長楽製麺所【隠れた讃岐うどんの人気店】

本場・香川県にある讃岐うどん名店には、製麺所が周囲の人の要望でうどんを食べられるようにセルフのお店を開業するようになった所がとても多い。そのため、普通に営業する店舗としては、常識はずれなわかりにくい場所や目立たない場所にあったり、一般家庭を改造しただけのような店によく驚かされる。今回訪れた讃岐うどんの人気店「長楽製麺所」も、そのようなお店だ。

住宅地の中にある目立たないも人気の讃岐うどん店

長楽製麺所

旅行や観光に来たのならまず立ち入らない、幹線道路から1本入った住宅街のど真ん中に「長楽製麺所」がある。普通、こんな場所に看板を出しても誰も気づかない。そんな場所に平気にお店があるのが、讃岐うどん店の面白い所だ。

長楽製麺所駐車場

店の前にある、住宅街によくある砂利を敷き詰めた駐車場が、長楽製麺所の駐車場。まだ朝の早いうちに訪れいるのに、すでに駐車場には県外ナンバーの車が停まっている。さすがに穴場的な店だけあり、訪れる人は少ないが、ここは讃岐うどん激戦区で半世紀以上営業している老舗だ。

倉庫のような店舗でいただく絶品讃岐うどん

長楽製麺所

長楽製麺所の入口。まるで車庫か倉庫を思わせるような店構え。一般家庭にある冷蔵庫がどんと置かれているのが店の外からでも見える。のれんはかかっているが、讃岐うどんの店というものを知らなければ、入るのはまずためらう店構え。しかし、讃岐うどんの店に何回か行っている人であれば、不思議に抵抗なくこの中に入っていけるのである。このまずありえないような店構えこそ、讃岐うどんの醍醐味のひとつだ。

長楽製麺所店内

長楽製麺所の内部。奥には製麺所があり、その手前の所、以前は庭だったと思われる場所に店舗を増設、いや仮設したとも言えそうな、味のある店構え。テーブルや台なども業務用でなく、一般家庭用のものを転用しているところも雰囲気がある。そして四国霊場を歩いて旅するお遍路さんが立ち寄る風景。これもまた讃岐うどん独特の不思議な風景だろう。
店の中には、訪れた人の写真や、ご主人が撮った北アルプスの写真などが飾られている。うどんを頂きながら、それらの写真を見るのも楽しい。
が、本日4軒目になって集中力が切れてしまった。うかつにも写真を見るのに気をとられ、肝心のうどんの写真を撮るのを忘れていた。
頂いたのはうどん小・130円注文すると、奥からおばちゃんがうどん玉が入ったどんぶりを持ってきてくれる。それをタンクに入った冷たいダシか熱いダシを自分でかけていただく。麺のコシは強すぎず、それでいて柔らかすぎず、ダシもあっさりしている。どちらかというと、一番最初に食べるうどんにしたいお店だ。あっという間に胃袋の中になんの抵抗もなく吸い込まれた。

長楽製麺所うどんのかりんとう

さて、うどんを食べ終わり、お会計をしようとしたときに、目に飛び込んできたのは、なんと「うどんのかりんとう」と「うどんドーナツ」これはとても珍しいので、我が家で待つ妻の為に、うどんのかりんとうを土産に買ってみた。食べ始めるとやめられない、なんともクセになりそうな味と食感だった。この店に寄ったならば、うどんのかりんとうとドーナツは買いだろう。ただし、うどんのハシゴ中に食べたら後が大変になるので、その美味しそうな誘惑に耐える覚悟は必要だが・・・

讃岐うどんめぐりの観光と宿泊情報

讃岐うどんめぐりで温泉を楽しみたいならオススメの宿泊地は「琴平温泉」です。金毘羅山の山麓に多くの温泉宿が軒を連ねており、付近は讃岐うどんの名店が集まる地域。うどんでお腹を膨らませたら、ゆっくり温泉と金刀比羅宮への参拝をするのも良いですね。

【琴平・善通寺の宿一覧】

長楽製麺所

住所: 香川県綾歌郡宇多津町2900-1
電話: 0877-49-0556
営業時間: 9:00~14:00
定休日: 日曜日
席数: 14席
形式: 後払いセルフ
駐車場: 7台
アクセス: JR坂出・宇多津駅より車で約10分
     瀬戸中央道・坂出北ICより車で約10分

メニュー: うどん(温・冷) 小130円 大260円
     うどんかりんとう340円 うどんドーナツ340円
     天ぷら 100~150円 

【投稿日最終訪問 2010年2月】

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