ゲイロード・マリンピア神戸店【海を眺めながら本格カレー】
淡路島を間近に望む神戸市垂水区。淡路島への長大な明石海峡大橋が架かる舞子から垂水にかけての海岸線はビーチや公園、マリーナが続いており、海沿いのリゾート地となっています。そんなリゾート地のマリーナに隣接したショッピング施設が「マリンピア神戸」。国内13か所ある三井アウトレットパークのひとつで、対岸の淡路島はもちろん、四国からも多くの人が買い物に訪れます。実はマリンピアは比較的他のアウトレットモールに比べレストランが充実しており、多くの店はマリーナに面したオーシャンビューで食事が楽しめる好ロケーション。にもかかわらず、レストランの利用者は少な目。地元に住んでいるとここにわざわざ食べに出かけるくらい、穴場の食事スポットになのです。
マリンピア神戸で味わう本格カレー
マリンピアのレストランにはイタリアン、洋食、カフェに寿司。和食、ファーストフードなど各種ジャンルがあり充実しています。その中でもオススメのお店のひとつが「ゲイロード」。ゲイロードは昭和48年に神戸三宮にオープンした本格インドレストランの老舗。マリンピア神戸には初めての支店の出店です。スタッフもシェフも全員インド人で、こだわりのインド料理を楽しませてくれます。
マリンピアは建物のひとつがレストラン棟となっています。数あるレストラン、どこにしようかと迷うところですが、レストラン探し中に一際目を引かれるのが、このゲイロードのオープンキッチン。通路から窓越しにインド人のシェフが手際よくナンをこねて焼いたり、タンドリーチキンを作っているパフォーマンスを見ることができます。しかもシェフは見ている人には笑顔、小さな子供がいれば手を振ってくれるなど、とってもフレンドリー。鮮やかな手つきで作られていく料理は、見ているだけでもその味を確かめてみたくなります。
落ち着いた雰囲気と海を眺められる店内
お店に入ろうとすると、必ずインド人のマネージャー格のスーツを着たスタッフが「いらっしゃませ」とややたどたどしい日本語ではありますが、笑顔で挨拶をし、出迎えてくれます。ゲイロードの店内はとても上品な雰囲気。アジアンテイストの内装、テーブル同士の間隔も広く、落ち着いて食事を楽しむことができます。スタッフのインド人も上手に日本語は話せ、メニューの説明も丁寧にしてもらえるのでとっても好感が持てます。そして何より驚いたことは、カレーのお店によくある店内に充満するきついカレーの香りが殆どありません。カレー店に入ったら、服に匂いが・・・という心配もほとんどなく、本格的なカレーを楽しめます。
マリンピア神戸のレストラン棟の最大の魅力が、各店の一番奥の窓際の席。マリーナと明石海峡大橋、そして淡路島を一望できる最高のシーサイドビューを楽しめます。特にゲイロードの窓際席は数が多く、食事の時間を少し外すだけで、着席できる可能性がほかのレストランに比べて非常に高いのです。窓から見える風景は、アウトレットの建物のデザインもあり、まるで地中海。本格カレーをヨーロッパを思わせる風景でいただけます。夜はライトアップされた明石海峡大橋を望む夜景スポットに大変身。特にオススメは夜7時。時報とともに、明石海峡大橋が七色に輝き、1日で一番美しい姿に輝きます。明石海峡大橋が七色に輝く時間は10分ほど。できれば夕方6時半前には入店して窓際席をゲットし、食事が終わりドリンクでくつろいでいるときに、7時の七色ライトアップをゆっくりと楽しみたいですね。
ゲイロードの本格カレー料理の数々
ゲイロードは、北インドの宮廷料理として知られるタンドリー料理がメインのお店なので、ややお高めのセットメニューが中心になります。とはいえ、ランチもディナーも1000円台のセットも多数あるので安心。セットをオーダーするとまずはスープから。スープは普段のレストランではあまり飲んだことがないながらも、とっても美味しく、メイン料理がとっても楽しみになります。スープの種類も日によって違いますが、この色のスープが出てきたときは「当たり」ですよ。
蛇足になりますが、テーブルの下にカレーのように激しく情熱的にメニュー紹介が挟まれているのはやや文化の違いでしょうか。店の雰囲気とは違い、テーブルの上だけは落ち着いていませんが、ついつい気が付くと他のメニューがどんなものがあるのか一生懸命読んでしまっていることに気づきます。
タンドリーチキン、ナン、カレーがゲイロードの誇るメイン料理。特にタンドリーチキンは、スパイスとヨーグルトで漬け込んだ丹波地鶏を円筒形の土窯で炭火を使い焼き上げた本格料理。スパイスの辛みと炭火の香ばしさが絶妙なバランスでしみ込んだ鶏肉はとにかく美味しく、なかなか他のお店では滅多に味わるものではありません。
インド人シェフが生地を伸ばし、ピザのようにクルクルと回して形を整え、窯に貼り付けて焼き上がったばかりのアツアツの本格ナンがテーブルに運ばれてきます。表面はパリパリとしながらも適度な弾力があり、しっとりとして柔らかく、そしてカレーやタンドリーチキンのスパイシーな味わいをしっかりと受け止めてくれます。それでいながら、プレーンで食べてもほんのりとした味わいと食感を楽しめる上質な本格的ナンはおかわり自由。お願いすればスタッフが出来立てのものをすぐに持ってきてくれます。おかわりはできませんが、チーズナンという派生メニューもあり。チーズの味わいでとにかく香ばしく濃厚な味わいになったナンは病みつきになります。
インド料理といえばやはりカレー。ゲイロードはマサラカレーといわれる、香辛料をふんだんに使用したスパイシーなカレー。ゲイロードのカレーは35種類ものスパイスを使用したカレーは深い味わいで、食がとっても進みます。さらには常時35種類のカレーの種類も用意されており、自分好みのカレーを探す楽しみも。セットのカレーも何種類の中から自分好みのものを選ぶことができます。カレーは味わい深く、それでいて辛すぎず、日本人の口によくあうように調整されています。
食後のドリンクはコーヒーはもちろん、インド料理らしくチャイも可能。インディアンコーヒーではありませんが、コーヒーは普段飲むものとは違う味わいで、香ばしく酸味の少ない独特の風味を楽しめます。
ショッピングや明石海峡の雄大な風景を楽しんだあと、本格的なインド料理をゆっくりと楽しめるゲイロード垂水店。三宮の本店とは違い、ショッピングリゾートがてら車でも電車でも気軽に訪れる事ができます。マリンピアは国道2号線、垂水駅からすぐのところにあるので、お出かけの途中によって、美味しい食事だけでも十分に楽しめるお店です。
マリンピア神戸には明石海峡を望む絶景レストランがいっぱい!
■LOCHE MARKET STORE 【地中海ロケーションの人気イタリアン】
■神戸洋食屋どれみ軒【落ち着いたカジュアルなこだわり洋食店】
マリンピア神戸の観光・宿泊情報
神戸での宿泊は、ハーバーエリアの夜景が楽しめるホテルや上質な有馬温泉が人気。淡路島を対岸に眺める須磨・垂水は、その風光明媚な風景を愛した外国人が多く住んだ場所で、海沿いや小高い丘の上にはリゾートホテルがいくつもあります。美しい風景を上質な空間で楽しめる神戸のマリンリゾートを楽しむなら、須磨・舞子のホテルがお勧めです。
神戸ゲイロード 垂水店
住所:兵庫県神戸市垂水区海岸通12-2 マリンピア神戸
電話: 078-708-4359
時間: ランチ 11:00~15:00
ディナー17:00~22:00(ラストオーダー21:00 )
席数: 86席
定休日:なし (マリンピア神戸に準ずる)
駐車場: 2500台(平日/食事後無料、土日1時間200円、1店舗で3000円以上購入で1時間無料、2時間まで)
アクセス: 第二神明道路名谷ICより車で約10分
神戸淡路鳴門自動車道布施畑ICより車で約20分
(垂水漁港前で一時停止違反の取り締まりが常態化のため注意要)
JR・山陽電鉄垂水駅より徒歩10分
メニュー: ランチセット1100~2500円、ディナーセット1600~3800円
タンドリーチキン834円、チキンティッカ834円、シシカバブ834円 、ラムカバブ834円、フィッシュティッカ834円プロンタンドリー834円、
サモサ463円、チキンチャート834円、ライタ741円
コブラビール556円、グラスワイン371円、ラッシー463円
プロンタンドリー834円
サモサ463円、チキンチャート834円、ライタ741円
コブラビール556円、グラスワイン371円、ラッシー463円
(一例)
【投稿時最終訪問 2016年11月】