発酵HAKKOパーク【しまなみ海道テーマパーク】
「酵素HAKKOパーク」は、しまなみ海道の島の一つ、因島にある発酵について学べるテーマパーク。因島に本社がある万田発酵株式会社が運営する施設で、江戸時代に造酒屋として創業し、現在は酵素を活かした健康食品や化粧品、肥料を販売しています。その万田食品の本社の横にある広いパークは製品の販売や酵素を生かした健康食品のカフェはもちろん、瀬戸内海の前に広がる美しく手入れされたガーデンはとても見ごたえがあります。遊具広場や海沿いのテラスデッキ、動物との触れ合いなど、大人も子供も楽しめる施設で、無料の工場見学も開催されています。
健康志向のフードや商品が人気のおしゃれなカフェ
HAKKOパークの入口となる「HAKKOゲート」。緑が鮮やかで美しい芝生と一体になった壁一面がガラス張りの美しいデザインの建物です。万田酵素の健康食品はもちろん、お洒落なカフェもあるのでゆっくりとくつろげる空間です。しまなみ海道のサイクリングコース上にあり、サイクリストの立ち寄り休息スポットである「しまなみサイクルオアシス」にも登録されています。
HAKKOゲートの屋外にはカフェのテラス席もあります。この日は残念ながら雨でしたが、天気が良ければ美しい芝生と瀬戸内海を望みながらのティータイムを堪能できます。
また、HAKKOホールやHAKKOファクトリーなどをまわる万田発の工場見学ツアーも1日5回実施されています。予約不要で無料の工場見学なので、時間に余裕があれば参加してみましょう。見学時間は約50分です。
HAKKOゲートの中は一面のガラス窓の向こうに美しいガーデンと瀬戸内海を望むスタイリッシュな空間。ガーデンや海を眺めながらのんびりくつろげるカフェでは、瀬戸内レモン甘酒、発酵甘酒が入ったプリン、甘酒と塩麹を練り込んだ味噌煮込みハンバーグなど万田酵素が使われた健康志向のフードメニューが人気です。
ショップでは万田発酵の商品が販売されており、定番の万田酵素はもちろん、甘酒や植物発酵エキスを配合した化粧品などさまざまな品揃えです。カフェ以外にも広い館内にはベンチがあるので、しまなみドライブやサイクリングの疲れを癒せる場所になっています。
動物や遊具など子供にも大人気のスポット
HAKKOゲートの向かい側には美しいHAKKOガーデンが広がっています。そのガーデンの入口にはどうぶつふれあい広場があり、ヤギが飼われています。ウッディで大きなヤギ小屋と夏には日よけのタープが張られており、まるでグランピングでも楽しむかのように悠々と草を食む姿は何となくエレガントに感じます。このヤギたちも万田酵素を食べて育っているそうです。
「HAKKOガーデン」は瀬戸内海の前に広がる美しいガーデン。芝生の美しさに目を引かれますが、その他の植物もとにかく美しく元気。よく手入れされていることが素人目にもわかります。ガーデニング好きな人にはたくさんのヒントが詰まった庭園です。ここで育つ植物や池の鯉には植物用・水畜産用万田酵素が使われているそうで、とても元気に育っています。先ほど立ち寄ったHAKKOゲートで販売されているので、ぜひお土産にしたいですね。
遊歩道の先にはじゃぶじゃぶ池があり、夏季限定ですが、遊歩道の一部が大きな水たまりのようになっています。きれいな水で水深も浅いので、小さな子供が遊ぶにはもってこいのエリアです。
小高くなった丘はキッズ広場になっており、アスレチック遊具や大型遊具が設置されています。子連れで訪れても遊べる場所がたくさんあります。
瀬戸内海を望む人気のテラスと芝生広場
「海のデッキ」は広い芝生広場と海沿いに造られた広いウッドデッキ。島が浮かぶ瀬戸内海を行きかう船を眺めながら開放的な雰囲気の中、まったりとできる空間です。デッキにはパラソル付きのテーブル席などがあるので、HAKKOゲートでテイクアウトができるものを買ってきて、潮風を風味にして美味しく頂くのも至極の時間です。残念ながらお弁当の持ち込みは不可です。
美しく広い芝生広場にも所々日よけのタープが張られています。レジャーシートがあれば腰を下ろして潮騒や行き交う船の音を感じながらのんびりとできます。ポップアップテントなどを持参しての使用は禁止されています。
芝生広場の一角には足湯もあります。ここにもタープが張られているので、潮風と瑞々しい緑の香りを感じながら、目の前の青い瀬戸内海と緑の芝生のコラボを楽しんでゆったりと癒されます。コロナ前は足を拭くタオルが大量に用意されている至れり尽くせり具合でしたが、さすがに現在はタオルは自身で持参するスタイルになっています。
酵素の力で美しく育った緑と花と野菜
ラベンダーなどの美しいお花畑。海を間近にバックにいて、これだけの花が咲く場所も希少で、心が癒されます。
一段高くなった場所から美しいパーク全体や瀬戸内海の景色を一望できます。なにより因島の山々の深い緑がこのパークの美しい緑とつながっているように見えて、島全体が美しい庭園のように思えてなりません。ここに座ったら最後、立ち上がりたくなくなる素晴らしい風景です。
ガーデンの一角には実をつける野菜が育てられています。HAKKOガーデンはもともと酵素の力で巨大な野菜を作って展示している農園でした。美味しく巨大な野菜を作っているところをここで見ることができます。
ビニールハウスの枠組にぶら下がるのはキュウリでしょうか?ヘチマ?野菜に詳しくない人ですら、異常なほどの巨大さは実感できます。キュウリのカーテンの前では写真を撮る人が後を絶たないインスタスポットでした。
HAKKOパーク
住所： 広島県尾道市因島重井町 5800-95
電話： 0120-85-1589
交通: しまなみ海道・因島北IC、因島南ICより車で10分
営業時間： 10:00～17:00（カフェLO 16:30）
定休日： 水曜日(祝日の場合は営業)
入園料：無料
駐車場： 50台（無料）
オープン: 2018年8月
【投稿時最終訪問 2019年7月】
