見奈良菜の花畑【雪山を背に温泉も楽しめる花畑】

春の足音がはっきり聞こえてくる頃、長く美しく咲くのは菜の花。日本各地に菜の花畑はあるが、郊外のショッピングモールと温泉に併設した広大な菜の花畑が楽しめる場所が愛媛県東温市の「見奈良の菜の花畑」は格別。まだ真っ白に雪を頂く山々を背景に広がる菜の花畑は気軽に訪れられる場所としてはかなりの美しさを楽しめる。例年2月末～桜が終わるまで、美しい菜の花畑が楽しめる。

ショッピングモールの横の広大な菜の花畑

訪れたのは、愛媛県東温市のショッピングモール「レスパスシティ」。伊予鉄道の駅からも徒歩6分で広大な駐車場もありアクセスはとても便利。スーパーや飲食店はもちろん、小さなアウトレットモールや野菜の直売所、温泉や劇場などのアミューズメントもあり、1日中楽しめるスポット。「坊っちゃん劇場」の横から施設の外にでると、そこには一面に広がる菜の花畑が広がる。

みなら産直物産市あさつゆマルシェ【かき揚げうどんが大人気】

青空に一面の菜の花のコントラストがとにかく美しい。休日はこの菜の花畑の中に人影も多いが、平日に訪れたこの日はほとんど人がいない。特に夕方は西日で菜の花が金色に輝き、幻想的な風景を楽しませてくれる。

まるで金色の海！一面の菜の花畑の中を散策

空は霞んでいても、太陽の光を浴びて輝く菜の花はとても美しい。まるで金色の海に身を沈めたかの様。そよぐ風に菜の花がさざ波のように揺らめく。

輝く菜の花はとても美しい。風が吹くと、柔らかな花の香りが一面いっぱいに漂う。美しい花の色と香りに、春の訪れをいっぱいに感じる。

春と冬のコラボ！雪山の白と菜の花畑の黄色

菜の花畑の向こうには松山自動車道。車で走っていると、突然車窓に飛び込んでくる一面に黄金に輝く菜の花畑。この時期に、この高速道路を走るときの楽しみのひとつだ。

菜の花の畔道。一面の菜の花の中を縫うように続く道は、とても神秘的。記念写真を撮りたくなるがだ「畔道には入らないでください」という看板が睨みをきかせているので我慢だ。

なお、花畑の中には車も通れる舗装道路が何筋か通っているので、この黄金の花の海の中をゆっくりと散策することができる。車もほとんど通らなければ見通しも良いので安心。近くに流れる「重信川」は伏流河川になっており、花畑付近では所々に湧水が湧いていおり、花畑の美しさをさらに際立たせてくれる。

菜の花畑の向こうにそびえる平らな山は「皿ヶ嶺」(1271m)。ブナの原生林が一面に広がる美しい山だ。菜の花が咲く季節には、少し寒さが戻ると皿ヶ嶺は雪で白くなる事も多い。その時は、菜の花畑の色鮮やかな黄色と真っ白な雪山の美しい風景を楽しめる。皿ヶ嶺は初心者にもオススメの雪山なので、山で雪景色を楽しみ、下山してすぐの見奈良の花畑で菜の花を愛で、さらには温泉で登山の疲れを癒せる最高の春のアウトドアフィールドでもある。

菜の花を楽しんだ後に浸かれる温泉「見奈良天然温泉利楽」は、広い露天風呂で湯上りもゆっくりできると人気の施設。美しい景色を見た後に楽しむ温泉も格別。また、秋には菜の花に変わり一面のコスモス畑に変わる。春と秋、一面の花畑を楽しめ、温泉やショッピングが楽しめる至れり尽くせりの場所だ。