諏訪大社 下社秋宮
諏訪盆地の真ん中に位置する、海抜759mにある信州一大きな湖である諏訪湖。諏訪湖周辺には諏訪大社をはじめとする神社や史跡、多くの美術館や温泉がある。
今回訪れたのは、その諏訪大社の「下社秋宮」。全国の諏訪神社の総本山である諏訪大社は、諏訪湖の南北にある上社と下社の2つをあわせてひとつの社である。しかも上社は本宮と前宮、下社は春宮と秋宮の2つの宮が別々の場所にある。要は諏訪大社を完全にお参りしようとすると、都合4箇所にお参りしなければならないようだ。これは骨が折れるので、比較的アクセスしやすい下社秋宮へ訪れた。
下社秋宮は、下諏訪の温泉街にも近く、訪れる人も多い。神社入口には、20台ほど停められる無料駐車場もある。
深い森に囲まれた参道を歩かないといけないのかと思いきや、鳥居をくぐればすぐにお社だった。それでも大木に囲まれた荘厳な社を前にすると、とても神々しい空気が漂ってくる。諏訪大社は日本最古の神社のひとつ。全国にある「諏訪大社」の総本山である。
諏訪大社を有名にしているひとつに、「御柱祭」がある。
寅と申の年の7年おきに行われる神事。長さ20メートル、太さ3メートル、重さ10トン以上もの大木を霧ヶ峰の山麓で伐採し、氏子総勢で引き出す。人力のみで運搬し、4つの宮の社の四隅に各1本ずつ計16本建てる祭り。特に祭りでの見所は、大木に人が乗ったまま急坂を滑り落ちる「木落とし」で長さ100m、傾斜角40度の角度を土煙をあげ、人が次々に振り落とされ転げ落ちる様は壮絶。
下社秋宮に建てられた御柱。各宮の四隅に4本、合計16本の柱が鎮座している。
祭りを知らないといったいなんだろうと思うが、壮絶な祭りを知ってしまうと、古から息づく歴史と伝統をひしひしと感じる。
諏訪湖の宿泊情報
諏訪湖には上質な温泉が何か所も湧き、多くの温泉宿があります。信州の温泉地として人気で、比較的リーズナブルに宿泊できるホテルやプランも多くあります。東京・名古屋・大阪からアクセスする中央道が合流する場所で信州への玄関口にもなっており、信州の旅の最初・最後の投宿地としてはもってこいです。
諏訪大社 下社秋宮
場所:長野県諏訪郡下諏訪町5828
電話:0266-27-8035
交通:長野自動車道岡谷ICより車で約10分
JR中央本線下諏訪駅から徒歩10分
駐車場:約20台(無料)
参拝料:無料
近隣観光:諏訪大社下社春宮、万治の石仏、オルゴール博物館
【投稿時最終訪問 2007年7月】