沢渡足湯・湯の郷公園【上高地観光の足湯】

有名な観光地であり、かつ北アルプスの人気山域の登山の玄関口である上高地。上高地にはマイカーで入る事が出来ない。長野側の沢渡、岐阜側の平湯で車を置き、上高地まではシャトルバスに乗る事になる。どちらの駐車場も、すぐ近くにある北アルプス唯一の活火山、焼岳の恵みを受けて温泉が湧いている。
今回は長野側、沢渡からの上高地へのアプローチ。沢渡には10を超える駐車場があり、初めて来たのならばどこに停めたらいいのか本当にわからない。どの駐車場にもバスが停まるので、どこに停めても大差はないのだが、おすすめの駐車場がある。それが沢渡中バス停がある「市営第2駐車場」。数ある駐車場の中でも最大規模を誇る駐車場だ。
駐車場には小さな商店と自販機があるだけで、便利な土産屋があるわけでもない。国道から橋を渡ってから駐車場に入るので、場所は少しわかりにくい。確かに、駐車場が広いので混雑時でも使いやすいメリットはあるが、これだけだと何がおすすめかはわからない。おすすめの理由は、無料で使える気持ちが良い足湯がここにあるこどある。

沢渡駐車場の一角にある巨大な足湯 

沢渡湯の郷公園

広い駐車場の一角が公園として整備されている。深い山に囲まれた静かな場所、そこにある岩から、熱い湯が流れ出している。この岩のオブジェに近づくだけで熱気と温泉独特のほのかな硫黄臭が感じられる。これこそまがうことなく温泉そのもの。
この岩の隣に小屋があり、更衣室と書かれた入口もあった。

沢渡湯の郷公園足湯

流れ出した温泉は、足湯に注がれ、川のように流れていく。上流部分は結構熱いが、下流に行くにつれて温度がどんどん下がっていく仕組みだ。屋根には温度計が何か所かつけられていて、その場所のおおよその温度がわかる。
足湯の周りはベンチになっていて、好きな場所に腰掛けられるようになっている。ほのかに漂う硫黄臭が温泉に浸かっていることを実感できる。足を浸しているだけで、体がポカポカと暖まる。登山をしたならば、下山後の足の疲れをすっきり癒してくれること間違いなしだ。

沢渡湯の郷公園足湯

湯は最後に贅沢にも捨てられる。源泉かけ流しだ。足湯の流れの源流付近はとても熱かったが、この付近はかなりぬるい。子どもでも安心して入る事ができる。

アルプス登山や早朝の上高地観光に便利な沢渡第二駐車場

沢渡湯の郷公園

市営第2駐車場の入口付近に整備された足湯がある「さわんど温泉湯の郷公園」には、東屋やトイレが整備されている。休憩するにももってこいの場所。また、この市営第2駐車場は機械ゲート式の駐車場で24時間利用できる。シャトルバスが運行する前、朝一で上高地に入りたいなら、この駐車場に夜のうちに到着し、車中泊をするのが良い。星空を眺めながらの足湯は気持ち良いだろう。また冬場もこの市営第2駐車場は解放されている。スノーシューや雪山で上高地に向かう人は、この駐車場を利用することになる。

沢渡湯の郷公園足湯

足湯の全景。足湯の横には、まるでロッジのような立派なトイレがある。虫や雪の侵入が無いように、扉が入口に設けられており、オムツ替えスペースもある。ふらりと子連れで訪れても大丈夫な場所だ。
ここから歩いて1分もかからない場所に上高地行のバス乗り場がある。バスは日中15分に1本程度の間隔で運行している。バスに乗る前に、ちょっと一息。当然、上高地から帰ってきて、車に乗る前にちょっと一息。少しの時間で、自然の空気と梓川の川音に包まれた湯の郷で、足湯に浸かれる贅沢が楽しめる。

上高地沢渡の宿泊情報

上高地にマイカーで訪れた時、長野県でシャトルバスに乗り換える場所が沢渡です。北アルプス唯一の活火山・焼岳の麓、豊富な温泉がわき出す温泉地で、源泉かけ流しの宿が点在します。上高地での滞在はかなり料金がかかるので、上高地に最も近い場所で、良質な温泉で通常料金で宿泊できる宿として人気です。

■ 上高地の宿・ホテル一覧

沢渡湯の里公園・足湯

場所: 長野県松本市沢渡
電話: 0263-93-1800
料金: 無料
営業時間: 24時間(ただし21時頃に消灯)
休業日: 年中無休
アクセス: 中央自動車道・松本ICより車で約40分
駐車場: 550台(市営第2駐車場)
1日500円 (1時間以内なら無料)

【投稿時最終訪問 2012年9月】

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