吾野湧水【西武鉄道吾野駅すぐの美味しいわき水】
西武鉄道で飯能から秩父に向かう途中にある吾野駅。西武鉄道秩父線の起点となる駅です。飯能アルプスや子の権現への登山の最寄り駅です。そんな吾野駅のすぐ近くに湧き、下山後の喉を潤してくれるのが「吾野湧水」です。
地下トンネルをくぐって吾野湧水へ
子の権現への登山の最寄り駅のひとつが、この吾野駅。伊豆ヶ岳や天目指峠から子の権現を縦走する飯能アルプスからの下山駅にもなります。
駅前には昭和レトロな売店兼飲食店がありますが、その他は何もありません。駅の裏手にある「吾野湧水」は、電車時間待ちの時に、ちょっと立ち寄るのにもってこいのスポットなのです。
駅から吾野湧水へは案内板がつけられていますが、川に下りていくような階段に吾野湧水への道標が誘導しています。半信半疑で階段を降りると、今度はトンネルの中に入るように道標が示しています。何かの罠かと思いながらも、堂々とこのような場所に入ることも少ないので、好奇心でトンネルに近づきます。
西武鉄道の線路をくぐるように、狭く低いトンネルが続いています。まさに秘密の通路の様相。かなり低いので、身をかがめて中に入ります。
おそらくこの下は暗渠となっており、川が流れていると思います。この先にはお寺の墓地や吾野湧水があるので、離れた踏切まで迂回しなくてよいように、水路が転用されたのかもしれません。
狭く長い地下トンネルを抜けて、線路の反対側に出てきました。ちょっとした探検気分わ味わえます。
トンネルからのスロープを上がれば、再び道標が吾野湧水に導いてくれます。この道を少し歩いたところに吾野湧水はあります。
冷たく美味しい水が湧く吾野湧水
駅から徒歩4分くらいで吾野湧水に到着します。
天然水ですが、そこから湧き出しているか引水しているはわかりません。水の湧き出す付近は石を積んで、ちょっとした日本庭園のように整備され、趣ある見た目になっています。
「この天然水は、水質検査の結果問題はありません。ただし、この水の管理は行っておりませんので水を飲まれる方は自己責任にてお願いします」と看板にあります。
とはいえ、湧水の付近はきれいに清掃されているので、地元の方や自治体が手入れしてくれている感じがあります。その場で飲む生水については問題ないでしょう。
一口飲むと、とても冷たく、そして美味しい!ちょうど飯能アルプス縦走から下山し、浅見茶屋でビールを飲んだところでしたので、グビグビ飲みました。冷たい清水が体に染み渡り生き返った感じがしました。登山の後に飲む吾野湧水は格別です。
吾野湧水
住所: 埼玉県飯能市坂石町分333
交通: 西武鉄道吾野駅から徒歩約4分
駐車場: なし(路肩に一時停車は可能)
時間:24時間
料金: 無料
【投稿時最終訪問 2018年6月】