雲の上の温泉 【高知県梼原町】
四国カルストの山麓、坂本龍馬が土佐藩を脱藩した地である高知県梼原。深い山の中だが四万十川の源流にも近く、アウトドアや歴史の見所がたくさんある。そんな梼原で宿泊や日帰り湯で人気のホテルが「雲の上のホテル」だ。
山奥にあるお洒落でスタイリッシュな建物
「雲の上の温泉」は高知県梼原町、四国カルストの高知県側の登り口に位置する、その名の通り、高原の深い自然に囲まれた温泉だ。温泉のほかに温泉プールがあり、隣には「雲の上のホテル」がある。
コンクリート打ちっぱなしで、デザインされた壁一面の窓ガラスなど、モダンなホテル。入口は池に囲まれ、夜には松明が灯される。いつかは泊まってみたいお宿だ。すぐ近くにはライダーズイン(バイク、自転車旅行者向けの簡易宿泊施設)もある。
中は気持ちのいいフローリングとウッディな内装。和を感じさせる造りもいい雰囲気を醸し出している。
休憩室は琉球畳を敷き詰めた和室。窓の先には芝生と温水プールへ向かうウッドデッキの渡り廊下が見れて気持ち良い。大型液晶テレビもあるので、相方との待ち合わせも苦にならない。
広々とした内湯は疲れが癒える気持ち良さ
雲の上温泉の内湯。泉質は塩化ナトリウムを含む、炭酸水素塩冷鉱泉。慢性婦人病や神経痛などに効果があり、また余分の油分や古い角質を落とすことから「美人湯」と呼ばれているそうだ。
壁一面の窓から眺める景色にはは緑があふれ、とても開放感がある。
水風呂と打たせ湯。高知や四国の南部に行くと、愛媛では壊滅状態の打たせ湯が何箇所か生き残っている。最近は打たせ湯が使えない施設が多いので、とてもありがたい。
こちらは気泡風呂と寝湯。射し込む光を浴びながら体を横たえると、とても気持ちよくリフレッシュできる。
大自然の中でまったりできる寛ぎの露天
ウッドデッキに囲まれた露天風呂。囲いがなく、広い芝生を前に湯に浸かれる。見上げると空は広く、気持良いくらいの開放感がある。
施設周辺には色濃く自然が残り、湯煙漂う空気もとても凛としていて清々しい。プールサイドに置いているような椅子も何脚か用意されていて、裸のまま寛げる。
道の駅が併設され、温泉施設内ほかホテルにもレストランがある。周囲には自然が多く、夜は満天の星空が頭上で煌く。快適な車中泊が楽しめるスポットでもある。
雲の上の温泉
住所 高知県高岡郡檮原町太郎川3785
電話 0889-65-1126
料金 大人500円、小人(2歳~小学生)300円
休み 通年無休
時間 10:00~22:00(火曜は17:00~、火曜が祝日の場合は水曜17:00~)
交通 高知自動車道須崎東ICより国道197号線を車で約1時間
松山自動車道うち子ICより国道197号線を車で約1時間半
JR土讃線須崎駅から高知高陵交通バス檮原行きで1時間10分、太郎川公園下車すぐ
駐車場 約80台(無料) 満車時は併設の道の駅も利用可能
無料設備 ボディソープ、シャンプー、ドライヤー、休憩室、ロッカー
有料施設 レストラン、温水プール
宿泊施設 無し(雲の上のホテルが隣接)
【投稿時最終訪問 2007年10月】