赤ちゃん連れで泊まるなら、できれば部屋に温泉がついている部屋がありがたい。が、道後温泉でそのような部屋は全てスイートルーム扱いでめっぽうお高い。
そんな道後温泉から南東に約5kmの所にある、人気の宿が「東道後のそらともり」だ。日帰り温泉施設ではあるが半露天風呂つきの客室がいくつもあり、心地よい大浴場やレストラン、岩盤浴や漫画部屋などが利用できる、スタイリッシュでお洒落な宿。子連れやカップルにはもちろん、四国霊場にも近いので、お遍路さんにも人気の温泉宿だ。松山で赤ちゃん連れで行ける温泉宿としてダントツオススメの温泉宿で、全国的にも高い人気を誇る。
道後温泉から南に約5km。お遍路さんが歩く「遍路道」を車で走ると、49番札所「浄土寺」付近にそらともりはある。以前は「湯快壮快いよてつの湯」という名前で、松山の交通を牛耳る「伊予鉄道」が経営していた。いわゆる「健康ランド」で、お遍路さんがよく休憩として宿泊していた。しかしその経営権が移り、何度もリニューアルされ、全く違うスタイリッシュな温泉施設に生まれ変わった。

お洒落でリラックスできる癒しの温泉

そらともりロビー

入口のドアをくぐると、そこはとてもスタイリッシュなロビー。大きな窓と高い天井でとても解放感があり、間接照明とオブジェ、そして黒光りする床が何ともモダン。
宙に守られた森が私たちのかえる場所であり、体の健康をもって心の健康を取り戻すというのが「そらともり」のコンセプトだそうだ。とにかくゆっくりとくつろいで、リフレッシュできる場所である。

広いリビングとウッドデッキが嬉しい温泉つき客室

そらともり宿泊

「そらともり」には「湯宿」という温泉付きの宿泊部屋がある。湯宿へはいったん建物の外に出て、そこから各部屋の入口へと入る。部屋の入口は通路の奥になっているが、この壁の向こう側には、各部屋の浴室から出入りできるウッドデッキになっている。

そらともり家族湯

部屋の内部。フローリングの部屋は17畳あり、とても広々としている。トイレに洗面台、壁掛けの液晶テレビもあり、設備には何も困らない。

かつては家族風呂として利用していたが、現在は全て客室となり、この空間にはベッドが置かれたホテルライクな部屋となっている。

そらともり半露天

浴室は檜風呂と石風呂の2種類あり、この日は檜風呂だ。浴室の部屋側と外側は一面のガラス張りなっていて解放感抜群。外側の窓を開け放てば、半露天風呂になり、気持ちの良い外気に触れながらの温泉が楽しめる。
外には露天風呂はないが、チェアーが置かれたウッドデッキになっていて、火照った体をクールダウンできる。洗い場は1か所。ボディソープ等も完備。シャワーの湯量、勢いも申し分なく、とても使いやすい。ただし、赤ちゃんにはお湯の勢いがちょっと強すぎる感じ。勢いを調整できるとありがたい。
浴槽は3人はゆっくり入れるくらい広々としている。お湯はとても気持ちがよく、ゆっくりとつかると驚くくらいに凝り固まった首筋が楽になっていく。やはり温泉は、家の風呂と違って体の疲れが吹っ飛ぶ。そして何よりこの温泉でびっくりしたのは、その湯の成分。ぬめりがある、いわゆる「美人の湯」といわれる系列の湯。お風呂上がりも肌がとってもしっとりとして、ツルツルに。これはとても気持ちがよく、娘もいつも風呂上がりに保湿クリームを塗るが、この日は塗らなくても良かったくらいだ。塩素が入っていて、循環ろ過なのは間違いはないが、それでもとても良い泉質だと思った。入っていて気持ちの良い温泉だった。ただし、娘にとっては初めての温泉デビュー。いつもと違ったお風呂に入ったので、ギャン泣き・・・
あと、この浴室の注意。檜風呂は泉質の関係上滑りやすいので、赤ちゃんをだっこして入るなら要注意。

上質なレストランで湯上がりの美味しいものを

そらともりレストラン

さて、温泉にゆっくり浸かるととてもお腹が減った。館内にはスタイリッシュなデザインの空間でゆっくりできる「地の根」というレストランがある。
小さな子供連れでは場違いと思っていたが、この「地の根」には離れがあり、4テーブルほど通路を挟んで隔離された空間がある。

そらともりレストラン

オーダーしたのは、「伊予牛のメンチカツ」
これで880円は、こういう場所で食べる事を考えるととても安く思える。そしてやはり温泉上がりはビール。お泊まりなら心置きなく美味しい温泉あがりのビールが楽しめる。
「地の根」は地元の食材をふんだんに使ったレストラン。素足で、ソファーなどゆっくりと座れるイスに腰掛けて、落ち着いた雰囲気とインテリアの中で湯上りの食事を頂けるいい場所だ。それでいてステーキライス980円、もち豚のカツ丼880円など、比較的良心的な値段での食事を楽しめる。
さて、今回は家族湯とレストランを楽しんだが、大浴場もとても楽しい。広い大浴場は、「そらともり」になる前に一度入ったがとにかく気持ちが良い。それに「くものテラス」と名付けらた休憩スペースにはTV付きのリクライニングのイスがずらり。ペアシートスペースや女性専用のアロマスペースがありリラックスできる。何より1万冊のマンガが読み放題なのが魅惑。岩盤浴やボディケアもあり、1日中楽しめるスペースだ。
また、宿泊すれば、館内はチェックイン中は使い放題。21畳の部屋の中には気持ちの良い温泉風呂もある。風呂からの眺めは家族風呂と違い、後ろの山が見えるようで解放感はこちらのほうがありそう。ここに泊まれば温泉三昧、マンガ三昧を楽しめる。
赤ちゃん連れでもゆっくり出来て、とても気持ちのいいお湯に浸かれる温泉だった。

東道後のそらともり

場所: 愛媛県松山市南久米町3-1
電話: 089-970-1026
休み: 無休
時間: 10:00~23:00(金・土曜、祝前日は~翌1:00、家族風呂・湯宿は24時間)
交通: 伊予鉄道横河原線久米駅から徒歩3分
   松山自動車道・松山ICもしくは川内ICより車で20分
駐車場: 250台
泉質:アルカリ単純泉 効能:冷え性 美肌効果 疲労回復
効能:冷え性 美肌効果 疲労回復

【投稿時最終訪問 2010年4月】

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