天橋立・笠松公園【股のぞき発祥の地】

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「天橋立笠松公園」は日本三景のひとつ、天橋立を北側から一望できる展望所。標高130mの山の中腹から見下ろす天橋立はその姿を全て眺めることができます。観光案内などに出てくる天橋立の最もメジャーな風景で、天橋立の有名な股のぞきもこの笠松公園が発祥の地と言われています。笠松公園には抜群の天橋立の眺望を楽しめるスカイデッキと宮津湾や日本海を一望しながら食事が楽しめるアマテラスという施設があり、ゆっくりとくつろぎながら日本を代表する絶景を堪能することができます。

ケーブルカーやリフトで向かう絶景の笠松公園

笠松公園ケーブルカー通り

駐車場からケーブル乗り場に向かう道には土産店が軒を連ねています。元伊勢大神宮に隣接しており、さながら参道のようにも思える風情ある通りです。

エサ祀公園ヶケーブルカー府中駅

笠松公園へのアクセスはケーブルカーかリフトになります。乗り場は一緒になっており左がリフト、右がケーブルカーです。ケーブルカーは4分、リフトは6分で笠松公園まで運んでくれます。チケットは共通になっているので、空いている方を選んだり登りと下りは別の乗り物といった具合に、天気や同行者にあわせて便利な方に乗りましょう。

笠松公園ケーブルカー府中駅

小さな子連れだったので今回はケーブルカーを利用します。駅舎から1両編成のケーブルカーに乗り込みます。

笠松公園ケーブルカー手動運転装置

ケーブルカーのプラットフォームにある昭和34年から平成6年まで使用されていた手動運転装置。今は使用されていませんが、レトロな雰囲気があふれ出しています。ケーブルカーの前に設置されておりフォトスポットとして人気です。

笠松公園ケーブルカー

ケーブルカーとリフトは山の中腹にある笠松公園まで一直線に伸びています。訪れた6月にはアジサイが美しく咲いていました。

笠松公園ケーブルカーと天橋立

天橋立を背に笠松公園に登るケーブルカー。最後尾に乗れれば、眼下に広がっていくその雄大な姿を大パノラマで楽しめます。

笠松公園リフトと天橋立

リフトはケーブルカーと違い開放感満点。必ずこの景色を座りながらにして眺めることができます。とはいえ、登りは体を後ろにねじらないと天橋立を見ることはできません。是非下りに利用したいです!

笠松公園から望む日本三景・天橋立の絶景

天橋立アマテラス

ケーブルカーを降りると、そこは天橋立アマテラスというレストランやカフェ、売店になっています。天の橋立の絶景を眺めながらゆっくりとすることができます。

笠松公園スカイデッキ

笠松公園に設けられた「スカイデッキ」。広いウッドデッキと透明な手すりは天橋立を展望する洒落た空間になっています。ここからの天橋立の眺めはまさに絶景です。

笠松公園スカイデッキ

ダイレクトに天橋立と笠松公園の高度感を味わうために設置されたガラス床のデッキ。空に突き出したデッキからの眺めは絶景と一体になったかのよう。ただし足元のガラス板は透明度が低いので恐怖感はイマイチです。

笠松公園と天橋立

空に突き出したスカイデッキと天橋立。デッキの先端から天橋立を眺めるのはもちろん、ここに立って天橋立と一緒に写ることができる絶景スポットです。

天橋立

『天橋立』は、『松島』、『宮島』と並ぶ日本三景の一つ。全長3.6km、幅は約20~170mの驚異的な大きさの砂州で、サイクリングや徒歩で渡ることができ、海水浴場もあります。天橋立全体は美しい松林に覆われていて、笠松公園から見下ろす眺めは、周囲の山々と相まって、とても神秘的です。

笠松公園からの天橋立

天橋立によってふたつに隔てられた宮津湾。どうやったらこのような地形ができるのか想像もできない不思議な眺めです。神話にあるように、天から橋が落ちてきたという説明がとてもじっくりときます。

天橋立を行き交う船

天橋立付近には遊覧船が多く行き来しています。時間があればこのあとに海の上から神秘的な姿を眺めてみるのもよさそうです。

押したらだめっ!これが有名な股のぞき!

笠松公園股のぞき

天橋立を見るときに行われる「股のぞき」はこの笠松公園が発祥の地で、明治時代から行われていたとされています。天橋立に背を向けて、腰を折り曲げて股の間から眺めると、天橋立がさながら天にかかる橋のように見えます。ちなみに笠松公園と反対側にある展望台「天橋立ビューランド」で股のぞきをすると、天橋立が龍が天に舞い上がっていくかのような形に見えると言われています。

天橋立股のぞき

近年すっかり別の意味で有名になってしまった股のぞき。実際は幼稚園児がひとりで股のぞきをしてもそう危ないとは感じませんでした。しかし、決して股のぞきをしている人を押してはいけません・・・

股のぞきで見る天橋立

股のぞきで見る天橋立。海と空が逆になり、確かに空に架かっている橋のように見えなくもありません。しかし実際に股の間逆さ向きにから眺めることで、遠近感が感じられなくなることで平面に見え、そのように脳が錯覚してもっとそれらしく見えるそうです。やはりこの場所で股のぞきをしないと感じられない神秘的な光景なのです。

冠島沓島遥拝所

股のぞきの側にある冠島沓島遥拝所。天橋立の北側、笠松公園の麓にある「元伊勢籠神社」の海の奥宮として神域になっている冠島・沓島を笠松公園から遥拝することができます。

笠松公園かわら投げ

遥拝所の隣にあるのがかわら投げ。フリスピー状の土の瓦を投げて輪っかの中をくぐらせると願いが叶います。

笠松公園からの宮津湾

天橋立の風景以外にも、奥まった宮津湾の美しい自然を眺めることができます。

アマテラスで楽しむ絶景と美味しいものの至極の時間

笠松公園アマテラス

傘松公園にはウッディで洒落た外観の「AmaTerrace」(アマテラス)があります。1Fは「AmaCafe」(アマカフェ)と、土産店になっています。

笠松公園レストラン・アマダイニング

AmaTerrace(アマテラス)の2階は、パノラマビュー・レストラン「AmaDining(アマダイニング)」。壁一面の窓からは眼下に天橋立の絶景を眺めながら、カフェメニュー食事が楽しめます。天橋立が見える席以外でも、大江山連峰から阿蘇海、宮津湾、若狭湾といった、すばらしい眺めが望める最高のロケーションです。

笠松公園展望テラス

ケーブルカーの駅2階には天橋立を眺めながら休憩ができるテラスになっています。

天橋立とかさぼう

笠松公園のマスコットキャラクターのか「かさぼう」。天に架かっていたとされる神話の時代の橋が倒れて天橋立となった際、その一部が崩れて妖精として生まれてこの場所に舞い降りたそうです。壮大なストーリーの割に見た目はゆるゆるです。

成相寺行きの登山バス

傘松公園にバス停があり、三柱の西国28番札所成相寺行きの登山バスが出ています。願いが叶うという意味のお寺で、雪舟の「天橋立図」にも描かれた五重塔などがあります。時間があればぜひ参拝しましょう。

■笠松公園すぐの宿

天橋立笠松公園

場所: 京都府宮津市大垣
電話: 0772-27-0032
営業時間: 3月~11月/9:00~18:00
12月~1月/9:00~17:00
2月/9:00~17:30
休業日: 無休
入園料: 大人往復680円・子供340円(ケーブルカー・リフト)
交通: 山陰近畿自動車道・与謝天橋立ICから約15分
駐車場: あり(ロープウェイ駅付近の有料駐車場を利用・1日700円)

【投稿時最終訪問 2015年6月】

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