高畑山・倉岳山【秀麗富嶽十二景縦走】

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高畑山から倉岳山への縦走

高畑山から倉岳山への縦走

日の当たる稜線を足元の根っこや岩に気を付けながら歩いていきます。稼いだ高度を落としていくのは少し残念ですが、稜線歩きの宿命です。

天神山

ちょっとしたピークの天神山(876m)が森の中にあります。狭い頂上で富士山も木にさえぎられはっきり見えません。木々の間からは目指す倉岳山の姿が見えます。

穴路峠

天神山から下るとすぐに穴路峠に出ます。峠は十字路になっており、稜線はここから登り返しになります。穴路峠から北側に下りると、高畑山に向かう際に分岐した沢沿いの道に戻ることができます。縦走中唯一のエスケープルートです。

高畑山から倉岳山への縦走

穴路峠からも幅の広い稜線をゆっくりと歩いていきます。アップダウンはありますが、比較的歩きやすい道で気持ち良い森が続きます。

倉岳山頂上

倉岳山頂上

稜線を歩き続けると標高990m倉岳山頂上に到着します。先ほどの高畑山に比べると富士山が見える範囲の山頂部分が広くなっています。富士山を眺めながらランチをするなら倉岳山のほうがオススメです。

倉岳山からの富士山

倉岳山も秀麗富嶽十二景のひとつになっており、美しい富士山の姿が見事です。富士山を見ながらのランチはこの山に登った人だけが味わえる特権です。できれば美味しいものをもってきて至極の時間を楽しみたいですね。

倉岳山から見下ろす桂川

倉岳山は北側の展望も恵まれており、登山を開始するときに渡った桂川やその付近の街並みを見下ろすことが出来ます。桂川の北側には同じく電車でアプローチできる秀麗富嶽十二景に選定されている百蔵山、扇山の姿を見ることもできます。美しい山容には、まだ登山中ながらも次に登ろうと計画したくなります。

倉岳山からの下山

倉岳山稜線

倉岳山からも広い稜線を進みます。稜線は日のあたりが良い南側は原生林、北側は杉を植えた人工林の境目になっています。花粉症もちの私には春に訪れることが出来ない山です。

立野峠

人工林の稜線を下ると立野峠に到着します。十字路となっており、ここから気持ちの良い稜線に別れを告げて北側の杉林の中を下って下山します。

倉岳山水場

立野峠からの沢沿いに人工林を下ると倉岳山水場に出ます。沢水を集めて取水しやすくした場所で、稜線から100mほど下った場所に水場があるのは貴重です。ここからは沢沿いに下っていきます。

倉岳山登山道

訪れた時は大型台風の通過から時間が経過しておらず、倒木が多く、落ち枝で道が分かりにくくなっていました。足場も悪い場所があるので慎重に下ります。

倉岳山登山道

標高を下げていくと流れる水の量が増えていきます。沢の水は冷たくとても気持ちが良いです。石や木々が多くなかなか歩くスピードが出ない場所ですが、さらに水量が増えて沢から道が離れるようになると、少し早く歩けるようになります。

倉岳山登山道入口

ややすると久々の民家が木々の間から姿を見せ、すぐにアスファルトの道に合流します。やっと下界に帰ってきました。

登山道から梁川駅へ

倉岳山へのアクセス

登山道を出れば、舗装された道を歩いて梁川駅へと向かいます。登山道出口から梁川駅までは約20分です

柳川の集落

道すがら山間の集落が見えてきました。とても長閑な風景です。

梁川大橋

道を15分程歩くと梁川大橋に到着します。この橋を渡ればゴールの梁川駅です。

高い橋からはるか下を流れる桂川。深い渓谷と清流、そして付近の深い緑がとても美しい風景を描き、山行の最後を飾ってくれます。橋の上から振り返ると、先ほどまで登っていた稜線も見えてきます。

梁川橋を渡ると目の前がゴールの梁川駅です。お疲れさまでした。駅前に小さな商店に冷えたビールがあるので、電車が来るまでに乾杯するのもいいですね。

JR中央線の駅から歩いてスタートするので、バスの時間の心配がなく、比較的歩きやすい危険場所の少ないコースです。頂上から見える富士山も素晴らしい眺めで、人気のコースということもあり道標の設置や整備状況も素晴らしく、多くの登山者がいる初心者でも安心の山です。

高畑山・倉岳山登山に便利な宿

ヤマケイオンライン地図(高畑山)

高畑山~倉岳山 縦走

コースタイム 約6時間
歩行距離   11.3km
獲得標高   約1000m

【登山 2018年10月下旬】

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