海中道路【沖縄の青い海を渡る道】

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沖縄を旅行していると、どうしても走ってみたくなる場所。それは、碧い海にかかった長い橋。
沖縄のパンフレットや旅行本によく載っている風景。そこをドライブしてみたくて、沖縄の地図で、島々にかかる橋を探した。

青い海の上を一直線に伸びる海中道路

海中道路

そこで目についたのがここ。うるま市の『海中道路』だ。
与勝半島とその沖合いの宮城島を結んでいる、全長4.7kmの道路。海中道路という名前だが、実際には海の上を走る道。1971年に石油プラントの輸送のため、わずか33日で完成させたというからオドロキだ。
走り出すと、片側2車線の快適な道路。が、少し思い描いていたイメージと違う。

海中道路

海の上に長い橋が架かっているのではなく、海の浅瀬を埋め立て、その上を道路が走っている。そのため、車窓からすぐのところにエメラルドグリーンの海をダイレクトに感じることはできない。しかし、沖縄の青い海の上に挟まれた一直線の道路を車で走るのは、とても気持ちがいい。
碧い海を渡り、青い空を流れる風は、本当に青い色をしているようだ。車の窓を全開にし、風を体いっぱい感じてみたくなる。どこまでも続く海の上の道。風に誘われ、アクセルも全開にしたくなる。
しかし、その人の気持ちは危険。白と黒のツートンカラーの車が、赤いランプを転倒させて、風の誘惑に負けたドライバーを追いかけていた・・・
さて、橋の途中には、『海中道路ロードパーク』がある。多くの車が駐車できるようになっており、ウインドサーフィンなどのマリンスポーツを多くの人が楽しんでいる。「海の駅あやはし館」という、物産店やキャンプ場があり、トイレ・シャワーも完備されている。おいしい海鮮も頂くことができる。

道の駅あやはし館から海中道路と青い海を一望

海中道路と浜比嘉大橋

ここには道路を横断する陸橋がかけられており、海中道路を一望できる展望台ともなる。奥に見えるのは『浜比嘉大橋』
宮城島から浜比嘉島にかけられている。碧い海の上の橋を走りたいので、この後、浜比嘉大橋まで足をのばすことにする。

浜比嘉大橋の海

ロードパークから眺める海の中には、ゴツゴツした奇岩が転がっている。とても不思議な景色だ。
沖縄本島は石灰岩の地層が多い島だ。島のあちこちに鍾乳洞や海中洞窟がある。そのため、海の中に、このような奇岩が転がっている景色をよく見かける。
海の景色を十分に楽しんだ後、再び海の中の道を、宮城島に向かって走り出した。夏の日差しに照らされた碧い海と青い空の間に、溶け込みそうになる感覚にとらわれながら・・・

海中道路

場所:沖縄県うるま市

通行料:無料

交通:那覇市中心より車で約1時間

駐車場:200台(海中道路ロードパーク)

【投稿時最終訪問 2006年10月】

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