三芳野神社【童謡とおりゃんせ発祥の地】

最終更新日

Comments: 0

昔ながらの街並みが残る「小江戸」川越。その中心にあった川越城で今も残る「本丸御殿」のすぐ横にある神社が「三芳野神社」です。本丸御殿の見学で訪れて、はじめてその神社の存在に気づいたのですが、なんと童謡「とおりゃんせ」の発祥の地と看板が出ています。これは本丸御殿以上に興味が惹かれます(個人の感想です)。まずはこの有名な童謡の発祥を探りに、神社に参拝に参ります。

今は普通でも昔はすごい場所にあった三芳野神社

三芳野神社

川越城本丸御殿から神社に入ると、突然境内の中に出てきます。普通は参道を通って境内に入るものですが少し不思議な感じがします。実はこれが「通りゃんせ」の謂れそのものなのです。三芳野神社の境内はとても広く、遊具なども設置されており、市民の憩いの場所になっています。とおりゃんせの歌にあるような、ちょっと怖い感じはどこにもありません。

三芳野神社

広い境内を貫くように続く参道。童謡の「とおりゃんせ」はこの参道が舞台になっているそうです。実は三芳野神社は、川越城増築の際に城内に取り込まれたため、「お城の天神さま」と呼ばれていました。城内にあるため、庶民の参詣は年に一度の大祭と七五三の時しか認められず、城内の細道を通った上、密偵を警戒するために帰る際には厳しく調べられたそうです。 そのことから「行きはよいよい、帰りは怖い……」と城下の庶民の間で唄われるようになったものが広がったそうです。

三芳野神社

残念ながら訪問時は神社は工事中でした。拝殿は参拝可能でしたので近づくと、「とおりゃんせ」のメロディが流れ始め、なんとも厳かな雰囲気に包まれました。
誰もが知っている童謡のルーツとの突然の出会い。しかもその「発祥」の時代背景は驚くほど納得するもので、予想以上に驚きの神社でした。

川越観光情報

小江戸と呼ばれる川越は、古い街並で見ごたえがある観光名所。「時の鐘」や「駄菓子屋横丁」など、江戸時代から昭和にかけてのレトロで美しい日本の風景を楽しめます。

■小江戸川越を散策

また、徒歩10分のところに「川越氷川神社」があります。縁結びの神社としてとても人気があり、インスタ映えするスポットやイベントが多くあります。ぜひ一緒に参拝しておきたいですね。

■氷川川越神社夏の風物詩「縁結び風鈴」

【じゃらん】川越散策に便利なホテル

三芳野神社

場所: 埼玉県川越市郭町2-25-11
電話::049-224-5940(川越市観光課観光企画担当)
営業時間: 見学自由
休業日: 無休
料金: 無料
交通: 川越・本川越駅からバスにて本丸御殿もしくは博物館前下車すぐ
駐車場: あり (本丸御殿駐車場50台・無料)

【投稿時最終訪問 2017年7月】

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください