諏訪湖間欠泉センター

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信州一の大きさを誇る諏訪湖は温泉の楽園でもある。湖の周辺には、数多くの温泉地が点在する。その諏訪湖の温泉パワーを見せつけてくれるのがここ「諏訪湖間欠泉センター」だ。
もわもわと煙を上げる湯釜を間近に見学できるだけでもすごいが、なんとここはその湯釜の一つが大噴出する。地下850mから吹き上がる間欠泉をまさに間近に楽しめる楽しめる場所。ロープが張られているだけで、間欠泉噴出の瞬間、その間近に(自己責任で)立ち会える、なんとも豪快な場所だ。しかも入館無料という太っ腹ときている。
とはいえ、いつも豪快に間欠泉が噴き出しているわけではない。間欠泉の噴出時間は決まっていて、おおよそ以下のとおり。
通年  10:00 11:30 13:30 15:30 16:30
4~9月    17:30
諏訪湖を観光するときは、時間を調整して、ぜひ大迫力の間欠泉を楽しみたい。僕はふらりと寄ったが、ちょうど間欠泉の噴き上がる時間だった。

諏訪湖間欠泉センター

時間になるとアナウンスで「間もなく、間欠泉が噴出します」とお知らせされる。すると、ゴボッ・ボボボボボッと鈍い音が立ったと思ったら、湯釜から熱湯が噴き上げ始めた。120℃の熱湯。近づくことはできるが、やはり近づくのは危険です。

諏訪湖間欠泉センター

どんどん音が激しくなり、周囲は真っ白な湯気に包まれる。そして一気に空高く間欠泉が噴き上がる。3階建ての建物の屋根の上まで噴き上がる間欠泉は豪快。約50mの高さまで噴き上がる日本有数の間欠泉だ。
噴き上がった間欠泉は雨のように周囲に降り注ぐ。噴き上がるのは熱湯だが、落ちてくる頃には水になっている。間欠泉は激しく噴出し、くすぶり、また噴き出す。何度かその繰り返しを経て、周囲はまた静かになる。それと同時に、周りで豪快な地球のメカニズムを楽しんでいた人々は、各々思いの場所に去っていく。

諏訪湖間欠泉センター

10年前にもここに訪れたことがある。その時は、ここが温泉プールになっていて、間欠泉がある所は露天温泉プール。露店温泉プールとはいえ、ほぼ水着着用の混浴露天風呂のようなものだ。ここで湯に浸かりながら、間欠泉が吹き出す時間を待つ。そして露店風呂のすぐ横で噴出した間欠泉と、その落ちてくる飛沫を浴びて楽しんだ。落ちてくる飛沫はかかっても熱くなかった。
どういう理由かはわからないが、もう温泉プールは廃止され、テラスと湯殿になっていた。当時の面影を残す、滑り台や湯滝、打たせ湯が少し寂しそうだった。ただ、当時はプールを利用しないと施設の中から間欠泉を見られなかった。今は無料で間近から間欠泉が見れるので、旅人にとっては使いやすくなったのかも知れない。また、湯殿では温泉玉子が作れ、施設の外では足湯が無料で楽しめるようになっている。

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諏訪湖間欠泉センター

場所:長野県諏訪市湖岸通り2

電話:0266-52-8282

交通:JR中央本線上諏訪駅から徒歩10分

    長野自動車道岡谷ICより、国道20号線を約15分  

料金:無料

駐車場:約40台(無料)

営業時間:9:00~18:00

      (10~3月は~17:00)

定休日:無休

【投稿時最終訪問 2007年7月】

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