霧ヶ峰自然保護センター【気軽に立ち寄れるビジターセンター】

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信州の観光スポット・避暑地として人気の「霧ヶ峰」八ヶ岳の西側に位置し、1925mの車山を主峰とした一面の草原の高原だ。冬はスキー客で賑わうウインタースポーツのメッカでもある。そんな霧ヶ峰の自然を紹介する施設が「霧ヶ峰自然保護センター」だ。

霧ヶ峰ドライブで立ち寄りたい色々な施設が集まる「霧ヶ峰インターチェンジ」

霧ヶ峰インターチェンジ

「霧ヶ峰自然保護センター」はビーナスライン沿いでも多くの商業施設が集まる霧ヶ峰インターチェンジに所在する。霧ヶ峰インターチェンジには木々がまったくなく、雲の上の草原に駐車場やドライブインが広がる。高原ドライブの休憩にはもってこいの施設。ここから諏訪湖に県道40号線で下ることもできる。全線2車線の道路でカーブは多いが走りやすい。

霧ヶ峰乗馬

霧ヶ峰インターチェンジには乗馬ができる施設もある。どこまでも続く草原の中、馬に揺られるのもとても良い体験だ。

霧の駅

霧ヶ峰インターチェンジには「霧の駅」や「霧ヶ峰ビーナス」といったレストランや土産店がある。かなり規模が大きいので、旅の土産はここで求めるがよさそうだ。信州の牛乳をふんだんに使ったソフトクリームもとても美味しく、テラス席で大自然の風景と一緒に楽しむ事ができる。

霧ヶ峰の自然や歴史を楽しめる「霧ヶ峰自然保護センター」

霧ヶ峰自然保護センター

霧ヶ峰インターチェンジの隅、賑わいから少しだけ離れた所に霧ヶ峰自然保護センターがある。石壁の建物はいかにも高原のナチュラルな施設といった感じで、雰囲気も良い。

霧ヶ峰自然保護センター

館内では霧ヶ峰の自然や生物について展示されている。丁寧に作られた資料は見応えがあり、しっかりと霧ヶ峰について知ることができる。霧ヶ峰には何回か来たことがあったが、霧ヶ峰の姿は本来の姿ではない事を知る。実は霧ヶ峰は家畜のための草を育てるために、人間が木を切り倒し、火入れを続けた結果生まれた風景。江戸時代から続いていた営みは、それが美しい自然風景として定着している。しかし、最近では草の需要がなくなったため、森林がその面積を広げ、霧ヶ峰の草原を飲み込んでいるらしい。霧ヶ峰の草原は人間の手が入っていて、人間の手から離れると同時に森が広がり、この稀有な風景がなくなっていく。普通の自然破壊とは逆のプロセスになんとも奇妙な感じを覚えてしまった。

霧ヶ峰自然保護センター

4歳児の娘を連れて入館したが、さすがに娘は面白くなさそうだ。しかし、そんな子供のためか、昔ながらの畳とちゃぶ台が展示室の一画に配されており、塗り絵遊びができるようにクレヨンなどの道具もそろえられている。お父さんがじっくり展示を楽しんでいる間、娘は塗り絵に夢中になり、待っていてくれた。

霧ヶ峰自然保護センター

諏訪湖と霧ヶ峰の模型。山や谷の様子がはっきりとわかり、諏訪湖から霧ヶ峰付近の地形もとてもわかりやすい。色んな角度から眺めていると、まるで取りになったかのように霧ヶ峰の俯瞰を楽しめる。さほど大きな施設ではなかったが、並々ならぬ霧ヶ峰への愛情をその企画や取り組みで感じる事ができた。何よりも入館無料で気軽に見学できることが嬉しい。霧ヶ峰に来たら、ドライブの途中、トレッキングの前に、休憩がてら見学をして、霧ヶ峰の自然に対する理解を深めたい。

霧ヶ峰の観光・宿泊情報

冬はスキーで賑わう霧ヶ峰・白樺湖ですが、夏場の滞在客は少なく、リーズナブルな宿が多いため、宿泊にはもってこいのエリアです。ペンションやオーベルジュが多い車山エリア、温泉ホテルが中心の白樺湖と、宿のタイプも豊富にあります。夏でも涼しい高原で、リゾート気分満点ののんびりとした滞在が楽しむことができます。

霧ヶ峰自然保護センター

場所: 長野県諏訪市四賀霧ヶ峰7718-9
電話: 0266-53-6456
営業時間: 9:00~17:00
休館日: 水曜日(祝日の場合は木曜日)
料金: 無料
駐車場: 普通車80台(ドライブインの駐車場を利用)
アクセス: 中央自動車道・諏訪ICより約40分
     
【投稿時最終訪問 2013年9月】

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