富良野プリンスホテル【リーズナブルに宿泊できる人気ホテル】
北海道を代表する観光地である「富良野・美瑛」。美しい丘陵地帯が広がり至る所に絶景が点在し、北の国からをはじめとする数多くの作品の舞台になった場所だ。できれば滞在してその美しい風景でゆっくりしたい。
美瑛にはペンションやプチホテルを中心とした地元密着の宿、富良野には大規模なホテルが多く、好みに合わせて宿を選びたい所。今回は富良野にある「富良野プリンスホテル」に宿をとった。この時の宿泊は「じゃらん」で1泊3900円(素泊まり)であり、有名ブランドのホテルながら比較的リーズナブルに宿泊できるオススメのホテルだ。
夏は芝生の庭がとにかく美しい「富良野プリンスホテル」
「富良野プリンスホテル」の外観。富良野市街地から少し離れた場所にあり、白樺の林、芝生に包まれた、とても気持ちの良いロケーションにある。すぐ近くには、スキー場のゲレンデ。冬はスキー、夏は「北の国から」「優しい時間」「風のガーデン」といった人気テレビドラマのロケ地めぐりが楽しめるロケーション。
建物はやや古く、年代を感じさせられるが、ロケーションや雰囲気はとても趣があり、素敵だ。そして、車で5分ほど離れた所には「新」富良野プリンスホテルがあり、その敷地内には「優しい時間」や「風のガーデン」のロケセットが保存・公開されている。「新」のほうが建物も近代的で、多くのバスツアーの団体客を受け入れている。しかし、このプリンスホテルはとても静か。観光バスの宿泊もなく、落ち着いたステイを楽しむなら、こちらのホテルのほうが良い。そのため旧ホテルは安く宿泊ができるようだ。
落ち着いた滞在が楽しめる「富良野プリンスホテル」
ホテルの受付。プリンスホテルの受付にしてはとてもシンプルで小さい。施設も古く、エレベーターはつい写真を撮りたくなるほどの年代物。それでも不便さはなく、懐かしさ、レトロさを感じる程度。
車寄せに車を寄せると、係がすぐに駆けつけて対応をしてくれるなど、サービスはとても良い。小さな子供にもいろいろ気を使ってくれる素敵な対応だった。
客室の様子。廊下などの共用施設に比べ、リフォームされた様子できれい。「プリンスホテル」だけあって、アメニティや調度品も、普通のホテルに比べると良いものを使っている。細かい話だが、トイレットペーパーもダブルで柔らかくて、好感が持てた。室内にはポット、ドライヤー、空の冷蔵庫、金庫(セーフティーボックス)の備え付けがある。
宿泊した部屋はツインだが、クローゼットはなく、結構狭かった。テーブルも小さく、室内での快適なステイは望めない。造りが古いこともあり、隣の客室の声が何となく聞こえるのも少し難あり。
ただ、見どころ満載の富良野にいて、睡眠以外で室内に長時間留まる事もないのでそんなに気にならない。開放的な窓からの眺めは素敵で、朝などはとても気持ちが良い。
ホテル内には大浴場がある。内風呂の湯船ひとつだけだが、ジェットバスが2基設置されている。洗い場も仕切りがあり、シャワーなどの出も良く、とても使いやすい。北海道らしく、やや温度が高めに設定されていて、しっかりと暖まる。
湯は温泉ではないが、湯はとても気持ちよく、よくある塩素臭は一切しない。言ってみれば、富良野の天然水を使った湯といったところか。浴槽の縁も緩やかな傾斜になっていて、少しもたれかかるように腰を下ろせるので、とてもリラックスできた。
更衣室には鍵つきのロッカーがなく、浴室入口の暗唱番号式のセーフティーボックスを利用する形式。
客室の窓からは、富良野岳・十勝岳の雄姿と、富良野市街地を見下ろせる。すぐ足元には気持ちの良いホテルの芝生広場と白樺の森。とても気持ち良いロケーションで、今回の子連れ北海道旅行、気持ちの良いスタートを切ることができた。
富良野プリンスホテル
住所: 北海道富良野市北の峰町18-6
電話: 0167-23-4111
交通: JR富良野駅から車で約10分
客室数: 112室
設備: ソープ、シャンプー、リンス、ハミガキ、カミソリ、ドライヤー
バスタオル、フェイスタオル、スリッパ、日本茶セット
テレビ、冷暖房、冷蔵庫（空）、電気ポット、ユニットバス、
洗浄便座付トイレ、ハンガー
駐車場: 100台(無料)
【投稿時最終訪問 2011年9月】
