冬の札幌市天文台

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日本有数の繁華街のひとつに数えられる北海道すすきの。その南端に位置する中島公園に古い歴史をもつ札幌市天文台があります。自然豊かな公園の中とはいえ、大都会のほぼ中心にある珍しい天文台です。

雪の中でも通常営業の天文台

札幌市天文台

雪に埋もれた冬の間も、天文台は何もなかったかのようにオープンしています。開館時間になるとドームを開けて、観測準備を開始。ドームの開閉は手動のようです。

札幌市天文台

札幌天文台の歴史は古く60年以上前に建てられた施設だそうです。雪に埋もれ、近くに高いマンションに囲まれて今も天体を観測しています。

無料で気軽に見学できるフレンドリーな天文台

札幌市天文台

アクセスが良い上に小さな建物。しかも無料なので、気軽に立ち寄りやすい天文台です。入口は空いていて、自由に中に入れるようになっています。

札幌市天文台

中には立派な20cm口径のレンズを持つF12屈折望遠鏡が設置されています。望遠鏡は太陽を観測しており、のぞくと太陽の様子を見ることができます。

札幌市天文台

この天文台ができた当時は星の観察も可能だったそうですが、新日本三大夜景のひとつに選ばれた大都市札幌のど真ん中では、さすがに北海道といえども星の観察はもう難しいそうです。現在は太陽と月の観察を主に行っているそうです。

札幌市天文台

時々はらはらと舞う天気雪がドームの中に入ってきますが、それくらいだと観測は問題ないそうです。ただし、天気が悪い時はドームを閉め、学芸員による説明会などが行われます。この日は残念ながら上空に雪が舞っているため、太陽ははらはらと舞う雪に遮られて、これだけ空が明るいのに上手く見えませんでした。

札幌市天文台

観測室の壁には様々なパネルが展示されています。その内容は多岐にわたり、見ているだけでも面白いです。

札幌市天文台

学芸員の方が、丁寧に面白く太陽や月について説明してくれます。パソコンを操作して、モニターに様々なスライドショーを映し出して分かりやすく解説してくれます。

札幌市天文台

いろいろと小話も入っていて、親切でとても楽しい説明会。特に実施時間が決まっているでもなく、訪問者があれば随時実施しているようです。少し見学のつもりが、がっつり説明に聞き入ってしまいました。質問にも色々答えて頂けます。
雪の中島公園の散策に、天体に思いを馳せられる楽しい時間が過ごせました。

札幌の観光・宿泊情報

札幌市内にはたくさんの見どころがあります。また、札幌ラーメンや新鮮な海鮮など、北海道ならではのお店が目白押しです。札幌市内ではシティホテルに宿泊がオススメ。夕食は美味しいお店に訪問して、すすきのや藻岩山展望台からの夜景など、夜の札幌ライフを楽しむのも旅の醍醐味です。

【じゃらん】札幌中心・ススキノのホテル情報

札幌市天文台

住所: 札幌市中央区中島公園1-17
電話: 011-511-9624
料金: 無料
期間: 通年営業
時間: 10:00~12:00、14:00~16:00
   (特定日に夜間公開あり)
休み: 月曜日、火曜午後、祝翌日、年末年始
交通: 地下鉄南北線「中島公園駅」下車5分
   札幌市電「中島公園通」下車徒歩3分
駐車場:なし

【投稿時最終訪問 2018年3月】

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