小樽オルゴール堂本館【ノスタルジックな空間】

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運河や海産で有名な小樽。かつての北海道開拓の拠点だった小樽には歴史的建造物が数多く残り、散策するだけでもノスタルジックな雰囲気を楽しめます。小樽運河すぐそばから始まる「堺町通り商店街」。小樽の歴史的な建造物で営業するお店がずらりと並んでおり、素敵なお土産や北海道の美味しいものがぎゅっと集約された見所いっぱいの場所です。そんな堺町通り商店街の突き当たりは、歴史的建造物が建ち並び、異国情緒を醸し出している「メルヘン交差点」。その一角に建つ洋館が「小樽オルゴール堂本館」。ノスタルジックな雰囲気が漂う広い店内には貴重な年代物のオルゴールが多数展示されており、オルゴールの購入はもちろん、オルゴールの制作体験などをすることができます。小樽を訪れた記念やお気に入りの一品を、物語のようなロマンチックな世界で探してみるのはいかがでしょうか。

歴史的な建造物の中に広がるオルゴールの世界

小樽オルゴール堂本館

小樽オルゴール堂本館は、北海道でも有数の米穀商の本社として大正4年に建築された重厚な洋館で、小樽市選定の歴史的建造物にも認定されています。オルゴールの専門店としては世界最大級で、精細、レトロ、変わり種。さまざま種類のオルゴールが多数販売されています。自分好みのオルゴールを探すことはもちろん、オルゴールとレトロな建物が織りなす空間は別世界で、テーマパークのように感じられるお店です。
正面入り口の前には小樽オルゴール堂のシンボル、蒸気時計があります。高さ5.5m、幅1mの世界最大の蒸気時計で、ボイラーで発生させる蒸気で5つある汽笛でメロディーを奏でます。15分毎にその音を聞くことができます。夜になると建物や蒸気時計がライトアップされ、幻想的な夜景を小樽の夜に浮かび上がらせます。

小樽オルゴール堂本館店内

店舗に入ると、広い吹き抜けホール。モダンな天井からは豪華なシャンデリアが吊り下げられ、その下にはたくさんのオルゴールがずらりと並んでいます。宝石箱型のオルゴールなどのアンティーク調のオルゴールが主なラインナップで、店内のレトロな装飾と相まってとてもロマンチックな雰囲気を醸し出しています。

ノスタルジックな店内にはたくさんのオルゴールがずらり

小樽オルゴール堂本館店内

店内を奥に進むと倉庫のような別の建物に入ります。そこはさらに広い空間。レトロな空間からウッディな倉庫のような空間になりましたが、ここもまた違ったレトロな雰囲気が漂っています。高い吹き抜けの大ホールにはさらにたくさんのオルゴールが販売されています。ガラス、木製、陶器など、様々な素材のオルゴールがあり、ぬいぐるみやレトロな玩具のようなオルゴールなど、普段目にすることのないオルゴールは見ているだけでもとても楽しいです。手軽な値段で購入できるものもあれば、びっくりするくらいのお値段のものまであり、ショッピングは楽しくもあり悩ましいものにもなります。階段を上って木製回廊に上ると2階から店内を見渡せる通路があります。ここにも様々なオルゴールが展示・販売されており、幻想的な空間を楽しみながらショッピングを楽しめます。

フェアグランド・オルガン

2階回廊には、まるで壁のようなアンティークな「フェアグランド・オルガン」が展示されいます。とても大きな音が出るオルガンで、メリーゴーランド、サーカス、カーニバル、スケートリンク、遊園地といった娯楽施設に設置されていました。自動演奏機能を持ち、1700年代前半から制作されていたそうです。自動で演奏するといった意味では一種のオルゴールだったのかもしれません。

アンティークな品々の展示はもはや美術館

小樽オルゴール堂本館

店舗入口のホール2階には、アンティークな楽器などが展示されています。オルガンやラジオや蓄音機など、珍しく貴重な品の数々。これらの品はもちろん販売はされていませんが、見ているとタイムスリップしたかのような気になります。もはや博物館のようです。

小樽オルゴール堂本館

歴史ある建物と年代物のオルゴールが醸し出すのは、ノスタルジックで幻想的な空間。ステンドグラスやオルゴールがずらりと展示されており、中には購入できるものもあります。

小樽オルゴール堂本館

近世ヨーロッパの生活とその中でのオルゴールや音との関わりが、ミニチュアで展示されています。見ているととても面白く感じます。
お土産のオルゴールを探すだけでなく、ファンタジーの世界に迷い込んだような素敵な気分を味わえるお店です。

小樽オルゴール堂本館

場所: 北海道小樽市住吉町4-1
電話: 0134-22-1108
営業時間: 9:00~18:00(7・8月の週末は~19:00)
休業日: 年中無休
交通: JR南小樽駅から徒歩5分 
料金: 無料 
駐車場: なし

【投稿時最終訪問 2018年3月】

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