海鮮屋はこだて本店【すすきの海鮮人気店】

札幌の中心、北日本最大の繁華街であるすすきの。様々な飲食店が軒を連ね、どのお店も食の王国北海道の中にあり、最高の素材を安くふんだんに使えるとあって、レベルがとにかく高いのです。そんな中でも、美味しい海の幸が食べられると人気の「海鮮家はこだて」。ここでまず地元のビジネスマンでないと味わえない、北の国の宴会を堪能いたしました。

ド派手なすすきのでも目を引く外観

海鮮家はこだて本店は、すすきののど真ん中、大通りに面して店舗を構えています。とにかく看板の多いすすきの。お店の店構えもド派手です。

取引先への出向者の送別会と、私の長期出張の最終日が重なったため、一緒に送別していただきました。コンプライアンスやらなんやらがあって、取引先から接待は受けられないので、全額自腹です。相当な出費ですが、当然大阪や東京でこの内容を食べるなら1.5～2倍は覚悟しないといけないので、安いとはいえるのですが。個室はローチェアに足元が掘り下げられたローテーブル。ゆっくりと食事を頂けます。

まずは刺身！北海道で獲れたての魚はビックリするくらいに美味しい！鰊の刺身など、北海道ならではの味も勢揃い。刺身を盛り付けている皿はガラスではなく、氷細工です。

地元民も絶賛！美しすぎるイカの姿造り

続いて取引先の所長も絶賛する、イカの姿造り。イカ一匹を丸々刺身にしていて、イカの形で並べられています。その身は透き通っていて、見た目でも新鮮なことがわかります。食べてみると、弾力がありながらも難なく噛みきれ、とっても甘い。こんなイカの刺身、食べたことがないくらい、とっても美味しいのです。

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超新鮮！生きたタコを炭火焼きで！

次に、蛸壺に巨大なタコの足が入れられて出てきました。なかなかのジョークか、獲れたてというアピールか。と、思っていると・・・

って、タコの足が逃げ始めた！まだ生きている！新鮮すぎ！！

生きたまタコの足を炭火の入った七輪に容赦なく乗せます。地獄焼きや残酷焼きと呼ばれる生きたまま焼く北海道ならではの食べ方。鮮度抜群の究極の焼き料理です。

タコの足はしばらくのたうち回った後、動かなくなりました。なんだか悪いことをしたなあと思いますが、とにかく美味しそうです。ちなみに単品だとこの活蛸の躍り焼き、799円です。安い！

焼き加減は当然レア。まだ中に火が通りきらないうちにハサミで切り分けます。この時、同僚の女性がやけに嬉しそうにタコの足をハサミで切り刻んでいくのを見落とさなかった・・・(笑)

タコの足が焼けるまでにやっておかないといけないのは、モンゴル岩塩のすりおろし。これがなかなか重労働で、岩というだけあって、固くてなかなか削れない。お酒が回る前にしないと、かなりキツイです。
さあ、こだわりの塩をつけて、数分前まで生きていたタコの足をいただきます。プルンプルンの弾力で、中はサクリと噛みきれる。ジューシーなタコ汁？が、岩塩とあわさって口のなかでもうひとつの海を作っていきます。食感、味、鮮度。全てが相当な美味しさ。もうタコの命に感謝せずにはいられません！

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繊細な料理もどれも美味しい！

ワイルドで食材の鮮度を生かした料理に続いて、繊細な調理が施された煮付け。美しいビジュアルはもちろん、濃厚でかつ、上品な味わいは美味しくてペロリと頂いてしまいました。

続いて出てきたのはコロッケ。当然、今までの料理のレベルの高さで度肝を抜かれているので、ただのコロッケではないことは十分に承知しています。

コロッケの衣はアツアツサクサク、中はとっても濃厚なクリーミー。ソースの味も濃厚で、何種類もの海の味を感じられる。

北海道の海の幸をライブで職人が握ってくれる

宴も終わりに近づくと、職人さんが登場。見事な手さばきでお寿司を握ってくれます。その手際のよさに、一同ライブを楽しみます。

絶品寿司が締めのご飯代わりに出てきます。サーモンや鰊など、北海道ならではの握り。その美味しさは絶品でいつまでも口の中で味わっていたくなります。
1ヶ月に渡る長い札幌出張。最後に札幌でしか味わえない海鮮の極みを堪能し幕を閉じたのでした。
・・・と、言いたいのですが、このあと北の酒場通りで3軒のハシゴ。翌日、重たい頭とペラペラになった財布を抱えて、羽田へと強制送還されました。ああ、ビジネスマンって、楽しいけどツラい。