嵐山駅キモノフォレストとモモタロ湯

京都を代表する観光地のひとつ、嵐山。電車での嵐山駅の玄関口になるのが、京福電鉄、通称嵐電（らんでん）の嵐山駅です。その嵐山駅は2013年7月にリニューアルされ、駅自体が観光スポットとなりました。その目玉となるのが「嵐山駅キモノフォレスト」です。駅の周辺や中に友禅染で彩られたポールを竹林のように立てた、美しく京都らしいオブジェがあり、写真映えすること間違いなし。嵐電で嵐山に立ち下りた瞬間はもちろん、車や阪急で嵐山に訪れても、この駅に立ち寄れば、美しい嵐山・嵯峨野の世界を満喫することができます。

京都の新しい美「キモノフォレスト」

「キモノフォレスト」は嵐山駅の南側に隣接するスポット。小道にずらりと美しい友禅染が封入されたアクリル製のポールが隙間なく並び、京都の伝統的な和装と嵯峨野の竹林のイメージを融合させた、新しくも京都らしいはんなりとした美しい風景を織り成しています。それはまるで色彩の森に迷い込んだような、かつてない世界への誘いです。

2mの高さに統一されたポールは駅構内もあわせて約600本もあります。美しい伝統工芸の絵柄が織り成す小路はまさに京友禅の着物の森。32種類の絵柄の京友禅があり、雅な花や髑髏まで、ひとつひとつ見ていてもとても美しく、それはまるで美術館のようです。
友禅の森の奥には龍を奉った小さな「龍の愛宕池」があります。駅前にある天龍寺にあやかった龍が鎮座する友禅の美しいヴェールに包まれた神秘の泉は幸せを呼び込むと人気のパワースポットです。

京都嵐山温泉　花伝抄

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京都府京都市西京区嵐山西一川町5-4[地図]

駅自体が観光スポットの嵐山駅

駅入口付近は売店が並んだ通路となっています。間接照明の落ち着いたライティングで、昼なお薄暗い神秘的な空間を演出しています。赤い布が敷かれた縁台やベンチも多数もあり、お店で買ったものをここで頂くこともできます。

薄暗い空間で幻想的に光る京友禅のポール。LEDが内蔵された友禅ポールは夜には美しく伝統の絵柄を闇に浮かばせます。夜のキモノフォレストはと友禅の柄が輝いて道を作る神秘的な空間。昼間に訪れても、この仄暗い空間で夜の友禅の美しさの一端を垣間見ることができます。

嵐山駅には改札がありません。電車を利用しなくても、観光客が自由に駅構内に入る事ができるようになっており、駅自体が観光スポットとなっているのです。駅の中にも京友禅のポールがいくつも建てられており、ベンチなども所々に配されてのんびりと構内を散策できるようになっています。

レトロな電車と京友禅が誘う美の世界

ホームの武骨な鉄柱は竹を模した装飾がされており、友禅のポールと相まって京都らしい雰囲気が演出されています。

レトロな雰囲気の嵐電の車両とキモノフォレストの共演は異世界に迷い混んだかのよう。まるで映画やアニメに出てきそうな、幻想的な物語の世界のようにも見えます。

嵐山温泉彩四季の宿　花筏

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京都府京都市西京区嵐山中尾下町57[地図]

散策の後はホームの足湯でのんびりと

ホームの一番奥には嵐山温泉を使った足湯「モモタロ湯」(200円・タオルつき)があります。嵐山・嵯峨野の観光はどうしても歩く時間が多くなります。散策で疲れた足を癒すにはもってこいの施設です。足湯前には大地の恵みをおさめ、人々に幸福を授けるという「ふれ愛地蔵」が鎮座しています。なでると幸せになるとそうです。