五色姫海浜公園【愛媛の夕日のスポット】

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愛媛の夕日のスポットで、冬には「だるま夕日」が見られるスポットである「五色姫浜」。県庁所在地である松山からも程近い伊予市にあり、夏には海水浴になる整備された公園になっている。
夕日が見たいと思ったら松山市内や松山自動車道の伊予インターからも近く、近くにある愛媛県最大のショッピングモール「エミフルMASAKI」でショッピングを楽しんだ後に立ち寄ることもできる場所だ。

夕日が美しい海水浴場「五色姫浜」

五色姫海浜公園の堤防

五色姫海浜公園近くの堤防。奥に見えるのは、海に浮かぶ島々。瀬戸内海はとても島が多い。島と灯台・堤防の連続は、瀬戸内海の独特の風景で、とても美しい。
付近には、明治時代に建てられたという、小さな古い灯台がある。

五色姫海浜公園

ここには昔、平家の5人の姫が身を投げて五色の石になったという伝説が残る。今は、夏にはとても多くの海水浴客で賑わうビーチで、広い公園としても整備されている。
駐車場は約500台駐車可能。北側と南側に駐車場がある。南側の駐車場は50台ほどしかなく、道も狭い。北側の方が駐車スペースは広く、道も広くて利用しやすい。

五色姫海浜公園

夕暮れ時の五色姫海浜公園。静かに響く渚の音。瀬戸内海は波は穏やかで、とても静かな海だ。特に北風が強い冬の日でも、海は平穏を保ったままの表情を見せてくれることの方が多い。

五色姫海水浴場

五色姫海浜公園のビーチ。白く柔らかい砂がとても気持ちがいい。夏は海水浴客で込み合うのもわかる気がする。この五色姫海浜公園は愛媛県のビーチバレーのメッカ。ここでビーチバレーの大会がよく催される。

五色姫浜

ビーチを護るように、左右に堤防が海に向かって突き出している。堤防の突端までは、気持のいい海の散歩道。ビーチの後ろに見える赤い看板の建物は、花かつおで有名な「ヤマキ」の本社工場だ。

冬の五色姫浜で見られるだるま夕日

瀬戸内海の浮島現象

瀬戸内海に浮かぶ島々。よく見ると、海面から島影が浮かびあがり、その下に鏡に映ったような上下反対の島の影が見える。これは海面と大気の温度差が大きい時に現れる、蜃気楼の一種。この蜃気楼が現れるときにはだるま夕日が見れる可能性が高い。
だるま夕日とは、その字の通り、水平線に沈む夕日がダルマの形に変形したように見える現象。瀬戸内海は島が多く、その島影でだるま夕日になりそうかどうか判断できるのでとても便利。しかし、ちゃんと場所を選ばないと、その島の後ろに夕日が沈んでしまい、だるま夕日が見れない。

五色姫海浜公園の夕景

夕やけの中、釣りをする人がなんだかいい絵になる。太陽は雲の中に入っているが、水平線には島はない。しかも水平線には雲はかかっていない。これで何とか夕日が水平線に沈むところを見ることができそうだ。その瞬間を寒空の下、今や遅しと待ち続ける。

瀬戸内海の夕日

さあ、だるま夕日!
と思ったら残念。雲が流れてきて、水平線に沈む太陽を覆い隠してしまった。それでも雲の隙間からこぼれる太陽の光。上下対称に見えるのがおわかりいただけるだろうか。これは蜃気楼で下側に太陽の幻が現れている。雲がなければ美しいだるま夕日になっていたのだろう。少し残念だった。

夕方の五色姫海浜公園

日没後に残照に照らされたほんのわずかでありながら、とても美しい時間「マジックアワー」
この時間帯の海の風景はとても美しく、景色がアートに見えてくる。雲や島影でだるま夕日は見れなくても、マジックアワーは必ずやってくる。諦めてすぐに帰るべきではないだろう。美しい時間は、瞬きをしている間に消えてしまうから・・・

秋の五色姫浜で眺める真っ赤な夕やけ

五色姫海浜公園の夕日

今度の季節は秋。五色姫浜にたどり着いた時には、今まさに太陽が水平線に沈もうとするところだった。慌てて娘をベビーカーに乗せて海辺へと急ぐ。しかし、海に近づく太陽だが、雲が覆い隠してしまっている。

五色姫海浜公園の日没

雲が邪魔だなぁと思っていると、ゆっくりと太陽が雲の中から降りてきた。雲の中からゆっくりと海に落ちていく太陽はとても幻想的。
真っ赤に染まった雲はまるで混沌としたカオス。そこから水滴が垂れ落ちるように、焼けた光の塊が海に溶け落ちていく。

五色姫浜の夕日

「だるま夕日」を期待したが、今日はだるまにはならなかった。それでも雲の真下から沈む夕日はとても幻想的。不謹慎ながら、まるで映画やアニメの大爆発のシーンにも見える。

五色姫海浜公園の夕景

瀬戸内海に沈んでいく夕日。多くの島影と、そこを行きかう船の姿が、瀬戸内海を代表する風景。それらは夕日に美しい旅情というスパイスを加えて、とても素晴らしい夕景に仕上げてくれる。

五色姫海浜公園の日没

初めて海と日没を見る娘。まだ、眩しいくらいにしかわからないのだろうが、とても素晴らしい風景を見せてあげられたと思う。早く、この風景をきれいと思えるように大きくなってほしい。

五色姫の真っ赤で美しい夕景

五色姫海浜公園のサンセット

ゆっくりと沈んでゆく太陽。全てのものを真っ赤に染めて、今日一日の終わりを激しく演出する。

夕方の五色姫海浜公園

太陽が沈むと、空は夜が濃紺に染めていく。それでも水平線の下からの残照が、その空に浮かぶ雲をまだ赤く染め続ける。青と赤が交錯する、少し南国を思わせる夏の終わりの空だった。

五色姫浜の夕景

太陽は沈んだが、見事に辺りを真っ赤に染めた。まるで別世界、映画のワンシーンのようだ。

五色姫海浜公園の夕景

海岸でくつろぐカップル。とても絵になる。

夕方の瀬戸内海

去りゆく夏と、終わりゆく今日を惜しむのか。元気な人がまだ海で泳いでいる。真っ赤な海で、一筋の波を引きながら泳いで行く姿もまた、とても幻想的。

五色姫海浜公園のマジックアワー

見事に焼ける水平線。これだけ美しい残照は久しぶりだ。この美しい赤い海と空をバックに家族で記念写真。いい写真が撮れた。

五色姫浜のマジックアワー

残照もどんどん光を失ってくる。それと同時に見事なマジックアワーが始まる。光と闇、海と大地、赤と青、すべてのものが溶けていき、やがて真っ暗な夜になる。美しいドラマのような風景。1日の終わりを家族で楽しめたのは、とても幸せな時間だった。

夕日の後は松山・道後温泉に泊まりたい

日本最古の温泉とされる道後温泉には、数多くの宿があります。どの宿にも趣向をこらした温泉を楽しめ、さらには湯篭をもって浴衣姿で道後温泉本館や椿の湯といった外湯巡りも楽しめます。道後温泉から伊予鉄道の駅に続く商店街「道後ハイカラ通り」にはたくさんの店が並んでおり、各ホテルの軒先には無料の足湯があり、道後温泉は散策するにはもってこい。海にも近く美味しい魚を食べられる店も多数。道の駅ふたみから1時間もあれば道後温泉に到着するので、遅めの夕食を食べられる宿、夕食なしのプランの宿ならもってこい。また松山市内にも温泉つきのシティホテルがいくつかあるのでそちらに宿泊するのも気持ちが良いです。

五色姫海浜公園

住所: 愛媛県伊予市尾崎
電話: 089-982-1111
休み: 対象外
営業時間: 入園自由・無料
交通: JR予讃線伊予市駅・伊予鉄道郡中港駅から徒歩15分
   松山自動車道伊予ICから車で約5分
駐車場: 約500台(無料)
施設: 売店・納涼席・無料シャワー・ビーチバレーコート(夏期限定)
   トイレ・旧灯台(明治時代の灯台・駐車場内にあり)

【投稿時最終訪問 2009年1月】

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