いろは丸展示館【坂本龍馬の鞆の浦での戦い】

風光明媚な港町で、江戸時代や明治時代のレトロさを残す広島県鞆の浦。瀬戸内海の島々に囲まれた鞆の浦は、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」の舞台のモチーフになった場所として有名ですが、歴史でも大きな事件がここで起こっています。誰もが知る幕末の英雄、坂本龍馬がこの地を舞台に徳川御三家のひとつ、紀州藩と争いを繰り広げた「いろは丸事件」です。

いろは丸事件が詳しく知れる充実の展示

いろは丸展示館

「いろは丸事件」は、坂本龍馬が乗るいろは丸が、紀州藩の明光丸とこの鞆の浦沖で衝突し、沈没をした事件。いろは丸事件の資料展示と水中で発見されたいろは丸の展示をしているのが、鞆の浦にある「いろは丸展示館」です。いろは丸展示館は鞆の浦のシンボル「とうろどう」のすぐ手前に位置し、登録有形文化財に指定された江戸時代の巨大な蔵をそのまま使っています。坂本龍馬がこの鞆の浦に上陸した際にも、もうこの場所にあった建物なのです。

いろは丸展示館

館内にはいろは丸事件についての資料が多数展示されており、非常に見ごたえがあります。坂本龍馬ら海援隊が大洲藩から借り受けたいろは丸と、紀州藩の軍艦・明光丸が瀬戸内海で衝動。曳航される途中に、鞆の浦沖で沈没しました。龍馬はここ鞆の浦とその後長崎で賠償交渉を行います。様々な根回しや交渉の結果、徳川御三家の紀州藩を相手に、一介の浪人であった坂本龍馬が多額の賠償金を勝ち取った歴史的な事件でした。

いろは丸展示館

江戸時代の大きく立派な蔵の中に多数の展示が並べられています。展示以外にも、太い柱や梁など、古く巨大な蔵ならではの見ごたえがあります。

いろは丸展示館

沈没したいろは丸が水深約20mの海中で発見された様子を館内で忠実に再現されています。船体近辺では龍馬がいろは丸に積んでいたと主張した大量の銃や金塊などは発見されませんでした。その後持ち去られたのかそれとも龍馬の策略だったのか。今となっては歴史の謎のひとつです。

いろは丸展示館

銃器や金塊は発見されませんでしたが、その他多くの積み荷は発見されました。その現物が陳列されています。坂本龍馬が船に積み込み、運んでいた荷物たちが100年程の海の中の眠り、今この場所にあります。なんとも感慨深いです。

息を潜める坂本龍馬の人形が超リアル! 

いろは丸展示館の坂本龍馬人形

鞆の浦での交渉中、坂本龍馬が身の危険を回避するために身を隠した枡屋清右衛門宅の隠し部屋がリアルに再現されています。等身大の龍馬の蝋人形が交渉時に最大の武器とした万国公法の本を手にしています。大敵相手に交渉に臨んでいる当時の息を飲むような場面がうかがい知れます。
なお、実際に龍馬が滞在して隠れた「枡屋清右衛門宅」は現在もこの鞆の浦に残っており、見学が可能です。実際に坂本龍馬が滞在した屋敷、龍馬の足跡をこのいろは丸展示館で楽しんだあとには是非とも立ち寄りたいですね。

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いろは丸展示館

住所: 広島県福山市鞆町843-1
電話: 084-982-1681
料金: 大人200円(未就学児無料)
休み: 年末年始
営業時間: 10:00~17:00(最終入館16:30)
交通: 鞆鉄バス「鞆港」下車 徒歩10分
駐車場:なし(展示館前には車乗り入れ不可、鞆の浦観光用駐車場利用)

【投稿時最終訪問 2015年5月】

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