伊根湾めぐり遊覧船【舟屋を見るなら海の上から】

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京都府の日本海の風物詩である伊根の舟屋。船の収納庫の上に住居が建つ伊根独特の伝統的建造物です。が、舟屋の並ぶ通りを散策しても、地方の漁村とほとんど代わり映えがありません。実は舟屋の顔である海側は、当然ながら陸地からはなかなか見られません。舟屋の姿を見るには海の上からなのです。そんな舟屋の顔を最も間近で楽しめるのが遊覧船です。

舟屋が建ち並ぶ穏やかな伊根湾

伊根湾

伊根湾は山陰地方では珍しく完全南向き。そのため冬の北風を背にした山で防げ、湾内には大きな波はたちません。しかも湾の入口には島があり、天然の良港なのです。

揺れない双胴の遊覧船で伊根の舟屋を巡る

伊根湾めぐり遊覧船

重要伝統的建造物群保存地区である伊根の舟屋。伊根湾に沿って舟屋が建ち並ぶ風景の美しさは、海側から見ないとわかりません。「伊根湾めぐり遊覧船」では、約25分かけて湾内を周遊し、舟屋の景色を楽しめます。双胴船のうえ湾内はとても静かなので、船の苦手な方でも比較的安心して乗れます。

伊根湾めぐり遊覧船

船上から見る海は、湾内なのに青く透き通っています。美しい日本海からもたらされるの恵みの多さを感じる事ができます。

伊根湾めぐり遊覧船

快適な船内もいいですが、キャビンの上のデッキから舟屋の風景を楽しみたいですね。遊覧船にありがちな、カモメが追いかけてきて手にした餌を取っていくプチお楽しみもあります。ただし、時に猛禽類もこちらの様子を伺っているので、ちょっと恐い(笑)

遊覧船で間近から眺める舟屋の集落

伊根の舟屋

出発すると、港のある日出地区の舟屋を間近に見ながら船は湾内に出て行きます。舟屋を近くから見れるチャンスは出港・入港の時なので、この先の進路が気になりますが、しっかり舟屋を眺めましょう。

美しい伊根湾をクルージングできる遊覧船

伊根の舟屋

船はゆっくりと伊根湾に蓋をする青島を横切り、対岸の舟屋の集落に向かって進んで行きます。

伊根の舟屋

冬には大荒れになる日本海にありながら、夏とはいえとても穏やかな海に舟屋は建ち並んでいます。一年を通して波が立たない限られた奇跡的な地形。ここには必然的に便利な舟屋はが軒を連ねるようになったのでしょう。

伊根の舟屋

伊根湾の先端まで舟屋は続いており、まるで海の上に浮かぶ家のように見えます。

伊根の舟屋

穏やかな伊根湾には養殖筏もいっぱい浮いてます。まさに海の恵みに祝福された場所と言えます。

海の上からしか見れない舟屋の姿を間近に望む

伊根の舟屋

舟屋は今も普通に人が暮らしています。そのため遊覧船も必要以上に舟屋には近づかない航路を進みます。

伊根の舟屋

なかには、宿屋や飲食店を経営している舟屋も多くあります。いずれも舟屋の大きさから小さなお店だったり、一組限定の宿だったりします。静かな隠れ家を楽しめるのも現在の舟屋の楽しみでしょう。お店や宿によっては、舟屋の船の格納庫を見学できるかも知れません。

伊根の舟屋

遊覧船乗り場に戻るときに舟屋に最接近します。舟屋の特徴である船を格納するスペースの様子がよくわかります。人の暮らしが感じられる舟屋の数々。穏やかな海に向かって開いた伝統的な風景を船の上からゆっくりと楽しめる「伊根湾めぐり遊覧船」伊根の舟屋を訪問するなら、是非とも利用したいスポットです。

伊根の舟屋の宿泊情報

伊根湾での宿泊は、一組限定ですが舟屋で宿泊できる宿もあります。「奥伊根温泉油屋」は伊根湾にほど近い場所にある落ち着いた温泉旅館。提携の舟屋旅館での宿泊プランもあるので空室を探してみるのもよいでしょう。また車で30分の距離にある「天橋立」付近にも海鮮が美味しい温泉旅館が多数あります。

伊根湾めぐり遊覧船

住所: 京都府与謝郡伊根町字日出11
電話: 0772-32-0009
料金: 大人680円 子供340円
休み: 無休
営業時間: 4/28~10/28:9:00 ~ 16:30 10/29~4/27:9:00 ~ 16:00
     毎時0分・30分に出航
交通: 京都縦貫自動車道・与謝天橋立ICより車で約30分
駐車場: 約25台(無料)

【投稿時最終訪問 2014年7月】

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