石神井公園【三宝寺池と石神井池の凍結】

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「石神井公園」(しゃくじいこうえん)は、東京都練馬区にある都立公園。自然豊かな三宝寺(さんぽうじ)池と閑静な石神井池の2つの池の周囲に豊かな森が広がる、都内とは思えない自然に囲まれた公園。国の天然記念物にも指定されている植物群落や中世の城跡があり、駅からもすぐのことからバードウォッチングや公園、ボート遊びを楽しむ親子連れで賑わう都会のオアシスです。

都内中心とは思えない原始の様相を見せる三宝池

石神井公園ひょうたん池

三宝寺池のある石神井公園の西側に入るとすぐにあるのが「ひょうたん池」。三宝寺池と石神井池の間にある小さな池で、三宝寺池と石神井池をつないでいます。付近は散策できるようになっており、茶屋、アスレチック広場、おべんとう広場があり子連れで賑わいます。

三宝寺池沼沢植物群落

三宝寺池に浮かぶ大きな島は天然記念物である三宝寺池沼沢植物群落となっています。東京のど真ん中に、原始の様相を見せる水生植物が生い茂る湿地のような場所があるのはとても不思議です。付近には木道が通されており、水鳥を中心とした野鳥のウォッチングで訪れる人も多い場所です。

石神井公園メタセコイアの森

三宝寺池の北岸にはメタセコイアの森が広がっています。紅葉して木々が落ちた冬のメタセコイアの森は太い幹の向こうに広がりがあり、とても気持ちよい空間になっています。

三宝寺池メタセコイアの森

メタセコイアの森を通り抜けるように続く湖畔の散歩道。木道を歩けば都内とは思えない、高原にいるかのような心地よい散策を楽しめます。

三宝寺池湧水

池の畔からは水が湧き出しています。かつては豊富な湧水があったそうですが今は水量が減少したため、地下から水を引き揚げているそうです。それでも昔を復元した水の湧く風景をとても趣があります。

三宝寺池

三宝寺池の付近にはビルなどの建造物はなく、まるで山の奥深くに来たかのような自然にあふれたながめ。とても静かで、東京23区の中にいるとはとても信じられません。

三宝寺池と神社

三宝寺池には宇賀神社穴弁天や厳島神社があります。都会の中にあるこの神秘的な風景は神がかっているとしかいえません。

三宝寺池水神社

三宝寺池に突き出した岬には水神社があります。神秘的な三方池の守り神としての威厳を感じます。

凍結した三宝寺池

厳しい冷え込みとなったこの日は三宝寺池には氷が張っていました。東京とは思えない冬の自然を感じられる風景になっています。

石神井城跡

三宝寺池南岸の雑木林の中には石神井城跡があります。鎌倉時代後期に築城された中世の城で内郭の土塁、空壕が残っています。

閑静な住宅地とボート遊びが楽しめる石神井池

石神井池

三宝寺池の西側にはもう一つの池、石神井池があります。三宝寺池と違い人工の池で、付近は閑静な住宅街になっています。池の周囲には遊歩道や公園になっており、こちらの池でもゆっくりと散策ができます。またボート乗り場や売店が西の端・石神井公園駅側にあり、深い自然の三宝寺池と違ったカジュアルな雰囲気を楽しめます。

石神井池の住宅街

石神井池の付近には高級住宅地となっており立派な戸建てやマンションが余裕をもって建ち並んでいます。散策するだけでも目の保養になります。

冬の石神井池

石神井池の周囲は散策道になっており、所々にベンチがあり散歩やサイクリングが楽しめるようになっています。この日はとても寒くて池の半分に氷が張っていましたが、散歩をする人も少なくはありませんでした。

凍結した石神井池

まるで静かな保養地のよう。ベンチに座っているだけでも静かな休日を満喫できます。西武池袋線・石神井公園駅から徒歩10分もかからない、気軽に訪れられる都会のオアシスです。

凍った石神井池

強烈な寒波はスワンボートを凍りついた池に閉じこめてしまっていました。駅から徒歩7分ほどの場所にあることもあって、普段はスワンボートのほかに手漕ぎボートやサイクルボートなどを楽しむことが出来ます。

石神井公園

場所: 東京都練馬区石神井台1-26-1
電話: 03-3996-3950(石神井公園サービスセンター)
営業時間: 24時間
休業日: 無休
入園料: 無料
交通: 西武池袋線・石神井公園駅徒歩7分
   関越道・練馬ICより約6分
駐車場: 2箇所計70台(1時間400円、以降30分ごと200円)

【投稿時最終訪問 2019年11月】

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