橋の科学館【明石海峡大橋・舞子公園の見学スポット】
神戸と淡路島を結ぶ明石海峡大橋。その橋の真下にある「舞子公園」から全長4㎞を越える長大な明石海峡大橋が海の向こうの巨大な淡路島へと続いています。頭上にそびえる橋を支える巨大なコンクリートのアンカーブロックやはるかかなたまで伸びる吊り橋を見ていると、どうやってこの橋を造ったのか。どんな構造になっているのか不思議に思えてきます。そんな不思議をわかりやすく説明してくれる施設が、巨大なアンカーブロックのすぐ横にある「橋の科学館」です。
明石海峡大橋の仕組みや建設の様子など内容充実の展示
「橋の科学館」は明石海峡大橋を支える巨大なコンクリートの建造物であるアンカーのすぐ下の広場のに面して建っています。なかなか大きな建物ですが、アンカーブロックのすぐ横にあると、とても小さく見えます。橋の科学館の付近はタイル敷の広場が海まで続いており、ゆっくりとくつろぐことができます。特に海の付近では、明石海峡の美しい風景とそこにかかる巨大な橋、そして行きかう船を眺めながら寛いだりお弁当を食べたりすることも出来ます。
橋の科学館は、世界一の長さの吊り橋「明石海峡大橋」の建設技術などを紹介する施設です。海のど真ん中にどうやって300mを超える高さの主塔を建てたのか、建設中に遭遇した阪神淡路大震災など、様々な内容が展示されています。明石海峡大橋が完成したのは平成10年。今から20年ほど前のことですが、それでもその技術のすごさには驚く事ばかりです。
天井には明石海峡大橋の風洞模型が。その長さは40m。スケールにすると1/100くらいになります。どれだけ明石海峡大橋が長いか実感ができます。1日5回(10:50、11:50、13:50、14:50、15:50)、風速60m/sの強風を受けたときに、橋(補剛桁)がどんなふうにたわむのか、この模型を使ったシミュレーションが行われます。
館内には明石海峡大橋についての説明のパネルがずらり。建設技術はもちろんのこと、安全性や景観を含めた環境配慮、保守作業の説明や保守方法の進化など、思わず「へぇ~」と思うことばかりです。その他3Dシアターやパソコンでのクイズコーナーもあり、大人も子供も楽しめる内容になっています。
四国と本州を結ぶ橋を精巧な模型で紹介
明石海峡大橋の精巧につくられたジオラマが館内に展示されています。橋の高さや長さだけでなく、付近の地形や海の深さまでわかるとてもリアルなものです。
しまなみ海道最大の橋、来島海峡大橋のジオラマも展示されています。しまなみ海道は自転車や徒歩でも渡る事ができ、橋に上がるスロープまでもが見事に再現されています。
明石海峡大橋だけでなく、瀬戸大橋、しまなみ海道といった瀬戸内海にかかるその他の橋も紹介されています。本州と四国にかかる橋の事をいろいろ知ったうえで、四国に旅にでかけると楽しさが倍増しそうですね。
舞子の観光と宿泊情報
舞子駅前にある舞子公園は、淡路島にかかる明石海峡大橋を真下から望む気持ちの良い公園。「舞子海上プロムナード」や「橋の科学館」などの明石海峡大橋を楽しむ観光施設や、「孫文記念館」をはじめとする歴史あるが建ち並び、海の美しさと歴史を感じる神戸らしいスポットです。付近には「舞子ビラ」などのホテルがあり、美しい風景を上質な空間で楽しめる神戸のマリンリゾートを楽しむめる宿泊地です。
橋の科学館
場所: 兵庫県神戸市垂水区東舞子町4-114
電話: 078-784-3339
営業時間: 9:15~17:00(入館30分前まで)
(夏休み期間~18:00、12~2月~16:30)
休業日: 月曜日(祝日の場合は翌日、夏休み・GW等は無休)
12/29~1/3
料金: 310円(小・中学生150円)
交通: JR・山陽電鉄 舞子駅から徒歩5分
駐車場: あり (舞子公園駐車場1時間200円)
【投稿時最終訪問 2017年5月】