白糸の滝【軽井沢で最も涼しい場所】

古くから避暑地として人気の軽井沢。そんな軽井沢の中でもさらに涼しく、マイナスイオンをいっぱいに楽しめると人気のスポットが「白糸の滝」です。

カーテンのように水が湧き出す美しい白糸の滝

白糸の滝は、小さな崖から透明な地下水が湧き出してそのまま滝となって流れ落ちています。地下水の滝なので、とても冷たく、透明な透き通った水で人気の場所なのです。

すぐ目の前の地層の境目から水が沸き出している様子がよくわかります。地学の勉強にはとても良い観察ポイント。気分はちょっと「ブラタモリ」です。

滝の高さは3mほどですが、幅は70mもあり、滝壺を取り囲む部分と、すぐ目の前で流れ落ちる部分が長い距離に渡ってつながっており、冷たく美しい水を崖の中から絶え間なく流れ出し続けています。実は白糸の滝は自然の姿ではなく、昭和のはじめころ、人の手によって、今のような形に美しく整えられたそうです。何度か豪雨で土砂流出が起こっていますが、その度に綺麗に修復されています。自然の雄大さと人間の技が作り出した美しさなのです。

冷たすぎる透明な湧水で水遊び

滝の右岸(向かって左)側は滝壺はなく、浅い流れになっています。水に足を浸せられますが、誰もしていません。それもそのはず、崖から滝となって湧きだしたばかりの地下水はまるで氷水のように冷たく、足をいれると痛いのです。それでも小学生の娘は冷たいと言いながら足を水に浸しています。

この付近の気温はとても低く、夏場は涼しくて気持ち良いのです。まさに天然のクーラー。しかもマイナスイオンと森の香りに満ち溢れています。また、夏休み期間の週末の夜にはプロジェクションマッピングでのライトアップが行われます。降るような満点の星空の下、幻想的な滝の姿を楽しむのも良さそうです。

水際の緑の鮮やかさもとても美しく目を惹かれます。水を滴らせるもの、水を浴びるもの、水の中に生えるものなど、水と緑が織り成す風景はもはや癒しです。

滝壺には湧き出たばかりの冷たくて透明な水が湛えられています。真夏でも手を浸けると痛いぐらいの水の冷たさです。

滝壺の冷たく透き通った水の中。湧き出したばかりの地下水は青くどこまでも透明。長い間、地下を旅した来た水自体が宝石のように美しいのです。

白糸の滝までの遊歩道は涼しく美味しいものもいっぱい

白糸の滝の滝は、駐車場から約150mの遊歩道を緩やかに登ります。その間、白糸の滝から流れ出した水が作り出す小川沿いに歩いていきます。涼しくてマイナスイオンたっぷりの川沿いの散策を楽しめます。

白糸の滝滝には広い駐車場はなく、道沿いの路肩に車の駐車スペースをつくっています。そのため、混雑時には、結構遊歩道まで歩かないと行けません。遊歩道入口には色々なお店が出ています。いわなの炭火焼きや湧水豆腐など、ついついお酒がほしくなるようなメニューがいっぱい。ちょっとつまみ食いするのもいいかもしれません。
地層から流れ出す地下水を、美しい滝として楽しめる軽井沢白糸の滝。暑い夏は最高の避暑を楽しめます。もちろん新緑の春や紅葉の秋にも美しい軽井沢のオススメ観光スポットです。