西表島ドライブと南風見田の浜

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星砂の海でシュノーケルを楽しんだあと、レンタカーで西表の島を走る。本当に自然の多い島だ。人間の手はほとんど入っていない。
西表島の西、白浜という集落までたどり着く。立派なトンネルを抜けると・・・そこは行き止まり。そう、ここから西表島の南側を半周する道路はない。この先は人の手の入っていない原野に、船でしか行けない集落が存在している。

西表島ドライブで見る南国の風景

西表島の小川

島を走って見かけるのは本当の自然。もちろん人の手は入っているが、人の手が自然をコントロールしているのではない。自然の中に、人のつくったものがある。
こんな電信柱、本土では見ることはできない。原始的な景色がどこにでもこの島にはある。

西表島の川

道路のすぐ横を流れるこの川も護岸されていない。原始の姿のまま、海にそそがれいている。

西表島仲間川

西表島を代表する河川、「仲間川」。車が通る大橋から眺めるが、橋以外、人工物は何もない。広大なマングローブ林が広がっている。
何本もの川を越えながら、僕は車を西表島の東から西、そして一番南へと時計回りに走らせる。原始の姿を残し、日本で一番南の島が見える浜へと向かう。
車を走らせ、島の南にやって来た。畑と原生林に囲まれた、本当に南国色が濃い景色が広がる。

西表島の道

西表島の南側には道はない。ここには手付かずの海岸線が残っている。
車はやがて林道に入り、車が10台ほど置けるスペースに到着する。ここから先はもう道が無い。歩いて林の中を抜けると、そこにはきれいな海岸があった。

西表島の美しいビーチ南風見田の浜

南風見田の浜

南風見田の浜(はえみだのはま)は気軽に訪れることができる、西表島の南側の数少ない海岸だ。ここは西表島の今まで見た景色とは大分違っており、異国情緒をより感じられる。
遠浅の海が続いているが、リーフの向こうの海は激しく波を立てている。そして、その青い海の向こうには、日本最南端の有人島、波照間島が遠くに見える。
西表の北側や西側の海は、多くの島に囲まれていて、とても穏やかな海だった。しかし南側は島もなく、リーフにも守られていない。まさに「外海」なのだ。波照間に向かう船は、この外海を波に翻弄されながら突き進むことになる。
遠浅の砂浜ため、浜の水に青さは見られない。シュノーケリングよりも、ちょっと水に戯れたり、この独特な景色の中の散歩を楽しむほうがよさそうだ。歩いていると、いろいろな漂流物を見つけられるかもしれない。
この浜の裏は原生林が広がっている。その原生林が、この浜の神秘性をさらに高めている。原生林からは清流が流れ出している。アダンの木の下に、山の上から緑のトンネルをくぐりぬけて流れ出す清流。その清流をシャワーとして代用できるようだ。
近くの集落である「大原」までは車で15分。ここには売店など何もないので、飲み物くらいは買っていきたいところだ。

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