長久堂川田まんじゅう国道店【徳島和菓子の老舗】

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その土地に昔からある銘菓は、旅に行けばやはり食べたくなるもの。徳島県を横切るように流れる四国を代表する吉野川。その中流域にある吉野川市の和菓子の老舗「長久堂川田まんぢう」は徳島県内でも人気のお店です。明治5年創業で、かつては吉野川の渡しや鉄道の駅で店名にもなっている川田まんぢうを販売して名物となりました。今は渡し船や鉄道よりも車での移動が一般的なりましたが、車での移動する旅人が気軽に川田まんぢうを購入できるロードサイド店があります。

国道沿いにある人気の老舗和菓子店

川田まんぢう国道店

徳島市より吉野川沿いに西へ向かう国道192号線。美しい吉野川やその付近に広がる山々の眺望を楽しめるドライブルート。その途中、JR川田駅前から徒歩10分少しの場所の国道沿いに「長久堂川田まんぢう」があります。今回は車でのアクセスが便利な国道店に立ち寄りました。とても歴史を感じる建物で、川田駅前にある本店より国道店のほうが老舗の雰囲気がたっぷりと感じられます。

長久堂川田まんぢう国道店

店内は落ち着いた和の佇まい。訪れた時はコロナ禍の最中で物々しいパーティションがありましたが、店員さんは暖かく迎えてくれました。

明治時代より大人気の小さくても美味しい川田まんぢう

川田まんぢう

店名にもなっている「川田まんぢう」

ひとくちサイズの薄皮まんじゅうです。立派な箱に入ったものはもちろん、4個入りも売られています。簡易包装で自分1人だけで食べるにはちょうど良いサイズです。

川田まんぢう

とてもちいさな一口サイズのまんじゅう。薄皮の中にたっぷりと詰まった薄墨餡は甘すぎずさっぱりした味わい。後味さっぱりの甘さが心地よく口の中に広がります。薄墨餡は厳選した北海道産の小豆と吉野川に流れ込む清冽な水を使い、小豆の皮を一つひとつ丁寧に剥き、独自の製法で12時間以上かけてつくられるそうです。保存料や着色料、防腐剤などを一切使用していない無添加が自慢で、出来立てを頂くのが本当に美味しいのです。

川田まんぢう阿波ういろ

お店の方に勧められて、店頭の腰掛けとテーブルで「阿波ういろ」の試食をいただきました。米粉と餅粉、そして自家製の自慢の生餡を練りあわせた逸品。もちもちの食感と程よい甘さがとても上品で、老舗の底力を感じる美味しさでした。

川田まんぢうは、吉野川の南岸の土手をサイクリングしていると、お店のすぐそばに下りることが出来ます。サイクリングの途中、糖分と栄養に立ち寄るにももってこいのお店で、今回はサイクリング途中に立ち寄らせていただきました。ここから上流、脇町までは土手道は無く、国道の路肩を走ることになります。甘い川田まんぢうは少し気合を入れて走る前のパワー補充スポットとしてとてもありがたかったです。

長久堂川田まんぢう 国道店

住所: 徳島県吉野川市山川町川田775
電話: 0883-42-2906
時間: 9:00~17:00
定休日: 元旦のみ
駐車場: 10台(無料)
アクセス: 徳島自動車道・脇町ICより約10分

【投稿時最終訪問 2020年5月】

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