舞子海上プロムナード【海峡の上を歩ける神戸の絶景スポット】

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舞子海上プロムナード

淡路島と神戸を結ぶ世界最長の吊り橋である「明石海峡大橋」神戸側の舞子公園では、その橋の真下から淡路島に続く姿を望むことができる対岸の淡路島まで近そうに見えるが、橋の全長は約4km。橋があまりにも巨大なため、淡路島までの距離がとても近く感じられる。そんな長大な明石海峡大橋を下から見上げるだけでなく、実際に歩いて楽しむ事ができる施設がある。それが「舞子海上プロムナード」だ。

明石海峡大橋を支える巨大な土台がプロムナードの入口

舞子海上プロムナード

舞子海上プロムナードの入口。明石海峡大橋を支えるアンカレイジの1階部分にその内部に入る自動ドアが設けられている。

明石海峡大橋アンカーブロック

巨大アンカーブロック上には鋼鉄の塊のような橋が覆いかぶさる。4kmにもわたる鋼鉄の橋はここから淡路島まで続いている。橋の下、複雑に組み合わさった鉄柱には、足元がメッシュになった保守用の通路。この通路もずっと橋の下を淡路島まで続いている。

舞子海上プロムナード

舞子海上プロムナードのエントランス。鉄とコンクリートの外観とは異なり、洒落た感じがする空間。ここからエレベーターに乗り、はるか頭上に覆いかぶさる橋の下まで上昇する。

エレベーターを降りると海の上の橋の真下!

舞子海上プロムナード

エレベーターを降りるとそこは橋の真下。46mの高さの散歩道が海の上へと続いている。

舞子海上プロムナード

舞子海上プロムナードの通路。足元はメッシュになっていないが、風の影響を受けないように通路の壁は鉄網になっている。潮風を伴った海が広がる風景がダイレクトに楽しめる。

舞子海上プロムナード

金網から真下を覗いてみる。管理用の通路と分厚い鋼鉄の骨組みのはるか下には海が広がっている。ずっと向こうまで続いている黒いパイプは水道管。淡路島へ神戸から水をこの橋を使って運んでいるそうだ。

海の上からの眺めがすごい展望ラウンジ

舞子海上プロムナード展望ラウンジ

遊歩道の先には展望ラウンジがある。壁とガラスに囲まれた室内で、海上の散策の途中に休憩やゆっくりと展望を楽しめる場所になっている。

舞子海上プロムナード展望ラウンジ

展望ラウンジの壁は一面のガラス窓になっている。西側、明石市方面の眺めが楽しめる。一面の青い海に広がる市街地。澄んだ空気の日なら、播磨灘に浮かぶ瀬戸内の島々の姿も楽しめそうだ。

舞子海上プロムナード展望ラウンジ

今度は東側、神戸市側の眺め。海水浴場である「アジュール舞子」やマリンピア神戸アウトレットを望む事ができる。神戸市の西の端に広がる、マリンリゾート。大都会のイメージがあるハーバーランドなどとは違い、松林や砂浜など自然を楽しめる神戸のもうひとつの海辺の顔だ。

舞子海上プロムナードから見下ろす舞子公園

橋のすぐ真下には「舞子公園」芝生広場や松林、公園内や隣接して3つもリゾートホテルがある。岸壁ではランニングや釣りを楽しむ人。夏場には海水浴客で賑わう。また、大正時代に建てられた日本最古のコンクリートブロック造建造物「移情閣」(青い六角の塔)や明治時代の洋館である「旧武藤山治邸」など、複数の歴史的建造物が公園内に移設され保存されている。

舞子海上プロムナードから望む明石市

再度西側、明石市方面を遠望する。市街地の中に頭を出す塔のような建物は「明石市立天文科学館」明石市は日本の標準時の基準となる135度子午線が通っており、その真下に建つ施設。日本の時間がこの地点の時間で決められているという巨大な標識でもある。

舞子海上プロムナード展望ラウンジ

展望ラウンジには海上レストラン「舞子Toms cafe」がある。明石焼きはもちろん、タコピラフやタコカレー、タコオムライスやたこめし丼など、明石海峡の特産品であるタコを使ったメニューを楽しむ事ができる。明石側の青い海が煌く風景を海面のはるか上で眺めながら楽しむ食事はまた格別。

海の上にかかる47mの高さを空中散歩

舞子海上プロムナード

展望テラスの奥にはさらに遊歩道が続いている。この先が「舞子海上プロムナード」のメインとなる場所だ。

舞子海上プロムナードガラス床

地上や海面から高いところにある施設には必ずあると言っても良いガラス床。ここ舞子プロムナードにも、きちんと準備されており、施設のメインともいえる場所だ。通路一面をガラス床にする大胆さ。すぐ足元にあるはずの橋の骨格からでもかなりの高度感を味わえる。海上からは47mの高さ。なかなかスリリングでどうしても渡れない人が多かったのだろうか。空中を渡るための「丸太橋」がガラスの上に渡されている。

舞子海上プロムナードガラス床

さて、僕は煙と同類の人間なので、高いところは平気な方です。こういう所に乗ってみても、感じる事は怖いより楽しいです。丸太橋の上なんて乗りません、勿体ない。

舞子海上プロムナードガラス床

4歳の娘もさっそくチャレンジ。恐る恐る手をつないで、海上47mの空中を歩いてみる。

舞子海上プロムナード

遊歩道の終着は広場になっている。周囲は金網しかなく、海上はるか上、海峡を渡る潮風を感じられる。ベンチもありゆっくりとくつろぐこともできるが、頭上を走る車の音があるので、やや騒々しい。

舞子海上プロムナード

展望広場より淡路島方面を望む。遊歩道は150mほどで終わるが、橋は延々と4000m先の淡路島まで続いている。橋桁の下、同じように淡路島に向かって伸びているのは管理用通路。この通路も淡路島まで続いており、管理用車両が通行する事も出来る。この管理用通路を歩いて淡路島に渡るイベントも年に2回行われている。足元がメッシュになった通路は、先ほどのガラス床以上のの高度感を味わえる。歩いて神戸から淡路島に渡り、明石海峡大橋の裏側や海の上からの絶景を楽しめる充実のイベントだ。

■歩いて淡路島に渡ろう「明石海峡大橋ウォーク」

舞子海上プロムナードガラス床

展望広場にも小さなガラス床がある。こちらは橋の端に設けられているので、ダイレクトに海面の様子を楽しめる。このガラス窓は通路一面ではないので、上を通る必要はない。

舞子海上プロムナード

展望広場までは一方通行。帰りは明石側の通路で展望テラスまで戻る。こちら側にはガラス床は設けられておらず、通常の通路。どうしてもガラス床が渡れない方は、こちら側の通路から展望広場に行く方法もある。

海上散歩のあとは、舞子公園の散策も楽しもう

舞子公園

舞子海上プロムナードを楽しんだ後は、エントランスを出て西側に向かう。そこには広場があり、美しい海を楽しみながらくつろぐ事ができる。歩いて5分ほどの所にスーパーやコンビニがあるので、お弁当を買ってきてここで食べるのも気持ちが良い。

橋の科学館

舞子海上プロムナードのすぐ横には「橋の科学館」がある。明石海峡大橋の科学的な紹介や建設の様子などが紹介されている。今歩いてきた橋をより詳しく知りたいなら、是非とも立ち寄りたい施設だ。(入館料 大人310円 小・中学生150円)

■明石海峡大橋の秘密や建設秘話を学べる「橋の科学館」

ティオ舞子

アンカレイジから神戸に向けて走る道路。明石海峡大橋を渡り終わった車はすぐに神戸の丘陵地帯の地下にトンネルでもぐりこみ、市街地を外れた場所のインターから本州各方面に向けて高速道路を乗り継いでいく。写真左にある高層マンションは26階建ての「Tio舞子」直下にJR舞子駅と商業施設を持っており、リゾートマンションながら三宮や大阪への通勤も可能になっている。少し前に「倍返し」で人気を博した「半沢直樹」で、宇梶さんと壇蜜が隠れ住んでいた舞子のマンションとして、そのままドラマにも登場している。手軽に楽しめる、海の上の空中散歩。舞子公園に来たのなら、是非立ち寄りたいスポットだ。

舞子の観光と宿泊情報

舞子駅前にある舞子公園は、淡路島にかかる明石海峡大橋を真下から望む気持ちの良い公園。「舞子海上プロムナード」や「橋の科学館」などの明石海峡大橋を楽しむ観光施設や、「孫文記念館」をはじめとする歴史あるが建ち並び、海の美しさと歴史を感じる神戸らしいスポットです。付近には「舞子ビラ」などのホテルがあり、美しい風景を上質な空間で楽しめる神戸のマリンリゾートを楽しむめる宿泊地です。

舞子海上プロムナード

場所: 神戸市垂水区東舞子町2051
電話: 078-785-5090
営業時間: 9:30~18:00 G.W./夏休みは19:00まで
休業日: 毎月第2月曜日(祝日の場合は翌日)
    12月29日~12月31日
交通: JR舞子駅より徒歩5分
料金: 大人310円(平日250円)、高校生・シニア150円(平日120円)
   中学生以下無料
駐車場: 210台 (1時間210円)

【投稿時最終訪問 2014年5月】

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