大江戸温泉物語ホテル鬼怒川御苑

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箱根や熱海と並んで、東京の奥座敷と称される栃木県の鬼怒川温泉。かつては日光詣でに訪れる大名や僧侶のみ利用できた高級温泉地でしたが、今は旅館がたくさん立ち並び、日光東照宮やテーマパーク観光の拠点にもなっている多くの宿泊客が訪れる人気の温泉地です。そんな温泉地に最近多くあるのが大江戸温泉物語。日本全国の温泉地の古くなったホテルを買収し、リニューアルして温泉とバイキングでリーズナブルに宿泊ができると人気のホテル。特に子連れファミリーには絶対的な人気を誇っています。鬼怒川温泉にはなんと大江戸温泉物語のホテルが2つもあります。今回はそのうちのひとつ、「ホテル鬼怒川御苑」を紹介します。

子連れで楽しく泊まれる楽しさいっぱいの旅館

鬼怒川御苑

鬼怒川御苑は鬼怒川温泉のほぼ中心に位置します。鬼怒川の観光スポット「ふれあい橋」の袂に建つ巨大なホテルです。敷地内にある駐車場は限られており、健常者は500mほど離れた場所にある駐車場に車を停めます。駐車場まではシャトルバスが運行しています。荷物や人の乗り降りは車寄せで行うことが出来ます。

鬼怒川御苑ロビー

とても広々としたロビーは一面の窓から鬼怒川と鬼怒川温泉を一望できる絶景展望台。キッズスペースもあり、夏休み期間は縁日やスタンプラリーといった子供が喜ぶ企画も催されています。到着時には無料のアイスキャンディがサービスされ、浴衣は男女とも何種類からか選べるといった大人も子供もチェックイン時から嬉しく思えるサービスです。

鬼怒川御苑ステージ

ロビーの一角には鬼怒川温泉の風景を背景にする広々としたステージがあります。夜には歌謡ショーが行われ、昭和の温泉街の情緒を味わうことが出来ます。

鬼怒川御苑土産店

ロビーの一角には売店があります。鬼怒川温泉銘菓はもちろん、栃木の特産品・お土産品をはじめ、様々なものが売られています。お土産コーナーではなく、ちょっとした土産店の規模なので、親戚や会社へのお土産を用意するなら滞在中にここで買い物をするのも良いでしょう。

鬼怒川を見下ろす展望の広々とした快適な客室

鬼怒川御苑本館月光和室

宿泊したのは本館月光の和室。鬼怒川側のレイクサイドビューの部屋です。12畳ととても広々しており、定員も6人まで宿泊できます。風呂上がりに浴衣で畳の上に転がれる、日本の旅館の情緒を心置きなく楽しむことが出来きます。窓際に設置されたテーブルは特等席で、眼下には鬼怒川の流れを眺めながらゆっくりとくつろげます。風呂上がりのビールを飲むのには最高の席です。

鬼怒川御苑和室

壁一面の窓は出窓になっており、テーブルに座るととても開放感を感じらます。畳に寝転がるのもいいですが、ここからの景色が気持ちよすぎて長い時間ここでくつろぎました。数多い部屋の中には街側、山側の部屋もありますが、少し料金高めでも鬼怒川沿いの部屋がオススメです。

鬼怒川御苑からの鬼怒川温泉

客室の窓からは、鬼怒川の流れと旅館が建ち並ぶ鬼怒川温泉の町並みを一望することができます。温泉街の情緒と付近の自然をイスに座りながらたっぷりと味わうことが出来ます。

鬼怒川御苑からの鬼怒川

出窓に体を預けて下を覗き込むと、鬼怒川の流れと露天風呂の屋根が見えます。険しい渓谷を流れる鬼怒川の流れは見ているだけでも心が休まります。夏の夕方にはヒグラシが鳴き始め、日本人でよかったと思えるくらい、日本の美を感じられます。

写真には写っていませんが、ホテルの左側には鬼怒川にかかる「ふれあい橋」があります。橋の上からは鬼怒川を見下ろしたり、渓谷沿いに建つ鬼怒川温泉の町並みを展望できます。また巨大な鬼の絵があるなど、温泉情緒を感じられるノスタルジックな散策が楽しめます。夕方や朝方に浴衣を着てぜひ散策に出かけましょう。

鬼怒川御苑と鬼怒川

ふれあい橋から眺める鬼怒川御苑。鬼怒川沿いに建つ巨大な旅館です。ふれあい橋で鬼怒川を渡ると、鬼怒川温泉にあるもうひとつの大江戸温泉物語「鬼怒川観光ホテル」があります。フロントで無料の湯めぐり手形を受け取れば、鬼怒川観光ホテルの温泉も楽しむことが出来ます。滞在中は温泉めぐりを楽しみましょう。(湯めぐりは15~21時)

鬼怒川御苑洗面台

洗面台。小さいながらもシンプルで使いやすくなっています。

鬼怒川御苑客室浴室

小さいながらもユニットバス付です。温泉があるので入ることはないと思いますが、赤ちゃんなどがいるファミリーなら便利な施設です。

鬼怒川御苑トイレ

トイレは年代を感じる造りながらも、ウォッシュレット付きにリフォームされています。

広い湯船と解放感ある大浴場

鬼怒川御苑大浴場

鬼怒川御苑の大浴場「百花の湯」

湯舟はひとつですが、泳げるくらいとても広く、壁一面の窓の向こうには鬼怒川の眺望が望めます。温泉の湯は無色透明でほぼ無臭。泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や五十肩、疲労回復や健康増進に効果があり、肌にも優ししいやわらかなお湯です。

鬼怒川御苑マンガコーナー

休憩室を兼ねた無料でできるマンガコーナーがあります。湯上りにゆっくりとマンガを楽しみながらくつろげます。下手すればここに入り浸ってしまいそうです。

温泉情緒たっぷりの露天風呂

鬼怒川御苑露天風呂洗面室

露天風呂は大浴場とは別の場所にあり、一緒に入ることはできません。まずは大浴場で旅の疲れを洗い流した後、ゆっくりと露天風呂に向かいましょう。

鬼怒川御苑露天風呂更衣室

ウッディで和の雰囲気が漂う露天風呂更衣室。大浴場とは離れているので、続けて入るときも一度体を拭いて着替えて館内を移動します。外の緑が見える気持ちの良い更衣室です。

鬼怒川御苑露天風呂

露天風呂は二方を壁、一方を更衣室の建物に囲まれ、一面の屋根に覆われています。目の前の木々の向こうには鬼怒川の流れが見えます。湯に浸かると涼しい谷風が通り抜け、鬼怒川の激しい川音が響いてとても気持ちの良い湯です。夏の夕方にはヒグラシの合掌が鬼怒川の川音と大音響で響き渡り、日本の夏を演出してくれます。とても情緒があり、落ち着いた露天風呂は湯に溶けるくらいに寛げます。

鬼怒川御苑露天風呂洗い場

大浴場に行かなくても大丈夫なように、数は少ないも一応きちんとした洗い場があります。冬場だと寒かったりするので、やはり先に大浴場に行っておきたいですね。

大江戸温泉物語名物の充実したバイキング

鬼怒川御苑夕食バイキング

大江戸温泉物語の夕食といえばやっぱりバイキング。どれを食べようか迷ってしまうほど沢山の種類があり、ついつい食べすぎてしまいます。シェフがその場で焼き上げてくれるステーキや餃子などもあり、量もおいしさも両立できます。

鬼怒川御苑夕食バイキング

揚げ物、焼き物のほかにも寿司、刺身、てんぷらなどの和食も充実しています。飲み放題を付ければ日本酒も飲めます。

鬼怒川御苑夕食バイキング

カレーやラーメンまでも。わかっていてもついつい色々と食べて、飲んでしまいます。

鬼怒川御苑夕食バイキングデザート

食後は別腹のスイーツバイキング。子供に大人気のチョコレートファウンテンタワーもあります。ソフトクリームにチョコレートファウンテンタワーのチョコを落とすと、パリパリに固まって美味しかったですぞ。

鬼怒川御苑朝食バイキング洋食

続いて朝食。和食も洋食も種類が多く、少しずついろいろな料理を楽しめます。

鬼怒川御苑朝食バイキング和食

1皿目は洋食で、2皿目は和食でといったこともできます。とろろに温泉玉子に白米に味噌汁は、最強の日本の朝ごはんです。

鬼怒川御苑食後のコーヒー

食後のコーヒーはテイクアウトで部屋に持ち帰ることが出来ます。レストランは混雑するので、こうやって部屋でゆっくりと美味しいコーヒーを頂きながら出発の準備ができるのはありがたいですね。

大江戸温泉物語 ホテル鬼怒川御苑

場所: 栃木県日光市藤原1-1
電話: 0288-77-1070
チェックイン:15時、アウト10時
アクセス: 日光宇都宮道路・今市ICより20分
      東武鬼怒川温泉駅より徒歩10分
部屋数: 201室
温泉: 男女別内湯各1・露天風呂各1
駐車場: 150台(無料)
アメニティ: タオル、バスタオル、ドライヤー、歯ブラシ、ひげそり、浴衣
設備: 全室バス・トイレ、テレビ、冷蔵庫、金庫(貴重品用)、ポット

【投稿時最終訪問 2019年7月】

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