東条湖おもちゃ王国【夏は人気のプール「アカプルコ」】
国内に数ヵ所ある「おもちゃ王国」は、いろいろなおもちゃを飽きるまで遊べるテーマパーク。まだアトラクションに乗ることのできない小さな子供にとっては夢のような遊園地です。関西のおもちゃ王国は、兵庫県の西部にあり、家族連れで賑わっています。
お父さん世代には懐かしいかつての「東条湖ランド」
「東条湖おもちゃ王国」は関西在住のアラフォー、アラフィフの方には「東~条湖ランド♪」としてかつてCMがよく流れていたので存在はご存じではないだろうか。2000年に、全国各地にある「おもちゃ王国」のひとつとしてリニューアルされた。子どもの頃から気になっていた遊園地に初めて来た父。そして、遊園地に上機嫌な娘とふたり、親子デートでゲートをくぐる。
園内にはジェットコースターなどの乗り物がいくつかある。ただ、数はそんなに多くなく、絶叫系は少ない。そのかわり、幼稚園児でも乗れる乗り物が多く、ほのぼのしている。どちらかというと、小学校低学年くらいまでが遊べる施設だ。
乗り物の中でも目についたのが「テキサスブロンコ」というジェットコースター。開拓時代のアメリカをモチーフにしており、乗り場は西部劇に出てきそうな木造小屋。ちょっとディズニーランドやシーっぽく見える。3歳以上なら搭乗でき、スリルもほどほどになっている。
おもちゃ王国の中。訪れたのは12月の日曜日。寒風吹きすさぶ特に寒い日だったので、とにかく閑散としている。
幼児向け無料のおもちゃは全て室内施設
寒いので、屋内施設で遊ぶことに。東条湖おもちゃ王国には冷暖房完備の室内遊具施設が9か所もある。真夏や真冬、天気が悪い日でも十分に楽しめる遊園地だ。まずは「木のおもちゃ館」で必死に遊ぶ娘。
「木のおもちゃ館」には楽器やパズル、積み木などの知育玩具がいっぱい。基本的に室内施設はすべて靴を脱いで上がるため、とてもくつろげる。木のおもちゃはどちらかというと幼児向け。幼稚園児の娘はしばらくは遊ぶも、ほかの所に行きたいと飽きた様子。
「木のおもちゃ館」と同じ建物内にある「ダイアブロックワールド」ダイアブロックがいっぱい置いてあり、好きなだけ楽しめる。昔話をダイアブロックで再現したオブジェが壁に飾られており、見応えもある。
ダイアブロックのプール。大量にあるパーツから自分の好きなように作品をつくれる。子どもの想像力を存分に発揮できる楽しい場所だ。
寒くても熱くても外で元気なキャラクターたち
屋外ステージではショーがくりひろげられている。おもちゃ王国のキャラクターたちが楽しくダンスしている。この日はクリスマス前だったのでサンタさんも飛び入り。しかし、風がきつくて寒すぎるため、観客はかなり少ない・・・
屋外にある「ダイアブロックランド」数万個というダイアブロックで王国のキャラクターやお城が再現避けている。立体的に作られており、大人が見てもどうやって組み立てているのだろうとついつい見入ってしまう。他にも園内のあちらこちらに、桃太郎などの昔話をモチーフにしたダイアブロックの作品が展示されている。
女の子に大人気!いっぱいのリカちゃんで遊べる
続いて訪れた屋内施設は「リカちゃんハウス」。リカちゃんの紹介や歴史などが展示されている。
女の子に人気なのがプレイコーナー。リカちゃんのおもちやと人形で好きなだけ遊べる。没頭する娘をよそに、大人は壁にもたれて座り、スマホに没頭。
広々としていてゆっくりできるレストラン
園内には2つのレストランをはじめ、ベーカリーショップやデザートショップなどのテイクアウト型の店も多数。今回ランチを頂いたのは「ファミリーレストラン パクパク」外観はその名の通りファミリーレストランの様相。遊びに夢中で、かなり遅くなってからのランチ。
娘が頂いたのは「王様パンケーキセット」600円パンケーキにチョコレートソースがたっぷりかかったワッフル。そしてアイスと生クリーム。子どもが喜ぶものばかりプレートに乗っている。
僕が食べたのは「チーズハンバーグランチ」930円チーズソースたっぷりのハンバーグにオニオンリングや鶏肉など。ボリュームたっぷり。味も美味しい学食といった感じで満足。
ファミリーレストランと名前に関しているが、システムはフードコートでセルフ式。広々としていて、隣の席との間隔も広い。子連れ、ベビーカーでもゆったりとくつろげる。
幼児が楽しめる屋外の乗り物もたくさん
メリーゴーランドをはじめ、遊園地にはいろいろと乗り物がある。1回300~500円で楽しめる。室内施設が充実しているので、屋外の遊具はあまり乗らなかったのでお財布に優しかった。
小学生やパパ・ママも熱中できるおもちゃの国
次に訪れた室内施設は「トミカ・プラレールランド」。プラレールが所狭しと展示されている。プラレールで作られた町並みには小さなトンネルをくぐって町のど真ん中に「出没」できる。小さな子供が楽しめる仕掛けがいっぱいだ。
プラレールが走るジオラマは、よく見るとリアルに街並みが再現されている。大人が見ているだけでも楽しい。
もちろん見ているだけでなく、実際にプラレールをつくり、走らせる事も出来る。プラレールはパーツや電車が収納されており、自由に好きなパーツを引き出して部屋のスペースで組み立てて遊べる。電池が切れた電車は、引き出しの上に置いておけばスタッフが交換してくれる。
部屋の一画にはプラレール版の電車でGO!のようなゲームが置いてある。市販されているおもちゃだが、実際に遊ぶことができ、小さな子供には人気だ。
続いては、プラレールランドと同じ建物の中にある「シルバニアファミリー館」歴代のシルバニアファミリーの人形がジオラマのように飾られている。一角では他の施設同様、靴を脱ぎ実際に遊べるスペースがある。
普通ではここまで揃うことがないであろう充実したセットで惜しみもなく遊べる。これだけの豪華な家と家具を揃えるのはかなりの投資が必要だ。
所狭しと人形が並べられたシルバニアの夢の国。スイッチを押すと、観覧車などにのった人形が回り出す。
子どもにとっては夢の国。そして付き添いのおとうさんは夢の中。ついついうたた寝てしまうくらい、子どもが自由に安心して遊べる施設だ。
時間はあっというまに過ぎ、閉園時間間近に。そろそろ帰ろうと思うが、王国から退出するには必ずここを通らなくてはならない。それは、おもちゃ売り場。出口付近にお土産屋さんを配するのは常套手段だが、ここはさながらおもちゃ屋の中を通らないと外に出られないようにされている。さらりと恐ろしいことをしてくれる。そのため、なかなかここを出れない子どもが続出。「買って、買って~」とねだる子供と早く帰りたい大人の思惑が一致すると、おもちゃが売れるのだ。もちろん、おもちゃの他にもお土産もあり。
規模としてはさほど大きくないが、未就学の小さな子供向けの遊園地。大人が楽しめる人気の遊園地にデビューする前に楽しんでおきたいテーマパークだった。
夏は大人気プール「アカプルコ」で楽しもう!
東条湖おもちゃ王国のプール「アカプルコ」は関西最大級の大きなプール。幼児が遊べるプールエリアが広く、プールの中で遊べる遊具がいっぱい。また流水プールはもちろん、スライダーも充実。造波プールや飛び込み、スプラッシュなど充実しており、アカプルコは大人や大きな子供も楽しめます。夏はプールで大にぎわいの東条湖おもちゃ王国です。
東条湖おもちゃ王国すぐのホテル
東条湖おもちゃ王国
場所: 兵庫県加東市黒谷1216
電話: 0795-47-0268
営業時間: 9:30~17:00 (平日は9:30~17:00)
休業日: 毎週木曜日(春・夏・冬休期間は営業日あり)
交通: 中国自動車道・ひょうご東条インターより車で約10分
入園料: 大人1200円、子供(3才~小学生)800円
フリーパス(乗り放題つき)大人2900円、子供2600円
プールセット(入園料込) 大人2100円、子供1300円
駐車場: 2000台 (1日1000円)
【投稿時最終訪問 2017年8月】