ハチ高原THE PARK【広々キャンプサイトとグランピング】

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瀬戸内海と日本海に挟まれた兵庫県の中心部に広がるハチ高原。標高1221mの鉢伏山の中腹に広がる高原にはスキー場があり、関西の林間学校のメッカ。そしてキャンプ場が多くあるアウトドアスポットです。近年のキャンプブームで新しいキャンプ場もいくつかオープンしているエリアです。そんな新しくできたオートキャンプ場のひとつが「ハチ高原THE PARK」です。2021年5月にグラウンドだった場所にオープンし、少しずつ新しい施設が充実していっています。快適な設備と広々とした場所が快適なキャンプ場です。

高原にある広々としたロケーションのオートキャンプ場

ハチ高原THE PARK

ハチ高原THE PARKの入口。高原の森の中に突然現れた広大なスペース。元グラウンドだったことが納得できる広さです。入口に建つ受付前に駐車スペースがあるので、まずはそこに駐車して受付をします。標高約830mにあるので、暑い季節でも比較的涼しくて気持ちが良いキャンプが楽しめます。特に夜は満天の星空が美しく、涼しくて焚火がありがたい場所です。

ハチ高原THE PARK

場内は一方通行。時計回りに車で自分のサイトへと向かいます。

ハチ高原THE PARK

正面が管理棟と炊事場。右側がドックランで、ドッグラン付きサイトDの宿泊者のみ利用することが出来ます。犬用の足洗い場も管理棟にあります。

ハチ高原THE PARKカフェバー

管理棟にはシャワーや休憩所があります。ここが夜にBarになることもあるそうです。レンタルは無く販売も薪のみとまだ不十分なので、自前で道具や食材はすべて準備しておきましょう。近隣にはコンビニやスーパーは皆無なので、少なくとも高速道路インター降りたすぐの場所で必ず必要なものはそろえておくようにしましょう。

ハチ高原THE PARK炊事場

炊事場は屋根付き。シンクが4か所で、それぞれに3つずつ蛇口があります。テーブルとイスも設置されているので、ちょっとした調理準備もすることが出来ます。炊事場の裏側に灰捨て場もあります。

ハチ高原THE PARK炊事場

洗い場のシンクはシンプル。お湯はでませんが、洗剤やハンドソープが備え付けられており、使いやすくなっています。

ハチ高原THE PARKトイレ

炊事場の裏側は男女別トイレがあります。簡易な造りながらもウッディで清潔。ゆとりがあるつくりで快適に使うことが出来ます。

ハチ高原THE PARK芝生広場

サイトの中には芝生広場があります。各サイトから離れているので、子供たちを遊ばせるにはもってこいのスペース。ゴールポストがグラウンドだった頃の名残を思わせます。この奥の森の中に新しくできた林間のサイトがあります。

広い区画とフラットな地面がうれしいキャンプサイト

ハチ高原THE PARKCサイト

今回宿泊したのは変形サイトである「Cサイト」(186㎡・追加料金500円)

車を前方に停めても、後ろに広々とテントやタープを張ることが出来ます。テントサイトの広さが117 〜 275㎡の間で6タイプあり、通常サイトであるAサイト(100㎡)でも十分広いのですが、料金500円~1500円(追加料金なしもあり)だけでさらに広い区画を利用できるので、空きがあればぜひ予約しましょう。

区画内には車両1台、テント1張り、タープ1張りまでが無料で利用できます。とはいえ、とっても広いので余裕をもって利用できます。元グラウンドだっただけあって、地面には石がほどんど落ちておらず、寝心地の良いフラットな地面は快適。しかし見た目とは裏腹に地面の中には結構石が多い。大きな岩が埋まってはいないので、ペグの位置を変えれば調整は可能です。遮るものが無いので開放感はありますが、強風の中での設営はちょっと大変でした。それでも風にあおられて、隣のサイトや車にテントやタープが当たるような心配はほとんどないので安心です。木陰は無いので暑い時期にはタープの設営は必須です。

ハチ高原THE PARKCサイト

Cサイトの一番後ろから撮影。その広さは驚きです。車は中央やや右よりに停車しいます。Aサイトのコーナー2箇所以外、全てのサイトは後ろ側が他のサイトと隣接していません。中央にあるこのCサイトとAサイトの間には1サイト程度の距離が取られたスペースが確保されていおり、とにかく他キャンパーとの距離を置いてゆっくりとくつろげます。コロナ禍時代にオープンしたキャンプ場らしいゆとりあるつくりです。グランピング以外、AC電源付きのサイトはありません。

その他のサイト構成は以下の通り。

  • サイトA(10m x 10m) 19サイト
  • サイトB(10m x 15m) 3サイト
  • グランピング(18m×18m) 5サイト
  • 森林サイト(2.5×3m) 4サイト(車乗り入れ不可)
  • ドッグランサイト(10m x 15m) 4サイト(柵付き)

星降る高原の夜を広々キャンプサイトで過ごす贅沢

ハチ高原THE PARK

とにかく広いサイトでは、BBQや焚火を遠慮なくできます。小さな音量ならBGMを流しても問題ありません。そして何より快適なのが虫が飛んでこないこと。広い元グラウンドの中には木や草が無く、虫が全くいないのです。他のサイトにいるキャンパーからも、虫がいなくていいねという評価する声が上がっていました。(森の近くのサイトは不明ですが・・・)

ハチ高原THE PARK焚火

やっぱりキャンプといえば焚火ですね。直火は禁止されているので焚火台は必須です。10月のキャンプは昼間はまだ暑いとはいえ、高原の夜は冷え込みます。焚火がとても暖かく感じます。コストコで巨大マシュマロを買ってきて、スモアにしました。近くには街が無いので感動的な星空。見上げると頭上には天の川が渡り、満天の星が輝きます。

ハチ高原THE PARK 炎音

最近キャンプでお気に入りのアイテムがスピーカー内蔵のランタン。照明になるのはもちろん、音楽を聴きながらゆっくりと食後のコーヒータイムを楽しめます。今回持参した「炎音(En-on)」は小さな焚火のように揺らめくな照明と音楽スピーカーが一体になった優れもの。ただし照度の調整ができないLEDが96個も装備されているため、部屋だとちょっと明るすぎて雰囲気が出なかったのですが、野外だとこれがばっちりの明るさと落ち着いた雰囲気になります。防水仕様で吊り下げも地面への突き刺しもできるので、まさにアウトドアのためのスピーカーランタンです。

スキレットベーコンエッグ

遮る木々が無いので朝の直射日光がまぶしく、朝日を感じながら目を覚ますことが出来ます。朝はスキレットベーコンエッグです。なぜかキャンプだと朝からガッツリと頂くことが出来ます。

ハチ高原THE PARKグランピング

高原の木々の間に広がるキャンプ場。高原なので寒暖差が激しく、朝露がかなりフライシートにかかりました。それでも朝に水滴を払ってのんびりと撤収準備をしていれば、快晴も手伝ってチェックアウト前にはほぼ乾きました。

ハチ高原THE PARKグランピング

憧れのグランピングサイト。普通のキャンプサイトの何倍もの料金がかかりますが、中には気持ち良さそうなベッドやテーブルセットがセットされており快適そう。専用の遊歩道があったり、気持ち良い芝生が張られていたりととにかく絵になります。お値段はなかなかですが、一度は泊まってみたいです。

滞在中、ハチ高原THE PARKではアルプスアドベンチャー(ジップライン・空中歩行)やツリークライミング、テントサウナやバギーアドベンチャーなどのアトラクションがいっぱい。すぐ近くにあるハチ高原スキー場をハイキングして鉢伏山に登るなどのアウトドアも満喫できるキャンプだけではない遊び場です。

ハチ高原 THE PARK

場所:兵庫県養父市丹戸字越中881-1
交通:北近畿豊岡自動車道・八鹿氷ノ山ICより約30分
休日:月・火・水曜日
期間:4月末~11月上旬(グランピングは10月末)
チェックイン:13時(グランピングは14時)
チェックアウト:11時
サイト数:35サイト(少人数区画4、グランピング5含む)
料金:1区画4000円+1名1000円~(グランピングは1名9800円~)
付帯施設:シャワー(500円)、サウナ(有料)、wifi、ウォッシュレットトイレ、炊事場
       ドッグラン(Dサイト利用者のみ)、芝生広場、ゴミステーション(受付時300円要)

【投稿時最終訪問 2021年10月】

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