和気神社【和気清麻呂ゆかりの狛猪の神社】

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岡山県の東部にある和気町。平安時代の貴族として力を持った和気氏の発祥の地であり、その和気氏の氏神奉っているのが和気神社。立派な建築や珍しい狛猪が見所で、足腰の神社として信仰を集めています。備前焼の町「伊部」や国宝「閑谷学校」とあわせての参拝にもってこい。4月末から5月頭には併設する「藤公園」で盛大な藤まつりが催されます。

和気清麻呂の巨大な銅像が迎える和気氏の氏神「和気神社」

和気清麻呂像

和気神社の入口では「和気清麻呂」の巨大な銅像がお出迎え。和気清麻呂は平安時代の貴族で、天皇を支えて様々な取り組みを行ったとされています。戦前の10円紙幣の肖像として描かれていた人物で、その姿はとても堂々としていて凛々しく思えます。

狛犬ならぬ狛猪が鎮座する重厚な神社

和気神社参道

和気神社入口には、狛犬ならぬ狛猪が鎮座しています。これは、和気清麻呂がある時、足を悪くして歩けなくなったが、多くの猪に導かれて訪れた霊泉に足をつけると、たちまちに快方かったという伝説より、猪が祭られています。

和気神社拝殿

参道を行くと、立派な拝殿にたどり着きます。さぞかし歴史があるのかと思いきや、明治20年に建築されたものだそうです。近代の建築とはいえかなり立派です。

和気神社

実は和気神社の建物は、有名な宮大工が境内の建物をほとんど全て、明治時代に一斉に建てたそうです。美しい匠の技と建物群が織り成す壮大なスケール。歴史ファンでなくても、とても見ごたえがあります。

和気神社本殿

神社の一番奥にある本殿。とにかく細部までこだわった立派なつくりに目を奪われます。和気清麻呂が猪に導かれて足を治すことができた伝説より、足腰の神様として大いにご利益があります。また学問や安産の神様としてもご利益があります。

和気神社付近の開放的な自然も気持ちがいい

和気神社鳥居

神社入口は「芳嵐園」という庭園になっており、桜の名所。その奥にはホタルも飛び交う清流「日笠川」が流れ、俗世と聖域を隔てる真っ赤な「霞橋」がかかっています。

和気神社並木道

和気神社前には気持ちのよい並木道が続きます。また、ゴールデンウィークの時期には隣接する藤公園の藤の花が満開になります。国の天然記念物の7種類を含む、全国から100種類以上の著名な藤を集められた広い公園は西日本でも有数の藤見スポット。是非時期をあわせて見頃の時期に訪れたいですね。

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和気神社

場所: 岡山県和気郡和気町藤野1385
電話: 0869-93-3910
料金: 参拝無料
営業時間: 9:00~17:00(授与所開設時間)
休み: 無休
交通: 山陽自動車道和気ICより10分
駐車場: あり(600台・無料)

【投稿時最終訪問 2017年5月】

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