ちひろ美術館・東京【世界初の絵本美術館】

誰もが見たことがある、絵本や挿し絵によく使われているや優しいタッチの人物画。令和の世になっても多くの人に愛される絵を多く残した画家・いわさきちひろ。そのいわさきちひろの自宅兼アトリエがあった場所に建てられたのが「ちひろ美術館・東京」。世界ではじめての絵本美術館なのです。

閑静な住宅街の中にある緑に包まれた美術館

ちひろ美術館・東京

ちひろ美術館は練馬区でも緑が多い石神井にあります。閑静な住宅街の中にひっそりと景色に溶け込むちひろ美術館。緑にも囲まれ大々的な看板もないので、それと知らずに前を通りすぎれば気づかないほどに落ち着いた佇まいです。

ちひろ美術館・東京

中庭から光がいっぱいに射し込んでくる館内は明るくとても落ち着いており、居心地のよい空間です。それとは対象的に窓がなく密閉された展示室。原画を保管するため、日光に当たらないようにするためでしょうが、落ち着いて作品を集中して観賞できるスペースになっています。展示している原画の絵本も展示室内で読むことができ、どっぷりと絵本の世界に浸かることができます。

ちひろの庭

絵本とは関係ありませんが、建物が取り囲んでいる「ちひろの庭」と呼ばれる中庭がとにかく素敵。閑静な住宅街も相まって、東京区内にいるとは思えないナチュラルな佇まいです。

ちひろ美術館・東京

絵本の他にも、いわさきちひろ氏のアトリエが復元されており、どのような場所であの素晴らしい作品が産み出されたのかを知ることができます。当然ながら作品や復元アトリエは撮影禁止。訪問して、楽しんでくださいね。

図書館やキッズスペースがありゆっくりできる

ちひろ美術館・東京図書室

図書室にはいわさきちひろ氏の著書はもちろん、氏が参考にした文献や、園田様々な絵本が保存されており、室内のテーブルやベンチで読むことができます。ゆっくり読書をするにはいい場所です。

ちひろ美術館・東京キッズスペース

キッズスペースが2階に完備されており、未就学児連れにはもってこいの場所。子供向けの絵本や木のおもちゃなどもあるので、小さな子連れでも安心して楽しめる美術館です。

中庭を眺めながら絵本が楽しめるカフェが最高!

ちひろ美術館絵本カフェ

美術館の中にある「絵本カフェ」壁一面の窓から差し込む光と美しい中庭の風景を楽しみながら、カフェでまったりとした時間を過ごすことができます。その名の通り、絵本がカフェの中にも備え付けられているので、お気に入りの絵本があればゆっくりとお茶を頂きながら読むことができます。

絵本カフェ

ホットケーキ(460円)。出来合いのものかと思いきや、ふっくらしていてとっても美味しいです。ブレンドコーヒー(400円)は有機栽培のコーヒー豆をチョイスしたこだわりのもの。

絵本カフェ

その他シフォンケーキなどのドリンクセット。五目炊き込みご飯やライ麦パンなどの食事メニュー。山梨のワインや海外のビールなど、本格的なメニューがそろっています。美術館の中にあるとは思えないくらい、メニューが豊富でしっかりと手の込んだ美味しい自然派を意識した食事が楽しめます。

ちひろ美術館中庭

中庭のウッドデッキにもテラス席があり、ここでもカフェメニューが頂けます。気候が穏やかな時にはテラス席で美味しい食事やドリンクを頂くのも良さそうです。
いわさきちひろという画家の人生だけでなく、様々な絵本を大人や子供も楽しめる美術館。静かな東京の住宅街の中、緑に囲まれた空間で寛ぎの時間を過ごすせる贅沢な時間が流れています。
また、信州・安曇野には「安曇野ちひろ美術館」もあります。いわさきちひろの故郷で戦時に疎開した先。美しいアルプスの山々を背に、広大な敷地の中にある美術館もとても見ごたえがあります。安曇野にも気持ちの良いベンチの備え付けられた中庭があります。長野に旅行した折には、こちらにも立ち寄りたいですね。

またちひろ美術館からは比較的アクセスしやすい場所に、吉祥寺の井の頭公園があります。「井の頭自然文化園」や「三鷹の森ジブリ美術館」(要予約)がありますので、一緒に訪問するのも良いでしょう。

【吉祥寺・三鷹周辺のホテル一覧】

ちひろ美術館・東京

住所: 東京都練馬区下石神井4-7-2
電話: 03-3995-0612
料金: 大人800円(高校生以下無料)
休み: 月曜日(祝休日は開館、翌平日休館)、年末年始、冬期休館(2月)
   その他、展示替えのための臨時休館あり
営業時間: 10:00~17:00(最終入館16:30)
交通: 西武新宿線上井草駅下車徒歩7分
   関越自動車道・練馬ICより約20分
駐車場: 3台・無料

【投稿時最終訪問 2017年11月】

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