夏の経ヶ岬ドライブ【人気観光地と山陰海岸ジオパーク】
京都府の経ヶ岬付近の海岸は「山陰海岸ジオパーク」と呼ばれ、荒々しくも美しい海岸が続きます。特に夏は海の青さと陸の緑のコントラストが美しい風景を織り成します。
山陰海岸ジオパークは、京都、兵庫、鳥取にまたがる海岸を中心に広がるジオパーク。
京都府の経ヶ岬から鳥取県の青谷海岸にかけて東西約120kmの海岸がジオパークに指定されています。今回、京都の丹後半島を1周する国道178号線のドライブに出かけました。鳴き砂で有名な「琴引浜」、船が直接家に入る「伊根の船屋」、日本三景の「天橋立」丹後半島1週は、有名な観光地を巡る旅でもあります。
荒々しい岸壁と夏の日本海の青さが美しい
この道を走った季節は夏。一番最初に訪れたのは鳴き砂で有名な琴引浜。美しい砂と透明な青い海を楽しんだ後、時計回りに国道178号線を走ります。ジオパークに指定されている経ヶ岬までは、美しい海の風景の連続で、ついつい車を停めてその風景に目を奪われます。
青く透き通った海。冬とは違い、夏の日本海はとても穏やかな表情をしています。鉛色と荒々しい白波のイメージの冬の日本海とは違い、夏の日本海はエメラルドグリーンの美しい色彩を放っています。
ジオパークの荒々く、独特の岩石が織り成す海岸線。その海岸線を包むように、優しく青く透明な水が湛えられています。付近の海水浴場にはキャンプ場も併設されている所が何か所かあります。独特の地形美は、透明な海の底まで続いてここでシュノーケルを楽しむ人も多いのです。
青い空、青い海とひとつながりになる緑の田。夏色を写しだした、とても美しい風景が、海岸沿いに続いています。
のどかな農村の風景を切り取り、海の上に浮かべると、なんとも美しい風景。海の青さと田の緑の深さが、まるで沖縄の島にいるような気にさせてくれます。
海を渡る風が優しく田を揺らし、海にさざ波をたてる。夏色が溶け合った風景には、ついつい車を停めてでも、立ち寄りたくなります。
先ほどの写真に、電柱柱も入れてみました。本来なら風景写真には不要の電柱も、ここではこの風景の中に、さらになんともいえないアクセントを加えてくれます。
いつまでもいたくなる風景。おそらく、1年で一番、この場所が美しくなる瞬間でしょう。
海の上から一気に立ち上がる山々。美しくも荒々しい山陰海岸ジオパークのなか、異色を放つ穏やかな風景。海と畑が織り成す夏色の風景は、まるで沖縄の離島のようにも見えたりします。
海と山と田が織り成す美しい山陰の夏の風景。日本海の夏はとても色彩鮮やかな印象的な風景なのです。景色を堪能したら再び車を走らせ、丹後半島の最先端の経ヶ岬を経由して伊根の舟屋にむかいます。
夏の山陰海岸ジオパークドライブの宿は夕日ヶ浦温泉がオススメ
京丹後の「夕日ヶ浦温泉」は夏には海水浴と美味しい海鮮、冬はカニが楽しめる、その名の通り海に沈む夕日が美しい温泉地。温泉街の中に海水浴場があり、チェックイン・チェックアウト後も車を預かってくれる宿もこの付近は多いので夏の子連れ旅行にはバッチリの場所です。