見奈良菜の花畑【3月上旬~4月上旬が見頃】

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愛媛県東温市の「見奈良の菜の花畑」松山市の隣に位置する東温市の大型ショッピングモールに隣接する観光名所で、標高1270mの「皿ケ嶺」の麓に一面に広がる菜の花畑だ。松山に住んでいた頃には、3月に入って1週間ほどしてから毎年欠かさず訪れていました。その訪問の記録です。

見奈良の菜の花畑

道路脇には、海のように菜の花の織り成す黄色の絨毯が広がる。

見奈良の菜の花畑

高速道路の下に広がる菜の花の海。高速を走っていると、突然眼下から飛び込んでくる黄色い鮮やかな光には目を奪われる。時速100kmの風に乗っていても、その菜の花畑のある風景はゆっくりと流れる。d菜の花畑の中に走る一筋のコンクリートの畦。黄色の海を切り裂く直線が、一面の花畑に躍動的な変化をもたらしている。

見奈良の菜の花畑

菜の花畑の脇には美しい水が流れる。すっかり春めいた暖かな光。水面に反射して、春の陽光を眩しく放つ。

見奈良の菜の花畑

菜の花の海に身を埋めてみた。一面に菜の花が目の前に敷き詰められた光景。その爽やかな香りと眩しい輝きに、溺れそうになる。

坊ちゃん劇場

菜の花畑の中に佇むように建つのは「坊ちゃん劇場」。四国や瀬戸内海にゆかりのある人物を題材にしたミュージカルを通年で上演している。
ちぎれ雲を静かに浮かべた青空の下に広がる、広い広い菜の花畑。その開放感は、身も心も軽くしてくれる。思わず両手を広げて、深呼吸。

見奈良の菜の花畑

菜の花畑の向こうにそびえるのは、標高1271mの皿ヶ峰。高い山が空から振り下ろす風の冷たさもすっかりと和らいできた。山も白化粧をするのをやめ、春の支度をはじめている。

見奈良の菜の花畑空撮

登山中の雪の皿ヶ嶺からどうしても目につく下界に広がる広大な金色。巨大なビルや工場が何個も飲み込まれそうな広さのあの一帯を染める金色は登山中からも心奪われる。そこがこの見奈良の菜の花畑だ。

見奈良の菜の花畑

「レスパシティ見奈良」という、大きなショッピングモールに車を停めたら、少しモールの裏手へと歩く。春の花の香が漂ってきたかと思うと、目の前には眩しいほどの、あの金色が姿を現した。
そう、ここは一面の菜の花畑。

見奈良の菜の花畑

輝く金色の中を走り回る子供。とても懐かしく、それでいて不思議な楽園に来たような光景。一面に広がる美しい花畑には、訪れた子供だけでなく、大人も皆無邪気な心に戻る。

夕方の見奈良の菜の花畑

菜の花が春の風にたなびき、波打つ。そのたびに、菜の花の春の香りが一面に漂う。それは、まるで金色の海。きらきらと眩しいひかり、美しく咲い花々が、吹き渡る南風にそよぐ。

夕方の見奈良の菜の花畑

青空の下に広がる一面の菜の花畑。空を覆う青と大地を敷き詰められた金色のコントラストは目が覚めるような鮮やかさ。暖かな傾き始めた太陽の色が、菜の花をやさしく、そしてさらにまぶしく染め上げていく。

見奈良の菜の花畑

菜の花畑の中を走る無機質なコンクリートの畔。一面の春の息吹に囲まれると、それはなんだか美しいアートのように感じる。モーゼの十戒のように、縦横無尽に菜の花の海を切り裂いていく。蛇のように貫かれた菜の花の海は、一様でない、さまざまな顔を見せてくれるようでいて、楽しい。

見奈良の菜の花畑と皿ヶ嶺

一面に広がる菜の花畑には、吹き抜ける風のように車が走る高速道路。松山自動車道、松山ICから川内ICの間、この美しい菜の花畑は車窓左側に楽しむことができる。その向こうには、頂を今だ白く染めた皿ヶ嶺。標高1270m。

見奈良の菜の花畑と皿ヶ嶺

皿ヶ嶺の稜線。先ほどこの菜の花畑を見下ろしたのは、あの稜線付近から。一面真っ白の雪の頂を見下ろすこの菜の花畑には、暖かくやわらかな風が菜の花の香を漂わせる。春はゆっくり、しかし確実にあの雪の頂へと駆け上っていく。
皿ヶ嶺は花の山。暖かな空気が冷たい空気を払えば、あの山の頂もここに負けないくらいたくさんの花を咲かせる。見上げる山々の白さが失われつつあるのに少し寂しい気持ちはするが、春の躍動の始まりには心踊る。
菜の花畑とと白さが失われる皿ヶ嶺。この風景を見る頃になると、この伊予路にも一気に春が訪れ始める。

見奈良の菜の花畑

寒い日にはまだ雪をいただく真っ白な皿ヶ嶺をバックに広がる金色の野原がとても美しい。菜の花畑のすぐ後ろには松山自動車道の高速道路が走っている。松山から高松方面に向かって車を走らせると、突然輝くような広大なキャンパスが見えてくるので驚かされる。

見奈良の菜の花畑

まるで海のように押し寄せる菜の花畑。金色の大海原は、春の陽気を感じさせる風に揺られて、気持ちよく波立っている。

見奈良の菜の花畑

まるでモーゼの十戒のように、菜の花の海の中を貫いていく道。この道を行くと、菜の花の香りが心地よく鼻孔をくすぐる。春の香りをいっぱいに感じることができる。

見奈良の菜の花畑

この名の名畑は夕方に訪れるのが美しい。斜めに向いた西日が、菜の花を金色に染め上げ、とても美しく輝かせる。

見奈良の菜の花畑

菜の花が海のように押し寄せる道路。ここを歩いていると、金色の波にさらわれそうな感覚にすら襲われる。

見奈良の菜の花畑

菜の花畑の中のコンクリートの仕切り壁。それはまるで、光り輝くトンネルに囲まれた幻想的な道のように見える。小人になってこの道を歩いていけるのならば、どんなに気持ちがいいことだろう。

見奈良の菜の花畑

海のように広がる菜の花畑。冬を忘れさせてくれる春の風と、夕方でも高く輝くようになった太陽の光。それらがこの菜の花畑をゆらゆらと揺れては輝く光の海にしている。

見奈良の菜の花畑の夕景

押せては寄せる波のように・・・
菜の花畑はずっと向こうまで、まるで海のように広がっている。

見奈良の菜の花畑

コンクリートの仕切りが菜の花畑の中を走っていく。まるで何か幾何学的な模様を描くように。

坊ちゃん劇場と見奈良の菜の花畑

「見奈良の菜の花畑」は「レスパシティ」という商業施設に隣接している。2000台ほどの駐車場があり、スーパーやダイソー、とっても小規模なアウトレットがある。中でも、四国や愛媛に関係した観劇ができる「坊ちゃん劇場」やとても気持ちがいい温泉「利楽」は観光にも便利。
松山自動車道の川内インターからもほど近い場所なので、この時期に松山に観光に来るのなら、寄ってみたい場所。これだけ平地に広がる一面の菜の花畑は、なかなか見ることはできないので、隠れた名所でもある。

見奈良菜の花畑

場所:愛媛県東温市見奈良1110
電話:089-990-7200
期間:3月上旬~4月上旬
交通:松山自動車道・川内ICより車で約5分
駐車場:2300台(レスパシティ)
料金:無料
付帯施設:クールスモール(アウトレット)
     利楽(温泉)
     他スーパー、ドラックストア等(9月上旬~10月上旬は一面のコスモス畑に衣替えする)

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