須磨浦公園花見【桜と海が楽しめる神戸の駅前お花見スポット】

電車を降りたらすぐ花見。広くて遊具もあるので子連れでもOK。広い場所にたくさんの桜があるのでとてもゆったり。海と桜を望め、さらには大規模な夜桜もある1日中お花見を楽しめる神戸の人気花見スポットが「須磨浦公園」だ。

桜に包まれた須磨浦公園駅はとても美しい!

桜の須磨浦公園駅

今回お花見に出かけたのは「須磨浦公園」。神戸市須磨区にあり、山陽電鉄の須磨浦公園駅下車すぐ。こうやって電車でお出かけできるのも須磨浦公園のいいところだ。電車から降りると、満開の桜が待っていてくれた。

桜の須磨浦公園駅

須磨浦公園駅は近畿の駅百選に選ばれた事がある、旅情あふれる駅。桜の時期はホームが美しく彩られ、鉄道ファンでなくても電車の写真を撮りたくなる。淡路島が浮かぶ海に向かって走っていく風景も、何とも美しい。ウグイスが鳴く中、ガタンゴトンと電車が通り過ぎていく風景は、新しい春の風景だった。

桜の須磨浦公園

駅を降りると桜と花が咲き乱れ、海からの潮の香りが漂う。駅前に200台収容の駐車場はあるが、須磨海釣り公園と共用の駐車場。多くの人がお花見に訪れるので、駐車場の入場待ちの行列が発生する。花見に訪れるなら、電車の方が気軽だ。花見の時期には須磨浦公園駅に臨時停車する直通特急もある。

須磨浦公園駅

須磨浦公園駅付近には民家は少なく、普段使いで乗降する人は少ない。駅舎にはロープウェイがあり、鉢伏山山上にある須磨浦山上遊園へと続いている。大阪湾や淡路島を見下ろせる鉢伏山頂上に気軽にアクセスできると人気のスポット。須磨山上遊園は、「最悪の乗り心地」と話題のカーレーターや海を見下ろす回転展望レストランなど、昭和のレトロが令和時代でも楽しめると密かな人気なのです。

敦盛橋

駅を出て西側の坂を登ると「敦盛橋」がある。この橋は山陽電鉄の線路をまたいでいるのだが、ここで電車撮影をしている人が多かった。

春の須磨浦公園駅

敦盛橋からの須磨浦公園駅。ホームの上にまたがるように、須磨浦ロープウェイの乗り場が鎮座している。その脇を満開の桜が彩っており、とても風情のある駅だった。

須磨浦公園駅付近の山陽電鉄

同じく敦盛橋から西側を望む。山が海までせり出しており、その間を線路が走り抜けていく。海の向こうの対岸は淡路島。神戸は都会的なイメージがあるが、海も山もあり自然も豊かだ。

桜の須磨浦ロープウェイ

標高248mの鉢伏山に向かう須磨浦ロープウェイ。山頂には「須磨浦山上遊園」があり、回転展望閣やサイクルモノレール、噴水広場など、レトロで小さな遊園施設がある。山頂付近にも桜が美しく咲いており、須磨浦や明石海峡を見下ろしながらの花見は気持ちよい。ただ、ロープウェイとカーレーター、リフトなどを乗り継いで頂上までのぼると、大人往復1600円、子供1200円となかなかの出費。この鉢伏山は全長56kmにの「六甲全山縦走路」の最初の山にあたる。ハイキングコースもよく整備されている頂上への登山は地元の幼稚園の遠足コースなので、桜と海を見下ろすプチ登山をするのも良い。
今回はロープウェイには乗らず、麓の須磨浦公園で花見を楽しむ事にする。

駅前で海と桜を見ながら広々とした場所で花見!

須磨海釣り公園と桜

桜の向こうには海が広がる。海に浮かぶのは「須磨海釣り公園」。沖合400mまで張り出した施設は釣り人にはとても人気だ。(2020年3月現在、台風の影響で休業中)海の上で、須磨浦公園の桜を愛でながら釣り糸を落とす太公望たちがとても気持ちよさそうに思えた。海釣り公園横には海岸があるので、花見の途中で海辺で遊ぶということもできる。

須磨浦公園の桜と海

須磨浦公園駅付近に広がる「須磨浦公園」は神戸市が管理しており、無料で楽しめる。神戸市の桜の名所で、同市の「花の名所50選」に選定されている。海と山、そして国道2号線とJR、山陽電鉄にはさまれた細長い公園だ。

須磨浦公園の桜

海が間近に迫る須磨浦公園は、松林がとても美しい。その松の下に、桜が美しく咲き誇る。松林の間から降り注ぐ光に桜がまだらに染め上げられ、より一層幻想的に感じる。

須磨浦公園花見

須磨浦公園は桜の名所ではあるが、神戸の西の方である事や駐車場がやや物足りない事もあり、訪れる人はびっくりするほど多くはない。公園が広いことも手伝って、花見をするスペースは十分なくらいに空いている。場所取りは不要。自分の好きな場所で好きなスタイルでくつろげる。ただし、バーベキューは禁止されている。

須磨浦公園と海

海と公園の間を絶え間なくJRの電車が走り抜けていく。自然豊かな場所だが、ここが大動脈が走る都会の真ん中である事を思い出させてくれる。山が海に一気に迫り、平地が無いこの場所だけが、せわしい都会にありながらゆっくりとした時間が流れている。

一ノ谷

この付近は「一ノ谷」と呼ばれる。源平合戦の「一ノ谷の戦い」が行われた場所だ。今は平和な公園ではあるが、はるか昔にここで大合戦が行われたというのはにわかに信じがたい。

春の須磨浦公園

公園の中を東へと歩いてく。海側にはJRが走るが、山側には乗ってきた山陽電鉄(阪神電車が乗り入れ)も走る。桜の海の中を走り抜ける電車の姿はとても美しい。ここでは10両以上ある電車が猛スピードで駆け抜けていき、さらにはどこまで続いているのかわからない貨物電車。幼稚園児の娘には電車が何本も通り過ぎる風景はとても面白かったようだ。それでも何本も何本も通り過ぎるので、終いには関心がなくなってきた。

須磨浦公園遊具

電車に関心が無くなった娘の向かった先が公園。滑り台、ブランコ、船の形をした遊具。砂場と石のオブジェのような橋がある。大きな公園とはいえないが、遊具は平成26年の3月にリニューアルしたばかりで新しくて気持ちがいい。小さな幼児が遊びながら、花見をするにはもってこいの場所で、ここで我が家はレジャーシートを広げた。

震災を忘れないモニュメントや古戦場の史跡

須磨浦公園みどりの塔

先ほどの公園からさらに西へ進むと「みどりの塔」というモニュメントがある。昭和29年に建てられた戦火復興の緑化推進を祈念して建てられたそうだ。

須磨浦公園モニュメント

「みどりの塔」のモニュメントの片隅に、明らかに転げ落ちたモニュメントの一部の球体がある。そのまま放置されているように見えるその球体には意味があった。1995年1月17日。この神戸を襲った阪神淡路大震災。その時の地球をひっくり返したような揺れが台座の上から2.4トンもある石の地球儀を振り落した。あの時の記憶と教訓を風化させないため、このモニュメントは修復せず、そのままの状態にされている。

敦盛塚

再び須磨浦公園駅まで戻り、国道2号線を西に2分ほど歩くと「敦盛塚」がある。神戸市指定有形文化財で、熊谷直実に討たれた平敦盛の供養塔で、室町時代に建立されたものだと言われている。平敦盛は平家の武将で16歳。笛の名手で美少年だったという言い伝えがある。源氏の武将、熊谷直実と一騎打ちを行い、敦盛は破れ、取り押さえられてしまう。直実が敦盛の首をとろうとしたところ、わが子と同じくらいの若さに躊躇してしまう。そんな直実を敦盛が首を取って手柄にしろと答え、直実は涙ながらに首を切り落とした話は有名。
敦盛塚のすぐとなりにはファミリーレストランのガストがある。ここで夕食を済ませて、夜桜ライトアップを楽しむのも良い。須磨浦公園は桜の時期は夜桜のライトアップも人気。例年4月上旬の18~21:00まで開催。先ほど花見を楽しんだ須磨浦公園の駅の東側はもちろん、「敦盛橋」を渡った駅の西側の桜もライトアップされる。

敦盛桜花灯り 須磨浦夜桜ライトアップ

須磨浦公園駅の夜桜

山陽電鉄「須磨浦公園駅」は近畿の駅百選にも選出された情緒あふれる駅。夜の帳が下りるとライトアップされた桜の木々に包まれ、電車とロープウェイが交差する駅舎は幻想的な姿になる。

敦盛桜

須磨浦公園の西側の桜は「敦盛桜」と名づけられている。「敦盛」は平敦盛のこと。笛の名手で、源平合戦で熊谷直実との一騎打ちに敗れ、その若さゆえに泣きながら直実が討ち取った平家の武将。その古戦場である一ノ谷がの須磨浦公園であり、公園内には敦盛の胴塚もある。その敦盛のイメージイラストと一緒に記念写真が撮れるようになっている。

敦盛桜

敦盛には興味を示さないが、桜の花びらを拾っては桜吹雪をするのに随分と熱心な娘。

須磨浦公園夜桜

美しい夜桜のライトアップに彩られた須磨浦公園入口。昼間の花見のスポットは駅の東側だが、夜桜は西側。ライトアップされたプロムナードに導かれるように坂を登っていく。

須磨浦公園駅ライトアップ

須磨浦公園駅はライトアップされた桜と、走る電車から漏れる車内の灯りに照らされる。昼間とはまた違う、まるで物語の中に迷い込んだような不思議な雰囲気が醸し出されていた。駅の付近には夜桜の下にベンチとテーブルがある。腰を下ろし、美味しいものでもビール片手に頂くのもとてもよさそうだ。

敦盛桜

敦盛桜の会場は須磨浦公園の中でも少し高台になったばしょにある。坂道を少し登る必要があるが、それでも夜桜が輝き始めると誘われるように多くの人が桜の公園へと訪れ始めた。

須磨浦公園ライトアップ

明かりが灯った道をゆっくりと登っていく。石垣にかがり火を思わせ、頭上には松の木々。かなり日本の美を感じられる趣が漂う。

須磨浦公園ライトアップ

開催年度によってはライトアップの様子ががらりと変わる。和の美を感じられるプロムナードは翌年にはファンタジーのようなド派手なライトアップになっている。 開催年ごとに趣向が違うので、何度も出かけたくなる。

須磨浦公園西側遊具広場

昼間に花見をした東側の公園とは逆の方向へ登っていく。少し登ったところに遊具広場。地域の公園などによくある鉄棒、ブランコ、動物の乗り物などの簡単な遊具が置かれている。子どもを本格的に遊ばせるなら、東側の線路沿いにある公園の遊具の方が充実している。

須磨浦公園花見

さらに西に進むと、桜の花に包まれたベンチ。桜の花の下で、海を見下ろしながらくつろげる贅沢な空間だ。

塩屋谷川放水路管理道路

公園内に突然現れたトンネル。「塩屋谷川放水路管理道路」と記されている。須磨浦公園の次の駅「塩屋」は、塩屋川沿いに開けた古くから開けた町。漁業の町ながら、外国人居留地として開発され古い洋館も多く点在する。土地的、地形的に塩屋川の拡張工事が難しく、町を水害から守る為、塩屋の町の入口から須磨浦公園のある鉢伏山の下を抜ける地下水路を作ったそうだ。その地下水路への入口らしい。

塩屋谷川放水路管理道路

突然アナウンスと同時に発電機が稼働。それと同時に、桜の木々がライトアップの光に照らされ始める。

須磨浦公園夜桜

美しい桜の並木道が色とりどりの光に染まり始める。

須磨浦公園夜桜

桜の絨毯が光に照らされる。まるで深い森に差し込む木漏れ日のようで、とても美しい。

敦盛桜

赤く染まる桜に、茜色にそまる夕焼け空。幻想的な春の夕暮れ。

敦盛桜シンボルイルミネーション

「シンボルイルミネーション」にも明かりが灯る。刻々と灯される光の色が変化していく。徐々に色を失っていく夕焼け空を背に、イルミネーションの輝きはいっそう強まっていく。

敦盛桜

桜の並木道の中で異彩な光を放つシンボルイルミネーション。歩くのが楽しくなる夜桜の散歩道。

須磨浦公園夜桜

須磨の海を見下ろせるベンチ。夜風に吹かれながら、ライトアップされた桜を楽しめる。

空の光が消えていくにつれ、ライトアップの光がその存在を強めていく。園内には光があふれ、少しずつその幻想的な度合いを強めていく。

須磨浦公園イルミネーション

先ほど遊んでいてた遊具広場も星のようにイルミネーションが瞬き始める。桜の木だけではなく松の木も鮮やかな色で染められ、幻想的な森へと姿を変えていく。

須磨浦公園夜桜

須磨浦公園の一番西側には桜の広場。ライトアップされたたくさんの桜の下で、静かに夜桜を楽しめる。高台になった一面の桜が咲き誇る場所が夜桜の会場。散策路の頭上には満開の桜が続き、とにかく見ごたえは満点。この夜桜会場での飲食を伴う花見は禁止されているので、幻想的な桜の美しさをしっかりと楽しみたい。

須磨浦公園プロジェクションマッピング

須磨浦公園の夜桜はとても趣向がこらされており、近年ではプロジェクションマッピングみ導入されている。美しい桜の映像が足元に美しく舞う。これには娘も大喜び。
ゆっくりした場所で山と海、そして何本も走りゆく電車を眺めながらのんびりとした花見。途中で遊具や海で遊んだり、夜には美しい夜桜を堪能できる。その気になれば、ハイキングやロープウェイで山の上の遊園地まで登って海を見下ろす花見を楽しめる。1日中あそべる至れり尽くせりの花見スポットが須磨浦公園だった。

花見会場の須磨浦公園でお泊りできる

須磨浦公園

場所: 兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町5-3-2
電話: 078-731-2520
営業時間: 年中無休 24時間入園可能
料金: 無料
施設: 須磨浦公園内 自動販売機、トイレ、売店、レストハウス、遊具広場
駐車場: 200台 (はじめの1時間300円、以降1時間ごと200円 最大1200円)
(土日祝、3/20~4/15ははじめの1時間400円)
アクセス: 山陽電鉄「須磨浦公園駅」下車すぐ
     第二神明道路垂水ICまたは須磨ICから約15分

【投稿時最終訪問 2014年4月】

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