鳴門スカイライン【空を飛ぶような絶景ドライブ】

渦潮で有名な鳴門海峡。川のように流れる激しい海のイメージが強い鳴門だが、複雑に入り組んだ陸地に囲まれた静かな海もあることはあまり知られていない。そんな鳴門のリアス式海岸のような風景を楽しめるのが、国道11号線から鳴門海峡へ向かう延長8.1Kmの「鳴門スカイライン」だ。

海と山が複雑に絡む絶景をドライブ!

鳴門スカイライン

「鳴門スカイライン」は海峡をいくつも越えて島を渡り、山を走りぬける爽快なドライブルートだ。遠くには巨大な大鳴門峡がかかる鳴門海峡と淡路島も望むことができる。全線2車線でとても走りやすく、所々車を停めて風景を眺めることができる。鳴門海峡付近のの徳島の地形は、いくつもの島が密接している。海から急峻な山地が立ち上がっていて、リアス式海岸のように見える
はるか下に町や海を眺めながら続く、ワインディングロード。山の上を走っていたかと思うと、いきなり足元がスパッと切れ落ちる。そして、はるか下に海を眺める高い橋「四方見橋」を渡る。鳴門スカイラインのハイライトとも言え、橋の幅は狭く、勾配があるので、車を走らせていると、本当に海の上を飛んでいるような錯覚を覚える。
カーブや勾配がきついが、次々に表情を変える車窓からの景色はまさに絶景。以前は有料道路で、所々に展望台があり、売店やレストランがあったが、現在お店は全て閉店。封鎖されている展望所もあり、交通量も少ない。訪れる人は少ないが、手軽に絶景を楽しめる場所なので、近くを訪れたなら、ドライブをしない手はない。

釣り屋形が浮かぶ穏やかな内の海は独特の風景

鳴門内の海

さて、数少ない展望台で、最も景色が良いのは島田島にある「四方見展望台」だ。ちなみに島田島は、「島田」と言う名前の島。
名前の通り、360度の展望が得られる場所だ。その中でも「絶景」なのは、内の海と呼ばれる内海の景色。
激流で知られる鳴門海峡にありながら、四方を島や陸地で囲まれたこの海は、まるで鏡のように静か。とても穏やかな景色が広がる場所だ。

釣り屋形

海の上にたくさん浮いているのは、「釣り屋形」と呼ばれるイカダ。以前は真珠の養殖が行われていたが、それに変わり釣り屋形が浮かべられるようになった。穏やかな海での屋形の上の釣りは、ファンにはとても人気らしい。
碧く穏やかな水面に浮かべられた数々の屋形。その景色はとても非日常的で、遠い異国にたどりついたかのような旅情さえも感じそうだ。
スカイラインはこの後も何度もカーブを描き、鳴門海峡へと向かう。スカイラインからは鳴門のうず潮を見ることはできないが、鳴門海峡にたどり着けばは観潮船や展望施設、美術館など、楽しめる施設が多くある。ドライブの後も、見所がいっぱいだ。

鳴門の宿泊情報

鳴門付近には海に面したリゾートホテルが多く建ち並びます。そのためやや客室が多くなっていますので、ワングレード上の部屋やリーズナブルなプランが見つかるかも。鳴門海峡の海の幸を堪能できる快適な滞在を楽しむなら、鳴門のホテルがオススメです。

■ 鳴門のホテル・宿一覧

鳴門スカイライン

場所: 徳島県鳴門市
通行料:無料 
付帯設備:特になし
駐車場:展望台、路肩が数箇所
アプローチ: 国道11号線より、誘導看板あり
近隣観光地: 鳴門公園、鳴門橋、大塚国際美術館 など

【投稿時最終訪問日時 2006年12月】

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください