大観覧車くるりん 【松山市駅いよてつ高島屋頭上の観覧車】

松山市のランドマークは現存十二天守を擁する松山城だが、もうひとつのランドマークが松山市の中心・伊予鉄道松山市の頭上にそびえる観覧車「くるりん」だ。 
「くるりん」とは松山市の中心駅、伊予鉄道松山市駅の上にある観覧車。松山市駅は「いよてつ高島屋」の1階になっており、その高島屋の屋上に観覧車がずしんと乗っているのである。大阪でいえばHEP FIVE観覧車と同じ、ビル一体型の構造だ。HEPの観覧車の高さは106mで、くるりんは85m。条例で建物の高さの規制があり、13階程度のマンションしか建てられない松山市内においては規格外の高さだ。そもそも、この条例は松山城が市内どこからでも見えるようにという意図がある。しかし、このくるりんは松山城とほぼ同じ高さにありながら、松山城より大きく、しかも夜は見事にネオンで輝く。ランドマークとしては松山城よりもわかりやすい。娘を連れて松山市駅に行く機会があったので、せっかくなのでとくるりんに乗ってみることにした。娘は観覧車ははじめての体験だ。

百貨店の最上階から乗り込む巨大観覧車

くるりん乗り場

くるりんの乗り場はいよてつ高島屋の最上階9階にある。観覧車の直径は45m。約15分の空中散歩。料金は1人700人。少し料金は割高で、実際、日曜日の夕方だというのに、くるりんに乗り込む人は、とても少ない。8階・9階のレストランで食事をすると、期間限定で割引券をくれたり、バースデー割引がなどのサービスがあったが、現在実施されているかは不明だ。
また、2016年12月にシースルーゴンドラが2台編成されている。壁はもちろん、床もイスも全部透明!空を飛ぶような展望で、逃げ場なしの空中散策を楽しめる。

町中のゴンドラからは松山城や瀬戸内海も一望

くるりんから望む松山城

ゆっくりとゴンドラが高さを上げていく。眼下に広がるのは松山の中心街。ビジネス地区で公官庁が立ち並ぶ。写真中央の山の上に乗っているのが「松山城」。松山城のある山の標高は132m。くるりんよりまだ20m高い場所にあるが、それでもほぼ同じ目の高さだ。松山城の真下にあるの青い建物が愛媛初のタワーマンション。条例の高さ制限を例外対応できたのか、ほかの建物よりもずば抜けて高い。それでもくるりんの方がはるかに高い。

くるれんから見下ろす銀天街

こちらは松山市の繁華街。ずっと向こうまで伸びていく道路は右側が中の川通り、左側が銀天街。銀天街はアーケードの商店街。途中で松山城の方向へ向きを変え、大街道となってその付近に松山市の繁華街が連なっている。あらかじめ高さのあるビルの屋上から上がっていくので、その標高差にはちょっと足がすくむ。

くるりん

最高部に到達。綺麗な夕日が見れかと思ったが、残念ながら水平線近くの雲の中に、早々と太陽は隠れてしまった。残念。

くるりん乗車

娘ははじめて乗る観覧車。80m以上の高さにぶら下がる感覚はちょっと足がすくむ。それでも娘ははじめての景色に身を乗り出して楽しんでいる。

松山市内とダッシュ島

黄昏時の松山市。松山市駅から西側は住宅街でマンションが林立している。その向こうは瀬戸内海で、松山空港がある。
余談だか、写真右側の島影の中に、TOKIOがテレビ番組で開拓をしている無人島「DASH島」である「由利島」が浮かんでいる。
今までいつかは乗らないと思っていたくるりん。とりあえず、その義務を果たしたようでほっとしている。普段目にする風景が、まったく違う高さから眺められたのはとても新鮮な感覚だった。

夜は美しくイルミネーションが輝くくるりん

くるりんのイルミネーション

日が沈み、夜になるとくるりんにイルミネーションが輝き始める。様々な色と形が動き、同じ表情を見せない。クリスマスなど季節によっては特別なパターンのイルミネーションもある。百貨店の屋上に乗っているので、夜になるとその存在は遠くからでも見える。夜に飛行機や高速道路で松山に近づくと、イルミネーションされたくるりんで、松山に到着したと感じるランドマークになっている。

松山の観光と宿泊情報

松山の宿泊といえばやはり道後温泉ですね。四国を代表する温泉街で、老舗からモダンな旅館まで多くの宿があり、歴史ある温泉風情を楽しめます。また、松山にはシティホテルが多くあります。中には温泉を引いている場所もいくつかあります。予算や目的によって豊富な宿が選択できる松山の宿泊は、愛媛の旅にはオススメです。

【道後温泉・松山の宿一覧】

大観覧車くるりん

場所: いよてつ高島屋上
交通: 伊予鉄道松山市駅下車(駅ビル最上階)
料金: 1名700円(小学生未満無料)
シースルーゴンドラは1名900円(小学生未満無料)
営業時間: 11:00~19:00 (最終搭乗は18:45)
バリアフリー: 車いす乗車可能

【投稿時最終訪問 2013年1月】

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